トクヤマ(東京本部:東京都千代田区)とパナソニック(本社:大阪府門真市)は9月14日、トクヤマの徳山製造所(所在地:山口県周南市)で発生する副生水素を用いた純水素型燃料電池の実証を開始したと発表した。実証期間は2023年3月までを予定。
今回、徳山製造所内に設置した実証機は、パナソニックが開発する6台の純水素型燃料電池を1つのユニットに収めたシステム構成になっている。水素の供給配管や熱配管、電力出力ラインなどを集約してユニットに接続し、6台の純水素型燃料電池の6台連携制御の実証は国内で初めて。
TSMC 台湾南部の高雄市に先端半導体2工場を建設へ
台湾現地メディアなどによると、半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、台湾南部の高雄市に先端の新工場を2棟建設する方向で検討していることが明らかになった。第1期工事として、回路線幅が6ナノ(ナノは10億分の1)㍍や7ナノ㍍を生産する予定。2025年に量産を開始する予定。
伊藤忠 アジアでアニメ・キャラクターライセンス事業
伊藤忠商事(本社:東京都港区)は9月13日、PPW Sports & Entertainment(HK)Limited(本社:香港、以下、PPW社)、R&B Licensing AB(本社:スウェーデン、以下、RBS社)およびMoon Characters Oy LTD.(本社:フィンランド、以下、MC社)と香港に合弁会社を設立し、アジア市場におけるアニメ・キャラクターライセンス事業の展開を開始したと発表した。
合弁会社は「Rights & Brands Asia Ltd.(以下、RBA社)」で、株主構成は伊藤忠商事38.5%、PPW38.5%、RBSホールディング23%。第1弾として世界的に有名な「ムーミン」のライセンスを中国市場に独占展開する。
新設するRBAがRBS社より中華圏でのマスターライセンス権を取得し、商品化ビジネス、アニメーションの配信・放送、テーマパーク・カフェ等のリアルエンターテイメントのみならず、スマホ向けゲーム・アプリといったデジタルコンテンツ等、多角的なライセンスビジネスを展開していく。
アイロムG フィリピンで抗結核菌ワクチンの特許査定
医薬品の開発などを支援するアイロムグループ(本社:東京都千代田区)は9月13日、100%子会社のIDファーマが基盤技術であるセンダイウイルスベクターを用いた抗結核菌ワクチンについて、フィリピンで特許査定を受けたと発表した。これにより、同ワクチンの特許査定が発行された国は日本、米国、中国、インドネシアに続き5カ国目となる。
新日本コンサル,アラムポートとインドネシアで太陽光発電
新日本コンサルタント(本社:富山市)は9月10日、グループの発電事業会社、ニックスニューエネルギーを通じ、アラムポート(本社:東京都千代田区)と共同でシンガポールに合弁会社「ALAM NIX RENEWABILES PTE LTD」を設立し、インドネシアにおける産業用需要家向け屋根置き太陽光発電事業に参入したと発表した。
新日本コンサルタント、アラムポートの両社は今回の提携を通じて、インドネシアで屋根置き太陽光事業への投資・事業開発を加速化するだけでなく、より多くの再生可能エネルギーの事業化を目指していく。
東洋建設 フィリピンのパッシグ・マリキナ河川改修事業受注
東洋建設(本社:東京都千代田区)は9月10日、フィリピン公共事業道路省が発注するパッシグ・マリキナ川河川改修事業(フェーズⅣ)のうち、工区パッケージ2を同社単独で、パッケージ3を同社が幹事会社を務める清水建設との共同企業体(JV)で受注し、7月19日に契約署名式が執り行われたと発表した。受注金額はパッケージ2が約172億円、パッケージ3が同社分約97億円(JV受注総額約194億円)の合計約269億円となる。同工事は日本の政府開発援助(ODA)の有償資金協力(円借款)のうち、本邦技術活用条件(STEP)として実施される。
酒場・ビアホールの9割が減収、7割が赤字 コロナ禍で
