奈良・纏向遺跡の「建物群は3棟」従来見解を修正
奈良県桜井市纏向学研究センターは2月1日、邪馬台国の有力候補地とされる同市の纏向(まきむく)遺跡の、方位や中心軸を揃えて建ち並んでいたと考えられていた3世紀前半の建物群4棟のうち、1棟について「存在しない」と従来の見解を修正した。35年前の発掘で柱穴5つが見つかった建物群の西端の1棟について、調査区域を広げて発掘したが、想定した場所で建物の痕跡が見つからなかったという。
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新宿で4000年前の縄文時代の人骨11体分発見
後白河法皇の側近・俊寛の自筆書状を初確認
後白河法皇の側近・俊寛の自筆書状を初確認
京都・陽明文庫が所蔵する公家の日記「兵範記(ひょうはんき)」(重要文化財)の紙背文書(しはいもんじょ)から、平安時代末期の僧、俊寛の手紙が見つかった。俊寛の自筆書状が確認されたのは初めて。俊寛は後白河法皇の側近で、平家打倒の陰謀を企てた鹿ケ谷事件(1177年)に加わって事前に発覚、鬼界島に流罪となった僧で、平家物語に登場、能や歌舞伎の演目としても有名。書状は船木荘という荘園からの上申書に関して「兵範記」の筆者、平信範宛てに判断を求める内容。「法師快□」(□は途中で紙が切断されている)の末尾の署名を、今回デジタル化によって見やすくなった文字を再検討した結果、「法眼俊□」と読めることが分かった。
平泉 鳥獣戯画に似たカエルが描かれた木片出土
飛鳥寺西方遺跡で「槻の樹の広場」の遺構発見
堂内修理ほぼ終了で東大寺法華堂の本尊戻る
エチオピア南部で175万年前の原人の石おの発見
阿仁マタギ 狩猟用具を民俗文化財に 文化審答申
阿仁マタギの狩猟用具を民俗文化財に 文化審が答申
文化審議会は1月18日、「阿仁マタギの狩猟用具」(秋田県北秋田市、秋田市)を重要有形民俗文化財、「呼子の大綱引き」(佐賀県唐津市)など3件を重要無形民俗文化財に、それぞれ指定するよう下村博文文部科学相に答申した。阿仁マタギは北秋田市を拠点とする狩猟集団。国内の狩猟習俗を知るうえで重要として、行商道具を含む293点を指定する。呼子の大綱引きは毎年6月に行われる。「浜組」と「岡組」に分かれて綱を引き、浜組が勝てば豊漁、岡組が勝てば豊作になるとされている。5月の節句に合わせて行われる綱引きとして九州に現存する唯一の事例。このほか、兵庫県三木市立金物資料館が保管、展示している「播州三木の鍛冶用具と製品」など4件を登録有形民俗文化財、小学生の女の子が演じる神事芸能「河口の稚児の舞」(山梨県富士河口湖町)など5件を無形民俗文化財にするよう求めた。
薬師寺 食堂は僧侶300人想定 別格の広さだった
京都で現代語の新作能「世阿弥」の試演会
前脚だけ 翼状の羽毛 中国遼寧省 新種の恐竜化石
12万年前 北極圏グリーンランドは8度も温暖
副葬品の銅鏡は中国製 新潟県胎内市・城の山古墳
副葬品の銅鏡は中国製 新潟県胎内市・城の山古墳
新潟県胎内市教育委員会は1月15日、同市内の日本海側最北の前期古墳「城の山古墳」(4世紀前半)で昨年見つかった副葬品の銅鏡が、1~3世紀に中国でつくられたとみられる「盤竜鏡」と分かったと発表した。盤竜鏡は近畿以西を中心に出土しており、同古墳は当時の大和政権の日本海側の勢力範囲を改めて裏付けた形。盤竜鏡は直径約10㌢で、表面には竜の文様などがあった。中心のちゅうにひもを通したような跡があり、中国での使用方法と共通する。関係者は盤竜鏡の産地や文様はさらに分析が必要だが、副葬品のグレードが高く、被葬者は大和政権にかなり重視された有力な豪族とみられる-としている。
難波宮跡で瓦葺きの回廊の土壇跡見つかる
生誕100年織田作之助しのび「善哉(ぜんざい)忌」
盛岡の研究家が友人から見た啄木論を刊行
与謝野晶子 直筆短歌103首 原稿岡山で発見
与謝野晶子の直筆短歌103首収めた原稿岡山で発見
岡山県倉敷市に寄贈された薄田泣菫の書簡類の中から、歌人・与謝野晶子直筆の短歌103首が収められた原稿用紙が見つかった。親交が深かった同市出身の詩人、泣菫に新聞掲載用に送った作品で、うち16首は未発表とみられる。短歌はB4サイズの原稿用紙12枚に黒インクのペンで記されていた。
「街行けば涙ぐまるるおもひでの必ずわきぬまづしきがため」「砂踏むを焼けむとそしり網小屋の蔭をあゆめり物思ふ人」「物思ふ萱の葉などと並ぶ時今こし方のわれもうらめし」「髪よりも静かなるなし夕ぐれの山の色よりみづうみよりも」など16首は新聞紙面や晶子の全集に掲載が確認できず、未発表という。また、計15首を綴った2枚の原稿用紙には「紫影抄」と題名が付けられ、欄外に「一度にお載せ下さい」と朱筆で書き添えられていた。
