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高松塚古墳の柩をCGで復元 科学分析踏まえ サイズは2m×58cm

奈良県明日香村の高松塚古墳で見つかった柩の破片や金具などを、橿原考古学研究所と奈良文化財研究所が共同で科学的に分析し、その結果をもとに石室に収められていたおよそ1300年前の柩をCGで復元した。
調査では柩と金具に組み合わさるものがないか調べたところ、釘穴が一致するものが見つかったほか、七角形や八角形をした5つの金具の表面に付着した化学物質の成分を調べたところ、水銀を含む朱色の顔料などが検出された。これらのことから、このタイプの金具は顔料が塗られていた柩の内側に取り付けられていたことが分かったという。柩の長さはおよそ2m、幅はおよそ58cmほどあり、表面には黒い漆が施され、内側にも釘隠しのような金具が使われるなど、丁寧なつくりだったとみられる。

東大寺二月堂「お水取り」今年も一部非公開 感染急拡大で

東大寺二月堂の「お水取り」の名で知られる伝統行事「修二会」について、同寺は新型コロナの感染急拡大に伴い、今年も「お松明」の一部を非公開にすることを決めた。
感染症の専門医などと対応を検討した結果、感染拡大防止のため、燃え盛る松明(たいまつ)を二月堂の欄干から突き出して振る「お松明」、3月1日から14日までの日程のうち、12日は非公開、それ以外の日は二月堂周辺への立ち入り人数を制限する方針。
修二会は、「練行衆」と呼ばれる僧侶たちがおよそ1カ月間にわたって国の安泰を願い、法要などを行う行事で、奈良時代から一度も途絶えることなく行われ、今年で1,271回目を数える。

奈良・若草山の山焼き 古都の夜空照らす 観覧9,000人に限定

奈良の冬の伝統行事、若草山の山焼きが1月22日夜、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、公園周辺で観覧できる人を事前の登録を済ませた9,000人に限定して行われた。
午後5時半ごろ、春日大社から「御神火」と呼ばれる火が届けられると、神職が祝詞をあげ、山焼きの成功を祈った。そしておよそ300発の花火が次々と打ち上げられた後、地元の消防団員らが山の斜面の枯れ草に一斉に火を放っていった。炎は古都・奈良の夜空を赤々と照らして幻想的な光景をつくり出した。観客らは夜空を焦がす炎の祭典に見入っていた。

日本政府 「佐渡金山」世界文化遺産 21年度推薦見送りへ

日本政府は「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産への2021年度の推薦を見送る方針。韓国の反発などがあり、推薦しても登録の実現は難しいと判断した。2023年の世界遺産登録に向け審査を受けるには、2月1日までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)に政府の推薦書を提出する必要がある。

京都・三十三間堂で新成人らが2年ぶり「弓の引き初め」

京都の国宝・蓮華王院本堂、通称・三十三間堂(所在地:京都市東山区)で弓道の全国大会が2年ぶりに開かれ、競技に先立って、晴れ着姿の新成人たちが「弓の引き初め」をした。1月15日は昨年の成人を対象に、16日は今年の成人を対象に、2年ぶりに無観客で開催された。
三十三間堂では、鎌倉時代から江戸時代に、弓の名人たちが腕前を競い合った「通し矢」が行われていた。こうした歴史に因み、毎年この時期に弓道の全国大会が開かれてきた。だが昨年は、新型コロナウイルスの影響で中止となっていた。2年ぶりに行われた引き初めで、振り袖にはかま姿の新成人の女性たちが、60メートル先の直径1mの的に狙いを定め、次々に矢を放ち、緊張感の中にも華やかな雰囲気を醸し出していた。

京都府福知山市 冬の和紙づくり「寒すき」作業が最盛期

京都府福知山市の手漉き和紙の工房で、冬の和紙づくり「寒すき」の作業が最盛期を迎えている。福知山市大江町二俣地区にある工房では江戸時代から手漉き和紙づくりを行っている。冷たい井戸水を張った「すき舟」に原料となるコウゾやトロロアオイを入れて十分にかき混ぜた後、紙の厚さが均一になるように漉く。
冬場の作業は「寒すき」と呼ばれている。寒さが厳しいこの時期に漉く和紙は、水に含まれる雑菌が少ないことなどから、きめがこまかく、丈夫でしなやかな質感になることで、書道家の作品などに使われるという。寒すきの作業は3月上旬まで続く。