東京商工リサーチのまとめによると、酒場やビアホールを運営する317社の通期決算ベースで、約9割の292社が減収となり、約7割の220社が赤字だった。新型コロナウイルス禍により、営業自粛、飲み会自粛、酒類の提供制限などの措置が”居酒屋”事業者の業績を直撃した。
出前館 新株発行で800億円の資金調達 TVCM拡大,配達員増
出前注文サイト運営の出前館は9月13日、新株発行などを通じて約800億円の資金を調達すると発表した。新型コロナウイルス禍で外出控えと在宅生活が長期化し出前需要が増大。こうした状況を受け、生鮮・日用雑貨品を含めた宅配需要が拡大し、米系ウーバーイーツなど宅配事業者の競争が激化している。このため、出前館はテレビCMを中心に広告宣伝を拡大、事業の周知化に注力し、配達員を増員する。このほか、調達資金でシステム改善の費用にも充てる。
ダイハツ 9月の工場停止を再延長 8~9月で3割減産に
ダイハツ工業(本社:大阪府池田市)は9月14日、国内の工場の稼働停止を延べ14日間延長すると発表した。同社は6日にも延長を発表しており、8~9月の減産台数は約5万台に上り、減産幅は前年同期の32%になる。
9月の稼働停止期間は、本社工場(所在地:大阪府池田市)が計8日、ダイハツ九州(所在地:大分県中津市)の工場が計6日それぞれ延長する。10月以降の工場稼働は未定。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴うベトナムでの移動制限措置などが延長され、自動車部品の調達が滞ったままで、引き続き事態の改善がみられない。
「空飛ぶクルマ」実現へ 大阪府・市がSkyDriveと連携協定
大阪府と大阪市は9月14日、ドローンの技術などを使った「空飛ぶクルマ」の実現につなげようと、機体の開発を担っている民間企業、SkyDrive(本社所在地:東京都)と協力して実証実験などに取り組む連携協定を締結したと発表した。
空飛ぶクルマは、人やモノを乗せて電動で飛行できる機体で、交通渋滞の緩和や物流の効率化などにつながると期待されている。2021年中に、大阪・南港で大型のドローンを飛ばして風の影響などを調べるほか、仕組みや活用方法などを説明するセミナーを開くことにしている。大阪府の吉村知事は、「2025年の大阪・関西万博までに実現させたいので、2022年にも大阪で試験飛行をしてほしい」と話している。
KDDI「スペースX」と業務提携 人工衛星使い通信サービス
KDDIは9月13日、電気自動車大手テスラのイーロン・マスクCEOが創業した米国の宇宙事業会社、スペースXと業務提携し、人工衛星を使った通信サービスに乗り出すと発表した。2022年をめどに全国およそ1,200の基地局から順次導入していく予定。
スペースXの人工衛星を活用し、基地局を使った通信サービスを提供。通信網の整備が難しい山間部や離島などでも、これまでより高速大容量のネット通信ができるようになる。
日立 供給網全体で脱炭素 50年度までに排出実質ゼロに
日立製作所は9月13日、サプライチェーン(供給網)全体の二酸化炭素(CO2)の排出量を2050年度までに実質ゼロにすると発表した。
日立は2019年度にサプライチェーン全体で温暖化ガスをCO2換算で1億1,000万トン排出した。そのうち96%が調達先や販売先など自社の事業活動によらない「スコープ3」と呼ばれる排出。目標達成には約3万社のサプライヤーを巻き込んだ取り組みが必要だ。再生可能エネルギーの導入や省エネ製品の開発に加え、部品の取引先に対しても排出抑制を要請する。
三井住友銀行 インドネシア医師会に酸素濃縮器100台寄付
三井住友銀行は9月10日、インドネシアで新型コロナウイルスの深刻な影響を受けた地域を支援するため行っている「日本ユニセフ協会」を通じた寄付活動で、今回インドネシア医師会宛てに病院向けの酸素濃縮器100台(1,500万円相当)を寄付すると発表した。これらは、都市部の医療機関や地方の医療施設に配布される。
ENEOS ペトロナスGとCO2フリー水素の供給網構築で協業