中国の「書聖」王義之の書の写し見つかる
中国の「書聖」王義之の書の写し見つかる
東京国立博物館(東京都台東区)は、4世紀の中国・東晋時代の「書聖」と呼ばれる書家、王義之(おうぎし、303~361年、諸説あり)の書の写しが見つかったと発表した。この貴重な写しは、縦25.7㌢、横10.1㌢の紙に3行にわたり24文字で書かれ、手紙の一部とみられる。同館の富田淳・列品管理課長が鑑定した。王義之の写しと判断した根拠は①写した文字の輪郭の内側を墨でうめる「双鉤填墨(そうこうてんぼく)」という高度な手法で書かれている②王義之の息子「期」らの名前や、よく用いた表現「日弊」がある③「妹至帖(まいしじょう)」などに字姿がよく似ている-など。
筆使いや文面などから、7~8世紀の唐代に宮中で制作されたものの一部とみられる。王義之は楷書、行書、草書を芸術的な書体へと完成させ、古今第一の書家。優雅で力強い書風は、唐の太宗皇帝など歴代皇帝が愛好した。
現代語の新作能「世阿弥」4月 上演 生誕650年記念
12日~皇居・東御苑 明治の元勲 肖像写真 初公開
大きな歯持つ太古の鳥の化石発見 中国・遼寧省
マチスの盗難絵画 25年ぶり英国で発見
太平洋戦争末期 海軍も移転準備を始めていた
伊藤博文暗殺めぐる漱石の寄稿発見
岐阜・安八町の結神社で盗難の神像見つかる
秀吉の豪奢な聚楽第の石垣見つかる
大阪・野中古墳発掘時の映像発見
ツタンカーメン暗殺?のアイの名刻んだ指輪出土
日本のアコリス調査団によると、エジプト中部のアコリス遺跡から紀元前1320年ごろに、ツタンカーメンの次に第18王朝の王(ファラオ)だったアイの名が刻まれた指輪が出土したことが分かった。出土したのは焼き物の青い指輪で、4分の3ほどが欠けていた。大きさは縦約2.2㌢、幅約1.4㌢。アイはツタンカーメンを暗殺したとの俗説もあるが、在位が4年と短く、関連する遺物は極めて少ない。したがって、謎の多い古代エジプト王の治世を知る手がかりになるとみられる。アコリス遺跡は、カイロから南に約250㌔のナイル川東岸にある都市遺跡。紀元前2300年代の前半から約3000年間にわたり、人が生活していた痕跡が残っている。
<歴史くらぶが選んだ2012年の20大ニュース>
1.9世紀の土器片に最古級の平仮名発見 藤原良相邸宅跡
2.尾形光琳の「八橋図屏風」全面に金箔下地
3.平城宮朱雀門前で新たに鉄鍛冶工房の跡発見
4.都内収蔵庫で菱川師宣の肉筆画見つかる
5.奈良後期の775年に大量の宇宙線 屋久杉の年輪から判明
6.難波京の南で大規模建物群跡発見 京の範囲拡大も
7.勝海舟、大久保利通らの岩倉具視宛て書簡発見
8.生麦事件の犠牲者の手紙見つかる 日本の好印象綴る
9.滋賀・園城寺の仏像内に足利尊氏?の遺髪 包み紙見つかる
10.本願寺史料研究所で春日局、吉良上野介の書状見つかる
11.森鴎外の離婚に至る書簡の下書き見つかる 気性合わず
12.米沢藩士が会津戦争の開戦の様子伝える手記見つかる
13.小林一茶自筆の草稿発見 撰集「三韓人」の一部
14.錦絵「百物語」は葛飾北斎の真作 専門家が確認
15.津波で被災した?縄文人の複数の人骨出土 宮城・東松島
16.9世紀の大宰府の長官級の墳墓見つかる 福岡堀池遺跡
17.青森県で野口雨情の直筆作品4点見つかる
18.棟方志功の未発表の35作品見つかる 青森で公開
19.大阪・瓜破遺跡で弥生期の環濠集落見つかる
20.弥生時代の水田跡から採取した土でイネを栽培実験 奈良
難波京の南で大規模建物群 京の範囲拡大も
石器づくりの”工房”発見 長崎・福井洞窟
長崎県佐世保市教育委員会は12月18日、同市の福井洞窟で、旧石器時代末期(約1万8000~1万6000年前)の石器や炉の跡が出土したと発表した。縄文時代草創期の石器や土器、同早期の黒曜石の剥片も見つかり、同じ洞窟を複数の時代で繰り返し利用した様子が分かる貴重な発見という。見つかったのは細石刃や石核など。旧石器時代末期から縄文時代にかけて石器の製作技術が進歩していく過程も追えるという。炉の跡は3基見つかり、最大で幅約75㌢、長さ約67㌢だった。旧石器時代末期より古い地層からは、幅2㍍、長さ1.5㍍の範囲で、こぶし大から直径50㌢程度の石を地面に敷き詰めたとみられる跡が見つかった。何に使われたかは分からないという。