ジェーシービー(以下、JCB)、大日本印刷(以下、DNP)、パナソニックシステムソリューションズジャパン(以下、パナソニック)、りそなホールディングスの4社は8月2日、生体認証を活用した業界横断型プラットフォーム「顔認証マルチチャネルプラットフォーム」の事業化に向けた検討を開始することに合意したと発表した。
銀行のインターネットバンキングや窓口での諸手続き、宿泊施設のチェックインやカーシェアリングの利用、イベント会場の入退館、売店での決済などを想定。
今回合意した4社以外にも様々な業界の企業に、このプラットフォームの利用を促進するなど、業界横断的に利用できるプラットフォームの構築を検討していく。
国産バイオジェット燃料供給網構築がNEDOに採択
日揮ホールディングス(本社:横浜市西区)、レポインターナショナル(本社:京都市伏見区)、コスモ石油(本社:東京都港区)は8月2日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が進めるバイオジェット燃料生産技術開発事業における公募事業「バイオジェット燃料生産事業開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築」に、「国産廃食用油を原料とするバイオジェット燃料製造サプライチェーンモデルの構築」を共同提案し、採択されたと発表した。この事業を通じて、2025年までにバイオジェット燃料製造設備の稼働、供給開始を目指す。
東急不動産 タイ・バンコクの複合開発に初参画
東急不動産(本社:東京都渋谷区)は8月2日、タイ・バンコク市内中心部の現地大手不動産デベロッパー、オリジン社が開発を進める、ホテルを中心とした複合開発事業に参画すると発表した。
今回参画するプロジェクトはバンコク中心部とスワンナプーム国際空港をつなぐ空港線の始発駅および市内主要交通機関、バンコクスカイトレインのパヤタイ駅から約200mに位置する、ホテルを主要用途とする複合開発。ホテル412室のほか、オフィスと商業施設部分を含む案件。ホテルの運営はIHGグループの「HOTEL INDIGO」と「HOLIDAYINN EXPRESS」による運営を予定。
東急不動産は2019年に設立した現地子会社、TOKYU LAND ASIA Pte.Ltd.(本社:シンガポール、以下、TLA)を通じて、インドネシアや中国以外のASEAN諸国への事業展開を進めてきているが、今回は初めてのタイ事業への参画となる。
英アストラゼネカの慢性腎臓病治療薬 国内で初承認へ
英国の製薬大手アストラゼネカが製造・販売する慢性腎臓病の治療薬が、日本国内で初めて近く承認される見通しとなった。これは「フォシーガ」で、日本では糖尿病や慢性心不全の治療薬としてすでに承認されているが、慢性腎臓病への効果も認められるとして先週、厚生労働省の専門部会が承認を了承した。
慢性腎臓病は成人の8人に1人、およそ1,300万人の患者がいるといわれる。
太陽誘電 中国・常州市にセラミックコンデンサ工場
受動電子部品を主とした電気機器の製造・販売を手掛ける太陽誘電(本社:東京都中央区)は7月29日、中国江蘇省常州市の子会社「太陽誘電(常州)電子有限公司」に約1億7,400万米ドル(約190億円)増資し、積層セラミックjコンデンサの工場を新設すると発表した。同社が中国に積層セラミックコンデンサの工場を設けるのは、広東省東莞市に続き2カ所目。
ヤクルト 中国海南省海口市に支店設立し営業開始
ヤクルト本社(本社:東京都港区)は7月30日、グループの中国の広州ヤクルトが海南省海口市(かいこうし)に海口支店を設立し、8月2日よりスーパーマーケット等の店頭で乳酸菌飲料「ヤクルト」および「ヤクルトライト」の販売を開始すると発表した。
これまで海口市は近隣の湛江(たんこう)支店(所在地:湛江市)から販売してきたが、今回の支店設立で、さらに販売体制を充実する。この結果、中国の販売拠点は50カ所、そのうち広州ヤクルトの拠点は10カ所となる。海口市は中国海南省北部に位置する人口約233万人の海南省の省都。
Meiji 韓国の東亞と合弁解消 全株式譲渡 提携は継続