ENEOS(本社:東京都千代田区)は9月10日、マレーシアの国営石油会社Petroliam Nasional Berhad(ペトロナス)の完全子会社、PETRONAS Gas & New Energy Sdn Bhd(以下、PGNESB)とCO2フリー水素のサプライチェーン構築に向けた協議検討について覚書を締結したと発表した。
マレーシアで生産された水素を効率的な貯蔵・輸送形態の一つ有機ハイライド・メチルシクロヘキサン(以下、MCH)に変換し、同社製油所へ輸送するサプライチェーン全体について両社で検討する。ペトロナスの石油化学工場は数万トン規模と豊富な副生水素の製造ポテンシャル有しており、安定的かつ競争力のある供給源を確保できることから、この事業は高い実現可能性が期待できる。
日本政府のグリーンイノベーション基金など、政府による支援を活用し、CO2フリー水素サプライチェーンの社会実装を早期に実現することを目指す。
三井住友銀行 タイ赤十字社へコロナ医療機器購入資金寄付
三井住友銀行は9月10日、昨年度より行っている新型コロナウイルスで深刻な影響を受けている地域支援のためのタイ赤十字社への医療機器購入資金の寄付活動で、今回病院向けの医療機器(酸素濃縮器・個人用防護服)購入資金(350万円相当)を寄付すると発表した。これらの医療機器は王室系ラマティボディ財団により、タイで特に医療機器を必要としている病院に配布される。
延暦寺焼き討ちから450年 信長と光秀の子孫も参列し法要
滋賀県大津市の比叡山延暦寺で9月12日、織田信長による元亀2年の延暦寺焼き討ちから450年にあたる記念の法要がが行われた。今回の法要は天台宗の開祖・最澄が亡くなって1,200年の節目と重なることから、延暦寺が織田信長と明智光秀の子孫を招き、初めて当事者が参列し、ともに犠牲者を悼んだ。これは、「相手を許すことで、恨みを無くす」という最澄の教えに基づくもの。
参列した信長の子孫、織田茂和さんと光秀の子孫で作家の明智憲三郎さんの2人は、僧侶がお経を読み上げる中、焼香した後、供養塔に手を合わせ深々と頭を下げ、犠牲者を悼んでいた。
延暦寺の水尾寂芳執行(しぎょう)は、「織田家、明智家が参加していただいたことで、非常に意義深い法要となった。多くの犠牲者が出た歴史の上に私たちが立っていることを考え、今日をきっかけに新しい関係をつくっていければ」と今後の交流を誓っていた。
日本交通 大阪のナショナルタクシーを買収 全株取得
タクシー大手の日本交通(本社:東京都千代田区)は9月10日、ナショナルタクシー(本社:大阪市城東区)を買収したと発表した。買収額は非公表。同日付で発行済みの全株式を取得した。この結果、ナショナルタクシーの181台のタクシーが加わり、日本交通グループの大阪府でのタクシー保有台数は744台となった。
ナショナルタクシーは1951年に設立、大阪の地域の人々の足として親しまれてきた老舗タクシー会社。
東芝 エネルギー変換効率15.1%のフィルム型太陽電池開発
東芝は9月10日、新たな成膜法を開発することにより、世界最高のエネルギー変換効率15.1%を実現したフィルム型ペロブスカイト太陽電池を開発したと発表した。同社は2018年6月にペロブスカイト太陽電池として世界最大サイズ(703㎠)のモジュールを開発しているが、今回この世界最大のサイズを維持しながら、成膜プロセスの高速化と変換効率の向上に成功した。
エネルギー変換効率15.1%は、現在普及している多結晶シリコン型の太陽電池のエネルギー変換効率に相当する。また、フィルム型ペロブスカイト太陽電池は軽量薄型で曲げることができるため、従来は設置することができなかった強度の弱い屋根やオフィスビルの窓など多様な場所に設置できる。
佐川急便と日本郵便 持続可能な物流インフラ共創で合意
SGホールディングスグループの主要子会社、佐川急便と日本郵便は9月10日、持続可能な物流インフラ・サービスの共創を目的とする基本合意書を締結したと発表した。
