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藤原定家の直筆 古今和歌集の注釈書見つかる 冷泉家

公益財団法人、冷泉家時雨亭文庫(所在地:京都市)は4月18日、鎌倉時代初頭の歌人、藤原定家(1162〜1241年)の直筆の古今和歌集の注釈書「顕注密勘(けんちゅうみっかん)」が見つかったと発表した。
顕注密勘は平安時代末期の僧、顕昭による古今和歌集の注釈書だが、今回見つかったのは定家が自説の注釈を加えた書。これまで写本は確認されていたが、直筆本の発見は初めて。この直筆本は古今和歌集の解釈を伝える「古今伝授」で、冷泉家が使う文書を入れた木箱の中にあった。
冷泉家は定家の孫を祖とし、国宝や重要文化財を含む数万点の文書を所蔵している。

浄土宗 開宗850年 東京国立博物館で4/16から特別展開始 

法然上人によって浄土宗が開かれてから、今年で850年になるのに合わせ東京・上野の東京国立博物館で4月16日からゆかりの国宝などを集めた特別展が開かれている。6月9日まで。
同展には国宝の「二十五菩薩来迎図」や同じく国宝の「綴織當麻曼荼羅」はじめ、仏像なども含め120点余りの文化財が展示されている。
浄土宗は内乱や災害に見舞われた平安時代末期、法然が”南無阿弥陀仏”と唱えるだけで誰もが等しく救われ、極楽浄土に往生できると説き、開いた。その分かりやすさから民衆の間に広まった。

国際地質学会「人新世」案を否決 15年間の議論に幕

国際学会「国際地質科学連合(IUGS)」の小委員会が、20世紀半ばからの地質時代を人類活動が地球環境に大きな影響を及ぼす「人新世(じんしんせい)」とする案を反対多数で否決したことが分かった。これにより、”人新世”是か非か、15年間におよぶ議論に幕が下りた。
人新世の案は、2023年IUGSの下部組織の作業部会が提案した。世界人口の爆発的な増加に伴い、人類活動の影響が大きくなった1950年ごろを人新世の開始時期にすべきだとした。ただ、人新世について「人類活動が地球環境に与える影響を示す貴重な言葉」としながらも、地質学上の時代分類である地質時代と認定することには複数の批判があった。
IUGSは声明で①農耕の開始や産業革命の時期など20世紀半ばよりも前から人類活動が地球環境に影響を与えていたこと②他の地質時代に比べて期間が短すぎるとの批判が内部の専門家からあったーなどを明らかにしている。

岩手・大船渡市で4億年前の植物の化石発見 静岡大など

静岡大学などのチームは、岩手県大船渡市の約3.9億〜4.1億年前の「前期デボン紀」の海の地層から植物の胞子の化石を見つけた。大きさは数十マイクロ(100万分の1)ナノメートルの胞子を15種見つけた。これまで最古だった約3.6億〜3.8億年前から1,000万年前以上遡る。過去に発見された胞子の化石を参考に分類し、どれも低い草の胞子だとしている。前期デボン紀は植物が大幅に多様化した時代で、地層のできた海に近い陸に草原が広がっていたと考えられるという。

福井恐竜博物館 23年度入館者数84万人でコロナ前比14%増

福井県立恐竜博物館(所在地:福井県勝山市)は、2023年度の年間入場者数が84万人に上り、コロナ禍前の2018年度比で14%増となったと発表した。改装オープン後の2023年7月14日から2024年3月31日までを2023年度とし、2018年度の同期間と比較した。
繁忙期以外でも来館者が多かったことに加え、3月16日に北陸新幹線が敦賀まで延伸開業したことで、同館へのアクセスが向上、沿線地域からの顧客が増えたという。改装に伴い、常設で展示する恐竜の全身骨格を50体に増やしたほか、新館の増設で延床面積を1.5倍に増やし施設を充実したことが奏功したとみられる。

東大 鋭利な刺突具で突かれた縄文人の頭骨を発見

東京大学大学院研究グループは4月4日、1920年に岡山県で発掘された縄文人の頭骨に鋭利な刺突具で破壊的に孔をあけられた痕跡があることを発見したと発表した。この頭骨は縄文時代前期(約6,000年前)の成人女性のもので、額にある孔を肉眼観察とCTスキャンを用いて法医人類学的基準で診断したところ、利器の刺突(現代であれば銃撃を含む)によってできる典型的な形状を示していることが分かった。
この頭骨は岡山県倉敷市に所在する6,200〜5,200年前ごろ(縄文時代時代前期)の羽島貝塚から1920年に発掘、出土した。