北海道大学の研究グループは、グリーンランド北西部の氷河が13年間で厚さが5.4m薄くなっていることを明らかにした。気温がセ氏1度上昇すると氷河が失われる速度が2倍になる恐れがあるという。
研究グループは2012年7月から、グリーンランド北西部の「カナック業が」の観測をはじめた。毎年夏に測定を行い、雪が降った量や融けた量などを解析したところ、13年間で氷河全域の厚さが平均5.4m薄くなっていることが分かった。
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水星 半径10km以上縮む 地表の”しわ”新解析で判明 北大
北海道大学の研究チームは、水星が約46億年前に誕生して以降、内部が冷えるのに伴って、半径が10km以上縮んでいたことを突き止めた。この論文は9月10日、米科学誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ」に掲載された。
現在の水星の半径は約2,440km。米探査機メッセンジャーなどによる観測で、水星の地表には収縮に伴って生じた、”しわ”のような地形が多数存在することが分かっている。
研究チームは今回、隕石衝突などで生じる水星表面の凹凸の程度(ラフネス)を数値化、収縮地形の分布と比較した。その結果、クレーター付近などラフネスが高いところは収縮地形が少ない傾向が判明。これを考慮に入れて補正すると、半径は12km近く縮んでいたことが分かった。
小惑星「リュウグウ」は太陽系初期の天体の残骸 北海道大
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元寇船から矢の末端を発見 南宋の武器を転用か
鎮魂の祈り込め 京都「五山送り火」夜空焦がす
エジプトで1,800万年前の新種の類人猿の化石を発見
北アフリカ、エジプトで初めて類人猿の化石が見つかった。新たに発見された化石は、下あごの一部と、歯の一部の化石で、類人猿がユーラシア大陸に広がる前の1,800万年〜1,700万年前のものとみられる。
この新種の類人猿は「マスリピテクス・モグラエンシス」と学名が付けられた。テナガザル、オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボ、ヒトなどを含むヒト上科「ホミノイド」というグループの共通の祖先とほぼ同じ姿をしていたと考えられる。
これらの研究成果はエジプト、マンスーラ大学の研究チーがまとめたもので、論文は3月26日付で学術誌「Science」に掲載された。
現在見つかっている初期の類人猿の化石の殆どは、東アフリカで出土したものだ。今から1,600万年〜1,400万年前の中新世中期と考えられてきた。だが、今回北アフリカで初めて類人猿の化石が見つかった。
「飛鳥・藤原の宮都」世界文化遺産に登録決定
天神祭・本宮「陸渡御」「船渡御」奉納花火に人…
炎暑の古都 祇園祭・後祭で11基が華やかに巡行
祇園祭 前祭 23基の山鉾巡行 ”辻回し”に歓声
京都・祇園祭のハイライト、前祭(さきまつり)山鉾巡行が7月17日、うだるような暑さの中、京都市内中心部(四条通ー河原町通ー御池通)で行われた。京都府警の発表によると、沿道を約19万人の観客が埋め尽くした。
”動く美術館”とも称される23基の山鉾が四条烏丸を、四条通を東へ向け、先導を務める「長刀鉾」が「エンヤラヤー」の掛け声とともに出発。四条河原町で重さ数トンもの豪奢な山・鉾を90度向きを変える、最初の”辻回し”。観客の歓声と拍手が起こる。北へ向きを変えた山鉾が河原町通を北進。河原町御池では2度目の辻回しで向きを変え、御池通を西進。烏丸御池を過ぎ、新町御池までの行程を巡行した。長刀鉾に続く「山一番」を今年、くじで引き当て担ったのは「郭巨(かっきょ)山」だった。
改正皇室典範が成立 皇族数確保へ女性皇籍保持
131億年前の超巨大ブラックホール 国際チーム発見
日米欧などの国際研究チームは、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡「ユークリッド」を使って、今から約131億年前に存在した超巨大ブラックホールを発見した。
オランダのライデン大学を中心とした国際研究チームは、今回31個のクエーサーを見つけた。クエーサーは銀河の中心にあるとされる超巨大ブラックホールに物質が引き込まれるときに高温に加熱され、強烈な光を放つ天体だ。
31個のクエーサーのうち、12個は約130億年前より遠い宇宙に存在する。うち2つは宇宙誕生から約6億7,000万年後に存在したクエーサーで、今から約131億年前となる若い宇宙で見つかった。地球から最も遠い距離(最古)のクエーサーの記録を更新した。
研究成果は欧州の「アストロノミー・アンド・アストロフィジックス」に掲載された。
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「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産へ, 登録勧告
文化庁は6月6日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、イコモスが、奈良県中部の遺跡群「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」を世界文化遺産に登録するよう勧告したと発表した。勧告では、選考基準である「文化的伝統や文明を伝承する物証として無二、少なくとも稀有な存在」といった基準を満たすと評価した。