協業の概要は①相互の経営資源の活用による顧客利便性向上に資する国内外輸送サービスの提供および、持続的なビジネスモデルの構築②相互の物流サービス、輸送・集配ネットワーク、システムおよびノウハウの共同活用による効率的なインフラを構築③両社が保有するシステム基盤の連携を基に、テクノロジーを活用した新たな価値を創造し、業界の持続的発展を図る。
日本山村硝子とJR貨物 植物工場事業の合弁会社設立
日本山村硝子(本社:兵庫県尼崎市)と日本貨物鉄道(本社:東京都渋谷区、以下、JR貨物)は9月10日、植物工場事業を行う合弁会社「山村JR貨物きらベジステーション」(所在地:兵庫県尼崎市)を設立し、新工場を建設することで合意し、合弁・業務提携契約を締結したと発表した。合弁会社の資本金は1億円で、出資比率は日本山村硝子51%、JR貨物49%。
日本山村硝子は新規事業の一環として、植物工場の研究開発を2006年より進めてきており、高品質な野菜を多品種栽培できるノウハウに強みがあるという。
オートバックスセブン SOS機能付きハンディGPS発売
オートバックスセブン(本社:東京都江東区)は9月9日、安心・安全をテーマに、IoTやAIなどのデジタル技術を活用した独自の見守りサービスブランド「WEAR+i(ウェアアイ)」より、子どもや高齢者の外出を見守る、GPS・緊急通知ボタン搭載のIoTデバイス「みる・まもーる」を2021年9月10日に同社の公式サイトで発売すると発表した。
この見守りデバイスは①GPS・みちびきに対応し、スマートフォンから「みる・まもーる」の現在地や位置情報を知ることができる②軽量で扱いやすく、子どもや高齢者、モバイル機器に不慣れな人でも簡単に操作できる③SOS機能として、緊急通知ボタンを押すだけで見守る人に緊急事態を知らせることができる-ことなどが特徴。
住友化学 リサイクルプラスチックブランド「Meguri」
住友化学は9月8日、リサイクル技術を活用して得られるプラスチック製品について、新ブランド「Meguri(メグリ)(TM)」(商標登録申請中)を立ち上げると発表した。Meguriの普及を通じて、温室効果ガス排出削減をはじめとする環境負荷低減への貢献を目指す。事業を通じて社会課題を解決するという創業の精神への「原点回帰」の意味が込められている。また併記する「Circularity for all(TM)」は、循環型社会の実現への貢献に向けた固い決意を示している。
アマゾンとライフ 生鮮食品の最短2時間配送対象エリア拡大
アマゾンと大手スーパーチェーン、ライフコーポレーション(以下、ライフ)は9月9日、ライフで取り扱っている生鮮食品や惣菜を注文を受けてから最短2時間で届けるサービスの対象エリアを大阪府と神奈川県でさらに拡大すると発表した。対象エリアのアマゾンプライム会員に行っているサービス。
大阪府では8月19日より大阪市平野区と八尾市が新たに加わり計20市で、神奈川県では8月26日より相模原市、9月9日より海老名市と座間市が新たに加わり計8市で、それぞれこのサービスを利用できるようになった。この結果、9月9日時点で同サービスの配送エリアは東京23区・4市、神奈川県8市、千葉県13市、埼玉県1市、大阪府20市、京都府3市、兵庫県1市となった。
ホンダ GMと日本での自動運転モビリティサービスへ実証
ホンダは9月8日、GMクルーズホールディングスLLC(以下、クルーズ)、ゼネラルモーターズ(以下、GM)と共同で展開予定の日本での自動運転モビリティサービス事業に向け、2021年9月中に自動運転技術に関する技術実証を開始すると発表した。この技術実証は栃木県宇都宮市・芳賀町で実施する。ホンダとクルーズが共同で開発作業に取り組むとともに、栃木県のホンダ施設内に実証拠点を新設し、推進していく。
将来的にはクルーズ、GM、ホンダの3社が共同開発している自動運転モビリティサービス事業専用車両である「クルーズ・オリジン」を活用した自動運転モビリティサービス事業の日本国内での展開を目指しており、その事業運営はホンダの日本におけるモビリティサービス事業運営子会社のホンダモビリティソリューションズが担う予定。