Meiji Seikaファルマ(本社:東京都中央区、以下、Meiji)は7月27日、東亞ソシオホールディングス(本社:韓国・ソウル市、以下、東亞ソシオ)との合弁会社、DMバイオ Limited(以下、DMバイオ)について、Meijiが保有するDMバイオ社の全株式を、東亞グループに譲渡することに合意したと発表した。譲渡手続きは9月末に完了する予定。
なお、Meijiと東亞ソシオ間のバイオシミラーに関する提携関係は今後も継続することで合意している。
20年世界貿易額7%減の1,890兆円 コロナ禍など響く
日本貿易振興機構(ジェトロ)の推計によると、2020年の世界貿易額(輸出ベース)は前年比7.0%減の17兆2,180億ドル(約1,890兆円)だった。数量も5.0%減少した。コロナ禍で経済活動が停滞したほか、原油価格の下落が響いた。金額、数量ともに前年を下回るのは、金融危機の影響を受けた2009年以来という。
クロマグロ 22年から大型魚の漁獲枠15%増で合意
太平洋クロマグロの漁獲管理を話し合う国際会議が7月29日閉幕した。日本が提案した漁獲枠拡大について、日本近海を含む中西部太平洋で2022年から大型魚(30kg以上)の漁獲枠を一律15%増やすことで合意した。一時は激減した水産資源が回復傾向にあるとが共通認識となったため。水産庁によると、日本の増加分は732トン。
ルネサス 那珂工場の出荷回復は遅れ8月中旬に
半導体大手のルネサスエレクトロニクスは7月29日、3月に火災が発生した那珂工場(所在地:茨城県ひたちなか市)の出荷が、火災前の水準に回復するのは8月中旬になるとの見通しを示した。同工場の生産能力は6月に完全復旧し、出荷回復を7月中旬と見込んでいた。しかし、製造装置のトラブルが続き回復はずれ込み、当初の想定より1カ月程度遅れる見通しとなった。
車8社の21年上半期世界販売29%増もコロナ前下回る
国内の自動車大手8社が7月29日発表した2021年上半期(1~6月)の世界販売は、前年同期比29.4%増の計1,313万4,697台となった。8社とも前年同期を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で落ち込んだ前年の反動に加え、自動車主要市場の北米、中国が好調だった。ただ、それでもコロナ流行前の2019年上半期実績には及ばなかった。
クラボウ デルタ株に対する抗ウイルス効果を確認
クラボウ(本社:大阪市中央区)繊維事業部は7月29日、独自に抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」で加工した繊維素材に、新型コロナウイルスの変異株、デルタ株に対する抗ウイルス効果があることを確認したと発表した。クレンゼを施した加工素材にはアルファ株および、変異前の従来株に対する効果もすでに確認済み。
一般財団法人日本繊維製品品質技術センターでの検証結果、その効果が確認されたもの。
三井住友FG 中国で証券会社設立を申請 22年開業へ
三井住友フィナンシャルグループ(FG)は7月28日、傘下のSMBC日興証券とともに 中国証券監督管理委員会に共同で証券会社の設立を申請したと発表した。2022年夏ごろからの営業開始を目指す。
中国政府は2020年4月、外資規制を緩和し、外国企業が全額出資する証券会社の設立を認めていて、日本の証券会社ではすでに野村ホールディングスや大和証券グループ本社が中国で設立認可を得ている。
住友ベークライト 中国で半導体封止材の設備増強
住友ベークライト(本社:東京都品川区)は7月28日、半導体風止材の中国子会社、蘇州住友電木有限公司(以下、SSB)で、新たな設備を導入することにより、生産能力を現行の1.5倍に増強すると発表した。
新規生産ラインは現工場の建屋内に設置するもので、すでに当局の承認も得て着工した。2021年内に設置完了し、2022年初から生産開始する計画。投資額は約25億円を予定。
トヨタ 21年上半期世界販売546万台で2年連続1位
トヨタ自動車は7月29日、ダイハツ工業と日野自動車を合わせたグループの2021年1~6月の世界販売台数が約546万7,000台で、上半期として過去最多になったと発表した。前年同期に比べ31.3%増加し、2年ぶりに前年を上回った。