韓国・釜山で7月19〜29日開かれるユネスコ世界遺産委員会で正式に登録が決まる見通し。登録されれば、国内の世界遺産は文化22、自然5の計27件となる。
飛鳥・藤原の宮都は、6世紀末〜8世紀初頭の19の資産で構成される。中心となる資産は「大化の改新」の舞台となった飛鳥宮跡(所在地:奈良県明日香村)と、その後に造営された日本初の本格的都城「藤原京」の中心だった藤原宮跡(同奈良県橿原市)。710年、元明女帝が平城京に遷都するまで政治や文化の中心地だった。
ネアンデルタール人 歯の治療は現生人類以上
ロシア科学アカデミー考古学・民俗学研究所の研究チームが、最近シベリアの洞窟で発見された5万9,000年前のネアンデルタール人の臼歯にあけられた奇妙な穴を詳しく調べたところ、ネアンデルタール人が痛む歯を治療する器用さを持っていたことが明らかになった。
彼らは、石器で歯に穴をあけ、化膿(かのう)した歯髄を慎重に取り除いていたことをうかがわせた。こうした先史時代の処置は、現生人類が虫歯を治療した最古の証拠よりも約4万年も古い。この論文は5月13日付で学術誌「PLOS One」に掲載された。
私たち現生人類(ホモ・サピエンス)は、ネアンデルタール人を思考ではなく、本能で行動する、棍棒を振るう野蛮な穴居人として表現することが多い。しかし、近年明らかになった事例をみると、約4万年前の更新世後期に絶滅したネアンデルタール人が、芸術的な表現をし、死者を追悼する知的な生きものだったことを示唆しているーーと記している。
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恐竜絶滅起こした小惑星衝突の痕跡 北海道で発見
東北大学、東京大学、福井県立大学などの研究チームは、約6,600万年前の白亜紀末にメキシコでユカタン半島付近で起きた小惑星衝突の衝突時に似た痕跡を示す地層を北海道東部の浦幌町をを流れる川流布(かわるっぷ)川の支流上流で発見したと発表した。地層が含む金属成分や微生物の化石などを詳しく分析し、白亜紀末を示すK/Pg境界層の一部であることを突き止めた。
小惑星衝突の痕跡が、科学的な証拠を伴って日本国内で見つかるのは初めて。これらの共同研究の成果は、科学誌「コミュニケーションズ・アース・アンド・エンバイロメント」に掲載された。
白亜紀末、小惑星の衝突により恐竜などの生物が大量に絶滅したとされている。小惑星に多く含まれたイリジウムやオスミウムなどの金属元素が地球全体に広く降り積もった。
旧人 石器使い虫歯治療していた 5万9,000年前
ロシアなどの研究チームが5月13日、米科学誌プロスワンに、旧人ネアンデルタール人が小型の石器を使って虫歯を治療していたとみられる化石を見つけたと発表した。歯は約5万9,000年前のもので、同チームは本格的な虫歯治療を施した最古の事例だとしている。
歯は下顎の奥歯で、ロシア・南シベリアのアルタイ山脈にある洞窟で発見。性別は不明の成人のもの。歯髄に届くほどの深い穴が開いていた。偶然できた損傷ではなく、治療によって意図的に施されたものだとチームは分析した。そして、治療後もこの人物は長期間生存したとみられるという。
チームは、虫歯治療にあたって「痛みの原因を診断し、適切な石器を選ぶ必要があった」と指摘。ネアンデルタール人が「洗練された認知能力を持っていたことを示している」としている。
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米有人月探査打ち上げ成功 約半世紀ぶり
米国航空宇宙局(NASA)は4月1日午後6時35分(日本時間2日午前7時35分)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから、月周回に向かう米国とカナダの飛行士4人が搭乗した宇宙船「オリオン」を打ち上げ、予定していた軌道への投入に成功した。人類初の月面着陸を果たした「アポロ計画」以来、約半世紀ぶりに人類が月を目指す。
米国主導で日本も参加する有人月探査「アルテミス計画」の第2弾にあたる今回の「アルテミス2」では、約10日間飛行し、月の裏側を回って地球に帰還する。
オリオンは2022年の「アルテミス1」で無人飛行に成功。今回は、月周辺の厳しい環境で、人を乗せた宇宙船や生命維持装置が設計通り作動するか検証する。2028年を目標とする有人月面着陸につなげる。その後、日本人飛行士が月に降り立つ予定も組まれている。
飛鳥寺出土品と百済王宮跡で発見の甲 酷似
日本の研究G 謎の文明「ディムルン」王墓発見
飛鳥・甘樫丘で官僚邸宅か 天武・持統朝の塀跡
奈良県明日香村教育委員会は3月18日、同村の甘樫丘(あまかしのおか)遺跡群で、7世紀後半に造られたとみられる塀跡が見つかったと発表した。今回見つかったのは1辺約1.2mの方形の柱穴5カ所。昨年度の調査結果分も合わせると南北15m以上、東西7.2m以上の敷地を区画する塀があったとみられる。
専門家は律令国家の成立を目指していた天武・持統両天皇の時期の甘樫丘は官僚層の住宅施設があった可能性を指摘する。また、ここは有力豪族らの政争の場でもあった。
「日本書紀」によると、飛鳥時代前半の有力豪族で、天皇を凌ぐほどの権勢を誇った蘇我蝦夷(えみし)と息子の入鹿(いるか)が甘樫丘に邸宅を築いているが、中大兄皇子、中臣鎌足(後の藤原鎌足)らによる645年の「乙巳(いっし)の変」で、その豪壮な邸宅は焼き払われたとされる。