NEC DX推進に必要な人材育成を支援 3年で6,000人育成
NECは9月9日、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に必要なデジタル人材育成から導入を実践、スキル獲得までワンストップで支援する「NECアカデミーfor DX」の提供を開始すると発表した。同社は、このアカデミーをDXに取り組む企業を対象として、今後3年間で6,000人の育成を目指す。
近年、DXの社会実装・活用が急速に進む中、日本のDX対応の遅れへの懸念と、デジタル人材の必要性が指摘されている。
ファミリーマート「無人店舗」24年度末までに1,000店
コンビニエンスストア大手のファミリーマートは、無人店舗を2024年度末までに約1,000店出店する。無人化しても通常店舗と同様に約3,000品目の扱いが可能という。本格的な無人店舗の大規模展開は日本で初めてとなる。
人口減少で日本の人手不足は今後さらに深刻化する。外国人留学生への依存にも限界があり、業務体制は不安定。そこで登場するのが最新デジタル技術だ。これまでは店舗に人の常駐を求める規制が足かせになっていたが、2020年にルールが緩和され、無人化が可能になった。
ローソン 中国で4,000店突破 遼寧省瀋陽市の新店舗で達成
ローソンは9月10日、中国の店舗数が4,000店を突破したと発表した。同日、遼寧省瀋陽市に新店舗をオープンし達成した。日本の大手コンビニはいずれも中国における展開を積極的に推進しているが、中国本土における日系コンビニの中で、ローソンの店舗数は最大となる。
工作機械8月受注額前年同月比86.2%増 10カ月連続増
日本工作機械工業会が9月9日発表した8月の工作機械受注総額(速報)は、前年同月比86.2%増の1,265億8,700万円と10カ月連続で前年実績を上回った。内需は2倍の462億1,900万円と6カ月連続で増加。外需は78.9%増の803億6,800万円と10カ月連続で増加した。
トヨタ 世界生産9,10月で40万台減産 年度計画900万台に
トヨタ自動車は9月10日、10月の世界生産台数を8月時点の生産計画に比べて約33万台減らすと発表した。9月も8月19日の時点で直前の計画から36万台減らすとし、同日、9月分も追加で約7万台減産すると発表した。この結果、10月分と合わせて計約40万台さらに減らすことになる。
こうした状況を踏まえ、今年度(2022年3月期)の生産見通しも見直し、従来の930万台から900万台に3%下方修正することを明らかにした。
減産見通しの理由は、東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大に伴う部品調達が滞っていることと、半導体不足による需給ひっ迫の影響だ。部品の代替調達の検討を進めているが、全量確保は困難という。ただ、固定費の抑制や為替相場の円安傾向から、22年3月期の連結業績見通しのうち、営業利益や純利益は変更しないとしている。
JR貨物 バンコク駐在員事務所が業務開始 輸送事業参入へ
JR貨物は9月8日、タイの首都バンコクに設立した駐在員事務所が9月2日付でタイ政府から承認を受けたことから、業務を開始すると発表した。オフィスの所在地はワッタナー区ノース・クロントイ。同社の海外拠点の開設は初。タイにおける貨物鉄道輸送事業への参入を視野に、今後現地での事業化実現に向けた本格的な調査・検討を進める。
SBIが新生銀行にTOB発表 1,100億円投じ買い付けへ
SBIホールディングス(本社:東京都港区)は9月9日、新生銀行(本社:東京都中央区)に対してTOB(株式公開買い付け)をかけると発表した。同社はすでに新生銀行株の19%超(議決権ベース)を保有しており、約1,100億円を投じて最大48%まで出資比率を引き上げることを目指している。新生銀行の対応次第では、敵対的TOBにもつれ込む可能性がある。
買い付け期間は9月10日から10月25日まで。TOB価格は1株2,000円で、新生銀行の9日終値1,440円を39%上回っている。
