京都で現代語の新作能「世阿弥」の試演会

京都で現代語の新作能「世阿弥」の試演会
 能の大成者、世阿弥の生誕650年を記念し、彼を題材にした現代語の新作能「世阿弥」の試演会が1月23日、京都観世会館(京都市)で行われた。同会には作者で哲学者の梅原猛氏、ポスターデザインの美術家、横尾忠則氏らが顔を揃え、観劇した。この作品は、世阿弥と子の元雅の情愛と葛藤、政治と芸術の相克を、古語ではなく、現代人の心情に照らし現代語で分かりやすく描いた異色作。演出は能楽師の梅若玄洋氏。この新作は4月19、20日、国立能楽堂(東京)で上演される予定。

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