葵祭の無事祈り下鴨神社で勇壮な「流鏑馬」

葵祭の無事祈り下鴨神社で勇壮な「流鏑馬」

京都市左京区の世界遺産、下鴨神社で5月3日、京都三大祭の一つ、5月15日開かれる「葵祭」の無事を祈って、勇壮な「流鏑馬(やぶさめ)」の神事が行われた。
境内の「糺の森(ただすのもり)」に設けられたおよそ400mの”馬場”には、100mおきに3つの的が置かれている。そこに武士の装束に身を包んだ”射手”が登場。勢いよく駆け抜ける馬の上で、バランスを取りながら矢を放ち、次々と的を射抜いていく。的を射抜くと「カーン」と乾いた音が立つ。そのたびに訪れた人たちは歓声を上げ拍手を送っていた。

古代「難波宮」の石組み水路を特別公開

古代「難波宮」の石組み水路を特別公開

飛鳥時代の宮殿「難波宮」にあった巨大な石組みの水路の見学会が5月3日、大阪市中央区の大阪歴史博物館で行われた。
難波宮跡にある同博物館の地下6mのところに保存されている水路は、幅6m、深さ1mほどの巨大なもの。この古代の水路は、湧き水を難波宮の外に流す目的でつくられたと考えられている。
クレーンがない時代にどのようにしてこれらの大きな石を運んだのか?見学に訪れた人たちは、普段は一般公開されていない、1300年余り前の古代の土木技術に見入っていた。

安土城の史料280点集めた展示会 滋賀・近江八幡市で

安土城の史料280点集めた展示会 滋賀・近江八幡市で

天下統一を目前にした織田信長が築いた”幻の城”安土城に関係する史料およそ280点を集めた展示会が、城跡がある滋賀県近江八幡市の県立安土城考古博物館で開かれている。6月9日まで。
2020年、明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が放送されるのを前に、同ドラマに登場する安土城について、多くの人に知ってもらおうというもので、築城の状況が分かる貴重な史料として国宝に指定されている書状など、城に関する史料をできる限り集めたとしている。
安土城は信長が「本能寺の変」で明智光秀に討たれた後、焼失。豪華絢爛で、異例の構造だったと伝わるが、その詳細や全体像はほとんど分かっていない。

「命のビザ」杉原千畝の功績称えイスラエルで記念式典

「命のビザ」杉原千畝の功績称えイスラエルで記念式典

イスラエル中部の中高一貫の公立学校で5月2日、第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害から大勢のユダヤ人を救った日本の外交官、杉原千畝の功績をたたえ、より理解を深めようと記念式典が開かれた。
第二次世界大戦中、リトアニア駐在の外交官だった杉原は、人道的な立場から本国の指示を無視して、ナチス・ドイツの迫害から逃れるユダヤ人のためにビザを発給し続け、およそ6,000人の命を救ったとされている。
5月2日は、イスラエルではナチス・ドイツによるユダヤ人の大虐殺、ホロコーストの犠牲者を追悼する日にあたる。

秋篠宮さま「皇嗣」に 政府が内閣告示

秋篠宮さま「皇嗣」に 政府が内閣告示

政府は5月1日の臨時閣議で、皇位継承を国民に知らせる内閣告示を決定した。天皇陛下の即位に伴い、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣」に就かれた。2位は秋篠宮さまの長男、悠仁(ひさひと)さま、3位は上皇の弟の常陸宮さまとなった。
皇嗣の秋篠宮さまの待遇は皇太子と同等に拡充され、紀子さまとともに担われる公務も大幅に増え、負担も重くなる。

堺では江戸時代も盛んに鉄砲生産 古文書で判明

堺では江戸時代も盛んに鉄砲生産 古文書で判明

大阪府堺市と関西大学の分析によると、徳川政権が確立した江戸時代でも、堺では盛んに鉄砲が生産されていたことを示す古文書が見つかった。これは堺市の、かつての鉄砲鍛冶の屋敷、井上関右衛門家から5年前に見つかった、およそ2万点の古文書の分析の結果、判明したもの。
井上家は江戸時代を通じて鉄砲生産に関わっていたとされ、代金の決済などが記された「萬覚帳」からは、1866年の売り上げが現在に金額でおよそ3億円もあったことが分かった。このほか、当時の注文票や鉄砲の設計図などから、全国各地の大名から注文を受けて鉄砲を盛んに生産していたことが分かるという。
天下統一を目指した織田信長や、これを継承した豊臣秀吉が戦乱を収める最大の武器の生産基地として、堺の商人らをを重用したことは知られているが、大きな戦乱がなくなったはずの江戸期になっても、堺で鉄砲生産がこれほど盛んに行われていたことはほとんど知られていなかった。それだけに専門家らは、日本の鉄砲の歴史を書き換える貴重な史料だとしている。