日立 フィリピン・南北通勤鉄道駅の昇降機67台を受注
日立製作所(本社:東京都千代田区)は9月8日、フィリピン・マニラ首都圏と郊外を結ぶ南北通勤鉄道(ブラカン州マロロス市-マニラ市ツツバンの38km)の第1期で、設置される昇降機計67台を受注したと発表した。日立グループとしてフィリピンで初の鉄道システム向け案件。
同鉄道路線は1日に20万人以上の通勤客の利用が見込まれている。フィリピン政府が全面的に主導する案件で、首都マニラおよび近接する地域の既存の公共交通を拡張し、交通渋滞の緩和を目指すもの。日立エレベーターフィリピン社が、2023年5月までにエレベーター、エスカレーター合わせ67台の昇降機を納入する。
小野薬品 台湾で「オプジーボ」ヤーボイとの併用の承認取得
小野薬品工業(本社:大阪市中央区)は9月8日、台湾の現地法人、台灣小野薬品工業股份有限公司が、台湾で「オプジーボ」の「ヤーボイ(R)」との併用による「切除不能な悪性胸膜中皮腫」のファーストライン治療の効能または効果の追加承認を、台湾食品薬物管理局から取得したと発表した。
ホンダ・GM 自動運転の共同実証 20年代半ばにも事業化
ホンダ(本社:東京都港区)は9月8日、米ゼネラル・モーターズ(GM)やGM子会社と連携し、自動運転の実証実験を9月中に国内で始めると発表した。9月中に栃木県のホンダの研究所で、専用車両の走行実験に取り組む。
この結果をもとに自動運転向けの高精度な地図をつくり、2020年代半ばにもライドシェア(相乗り)事業などを立ち上げる。
アース製薬 フィリピンに進出 現地の同業の新会社買収
アース製薬(本社:東京都千代田区)は9月7日、フィリピンに進出すると発表した。同国の同業ニューマン&ミューラー・フィリピンが設立する新会社を買収する。買収額は数十億円とみられる。同国における防虫剤用品への需要が拡大しているため。NNA ASIAが報じた。
塩野義 ロボット・アバターのAVITAと資本業務提携
塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は9月7日、AVITA(本社:東京都渋谷区)と資本業務提携契約を締結したと発表した。これにより両社の強みを活かし、医療・福祉分野でのロボットやCGアバターを活用した対話サービスや未病段階からの各種健康相談など、新たなヘルスケアソリューションの開発・提供を通じてヘルスケア領域の課題解決に取り組む。
凸版印刷 阪大発ベンチャーのAVITAと資本業務提携
凸版印刷(本社:東京都文京区)は9月7日、大阪大学発ベンチャーのAVITA(本社:東京都渋谷区)と2021年7月に資本業務提携を締結したと発表した。AVITAは、アバター技術やロボット技術を活用したサービスの開発を行っている。
これにより、アバター技術で実世界を仮想化することで「誰もが自由に活動できる社会」づくりに向け、両社の持つテクノロジーを活用した製品・サービスの共同開発を開始する。
三菱商事とアマゾン 国内450カ所程度に太陽光発電網
三菱商事(本社:東京都千代田区)と米アマゾン・コムは9月7日、日本国内に450カ所程度の太陽光発電設備を新たにつくると発表した。発電した電気はアマゾンの物流センターや多数のデジタル機器を運用するデータセンターなどに10年にわたって供給することを想定。アマゾンは電力会社を通さず長期で電力を安定調達できる。
アマゾンは2025年までに事業で使う電力を再生可能エネルギーで賄う方針で、蓄電体制の整備をはじめ、電力を安定的に調達できる仕組みを三菱商事とともに整える。
大鵬薬品 シンガポールでウイルス除去・抗菌スプレー販売
大鵬薬品工業(本社:東京都千代田区)は9月6日、シンガポールで同日より24時間離菌バリアで菌・ウイルスを取り除き、寄せ付けないウイルス除去・抗菌スプレー「Efil(エフィル)300ml」と「Efil50ml」を、子会社のTaiho Pharma Asia Pacific Pte.Ltd.を通じて販売すると発表した。エフィルは、独自の技術で主成分のエタノールと銀イオン・亜鉛イオンの同時配合に成功し、エタノールの「即効力」で菌・ウイルスを除去し、銀イオンの「持続力」で抗菌・抗ウイルス効果が24時間持続するスプレー。2018年に日本で発売し、今回初めて海外展開する。
GU ”性別・年齢にとらわれない”秋冬新商品発表
ファーストリテイリング傘下の低価格の若者向けブランド「GU(ジーユー)」が9月6日、秋冬向けの新商品を発表し、性別・年齢にとらわれないファッションを提案した。GUは商品の8割が若い女性向けだが、今回の発表会では、男性向けにワンピースとスカートを重ね着したスタイルを提案するなど「ジェンダーレス」や「エイジレス」をテーマとして押し出しているのが最大の特徴。
今回の発表会でステージに登場したのはタレントの木梨憲武さんや中条あやみさんら、年齢や性別もバラバラな5人。全員、GUが秋冬向けの新商品として発表した、女性用ニットを着こなしていた。
リケンテクノス 15億円を投じベトナムの生産設備増強
合成樹脂加工品を手掛けるリケンテクノス(本社:東京都千代田区)は9月7日、主にワイヤーハーネスを中心とした自動車部材用の塩化ビニルコンパウンドの製造を手掛ける関係会社RIKEN VIETNAM CO.,LTD.(本社:ベトナム・ビンズオン省)の生産設備を増設すると発表した。2021~2023年にかけて大幅に需要が伸びると予想されており、これに応える。投資金額は約15億円で、2023年夏に本格稼働の予定。
ネクストミーツ シンガポールに製造拠点 年内に生産開始
代替肉ベンチャーのネクストミーツ(本社:東京都新宿区)は9月7日、シンガポールに代替牛肉の製造拠点を開設、第4四半期(10~12月期)にも生産を開始すると発表した。この結果、製造拠点を置くのは世界4カ国・地域目となる。現地の飲食店向けの卸販売のほか、小売販売用の商品も製造する計画。また、周辺諸国への輸出も視野に入れる。
また同日、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編とシンガポールでコラボレーションし、9月27日よりシンガポール国内のドン・キホーテ全9店舗(「DON DON DONKI」)でプラントベースのインスタントカレーを、9月3日より現地で人気の和食チェーン「Aburi-en」でネクストミーツ丼を販売していることも明らかにした。
ダイキン 換気機能高めた家庭用エアコン コロナ対策で
ダイキン工業(本社:大阪市北区)は9月6日、新形コロナウイルス流行で換気の必要性が高まっていることを受け、冷暖房時に部屋の空気を入れ替える機能を高めた家庭用エアコン「うるさらX(Rシリーズ)」を発表した。従来は換気の際に外気を取り込むだけだったが、室内の空気を外へ排出する機能も追加した。10月28日より発売する。
石黒大阪大学教授が新会社 アバター技術を実用化へ
大阪大学の石黒浩教授は9月7日、アバター(分身)技術の実用化を目指す新会社「AVITA(アビータ)」を設立したと発表した。石黒氏はロボット研究で世界的に知られている。AVITAを軸にアバター技術を、石黒氏がプロデューサーの一人として携わる2025年「大阪・関西万博」で導入するほか、実社会でも積極サービスなどに活用していく考え。
トヨタ 30年までに車載電池に1.5兆円投資 コスト半減目指す
トヨタ自動車は9月7日、2030年までに電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)など電動車に使う車載電池の増産や研究開発に1兆5,000億円を投じると発表した。これにより、EVで1台当たりの生産コストの3割を占めるといわれる高い電池のコストを、半分に低減することも目指す。
トヨタは今春、2030年に世界販売1,000万台のうち電動車を800万台にする目標を掲げた。課題は電動車の大量生産に呼応した電池の安定的な調達。巨額投資により、できる限り外部に依存しない自前調達により確保する。
トヨタにはパナソニックと共同で出資する車載電池の生産子会社がある。現在は日本や中国に工場があり、世界で増産に向けた体制を整える。
トヨタの2020年度の電動車の販売は約215万台だった。この大半はエンジンとモーターを併用するHVが占めた。これを2030年には走行中に二酸化炭素(CO2)を全く出さないEVや燃料電池車(FCV)が約200万台、HVや充電が可能なプラグインハイブリッド車(PHV)を約600万台とするのが目標。
独VW 25年に独で自動運転車で配車サービスを商用化
ドイツフォルクスワーゲン(VW)は9月5日、2025年にドイツで自動運転車の商用サービスを開始すると発表した。米国のフォード・モーターと共同出資する自動運転開発会社、米アルゴAIと共同で開発した車両を約100台投入し、乗り合いタクシーとして事業化する。順次、規模や提供エリアを広げ、新たな収益源に育てる。
「ワーゲンバス」として知られるミニバンをEVとして復活させる「ID.BUZZ(バズ)」をベースにした自動運転車両を使う。特定の条件下で完全自動運転ができる「レベル4」の自動運転車だ。他の車両や障害物などを判別するために複数のカメラやレーダー、高性能センサー(ライダー)を搭載する。
日本ゼオン タイで自動車用アクリルゴムの本格生産開始
日本ゼオン(本社:東京都千代田区)は9月3日、タイ東部ラヨーン県のマプタプット工業団地に新たに設置した現地法人「ゼオン・ケミカルズ・アジア」が、8月にアクリルゴムの生産を開始したと発表した。
アクルルゴムは、耐熱性・耐油性に優れた特殊ゴムの1つで、その特性を生かし、内燃機関搭載車にシールやガスケット、ホースなどの素材として使用されており、アジア地域を中心に今後も需要増が見込まれている材料。
ゼオングループでは、これまで日本(川崎・倉敷)、米国の3拠点でアクルルゴムを生産しており、今回のタイの商業生産開始により、グループ全体のアクルルゴム生産量は年間2万2,000トンとなり、世界4拠点からグローバルに供給する体制を強化する。
ミニストップ 中国・青島の子会社解散 10/15店舗営業終了
流通大手イオン傘下のコンビニエンスストア、ミニストップ(本社:千葉市)は9月6日、中国事業を手掛ける現地子会社、青島ミニストップ有限公司(本店所在地:山東省青島市)を解散し、清算することおよび同社に対する貸付金を放棄すると発表した。10月15日に店舗の営業を終了し、関連の手続きが終了し次第、清算となる。
将来の見通しを総合的に判断し、グループ経営の最適化、経営資源の集中と効率化の観点から、同社の解散を決めた。なお、中国遼寧省におけるエリアフランチャイズ契約は継続する。
東レと独シーメンス・エナジー グリーン水素製造で提携
東レ(本社:東京都中央区)とドイツのエネルギー企業、シーメンス・エナジーAG(本社:ドイツ・バイエルン州ミュンヘン)は9月6日、再生可能エネルギーで発電した電力で水を電気分解してつくる「グリーン水素」に関する戦略的提携で基本合意したと発表した。大型の水電解装置を手掛けるシーメンスに、東レが中核部材を提供するほか、グリーン水素の製造装置を共同開発するとともに、水素のグローバル供給網の構築でも協力する。
フェローテックHD 40億円投じ石川第2工場建設
フェローテックホールディングス(本社:東京都中央区)は9月3日、世界的な半導体需要の高まりに合わせ、特殊セラミックスの需要も増大していることから、これらのニーズに応えるため、40億円を投じ石川県白山市の山島工業団地内の同社の開発センター敷地内に第2工場を建設し供給能力を増強すると発表した。第2工場の敷地面積は9,002㎡、延床面積は5,350㎡。2021年11月に着工、2022年10月操業開始の予定。
同社は、高純度ファインセラミックスと機械加工のできるマシナブルセラミックスを各種ラインアップしており、主に半導体製造装置および部品の関連メーカーに採用されている。最近では、医療、検査、分析機器などの成長分野で同社セラミックスが採用されており、非半導体分野での需要拡大も見込まれている。