ドイツのフォルクスワーゲンの世界販売台数は約497万8,000台で、トヨタは上半期として2年連続で世界1位になったとみられる。また、トヨタ自動車は単体としての世界販売台数が約500万4,000台で、半期ベースで初めて500万台を超えた。
亀田製菓 タイの子会社を清算 合弁会社へ事業移管で
亀田製菓はこのほど、タイ中部のサムットプラカーン県の子会社、タイ亀田を清算することを取締役会で決議した。タイ亀田は同県に米菓工場を設置していたが、設備の老朽化に伴い、合弁会社のシンハ亀田(タイランド)に事業を移管した。移管業務が完了したため清算するもの。詳細日程は未定。
塩野義 コロナワクチン ベトナムへの技術移管で協議
塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は7月28日、日本で開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチンの生産に関する技術移管について、ベトナムと協議を進めていると発表した。一部で技術移管に関して合意したと報じられたが、まだ協議中で詳細に関する最終合意には至っていないとしている。
量子コンピュータ初設置 東大とIBM 次世代計算機
東京大学とIBMは7月27日、商用で日本初となる量子コンピュータを「かわさき新産業創造センター」(所在地:川崎市)に設置し、運用を始めたと発表した。IBMが開発した「量子ゲート」型と呼ばれる汎用タイプで、東大が運用の権利を持つ。
量子コンピュータは、スーパーコンピュータで長い時間がかかる計算を短時間で終えることが可能になる次世代計算機。今後の技術開発や人材育成などに活用し、共同研究のための協議会には金融や化学、自動車といった分野の企業が参加している。
JAXA 新型エンジンの実験成功 ロケット打ち上げ
宇宙航空開発機構(JAXA)は7月27日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で、メタンと酸素の混合ガスの燃焼時に生まれる衝撃波を利用した新型エンジンを搭載した、観測ロケット「S-520」31号機を打ち上げた。宇宙空間でのエンジン性能実証が目的で、JAXAによると実験は成功した。
ロケットは4分4秒後に高度235㌔の宇宙空間に到達。7分56秒後に内之浦南東の海に着水。実験データの入ったカプセルもその後、近くの海上で回収された。
豊田自動織機 CO2 30年度に50%減 新事業で1兆円
豊田自動織機はこのほど、2030年度に向けた経営目標を公表した。この要点は二酸化炭素(CO2)排出量削減と新規事業の拡大。2030年度に世界64カ所生産拠点のCO2排出量を2013年度比で50%削減するほか、電気自動車(EV)向けの電動コンプレッサーなどの新規事業領域で売上高1兆円を目指す。
日本工営 水素社会実現に向けコンサル業務3件受注
日本工営(本社:東京都千代田区)は7月27日、水素社会の実現に向けた調査・コンサルティング業務を3件受注し、業務を開始したと発表した。発注者はアジア開発銀行(ADB)で、契約期間は2020年11月~2021年10月。モルディブとパラオを対象に、新たな再生可能エネルギーとしての水素インフラ導入に向けたADBの新規プロジェクトの検討・提案を行う。国外で製造された水素の輸送コスト調査や対象国での水素の利活用手法の検討、将来的に対象国での水素製造を実現させるための調査等を行う。
旭化成ホームズ シニア向け賃貸住宅1,200戸超え
旭化成ホームズ(本社:東京都千代田区)は7月26日、運営するシニア向け賃貸住宅「ヘーベルVillage(ヴィレッジ)」の戸数が2021年6月末で1,200戸を超えたと発表した。今後ヘーベルVillageでは、健康寿命の延伸に向けたサービス創出などを目指し、東京都健康長寿医療センター研究所と連携していく。
北海道・北東北の縄文遺跡群 世界遺産に登録決定
キューピー 愛知・拳母工場を23年めどに生産終了
キューピー(本社:東京都渋谷区)は7月26日、2023年をめどに拳母工場(所在地:愛知県豊田市)について、すべての生産活動を終了し、閉鎖すると発表した。拳母工場で生産する調味料は泉佐野工場(所在地:大阪府泉佐野市)、神戸工場(所在地:神戸市)などへ移管し、タマゴ製品はグループの生産拠点に移管する予定。
拳母工場は1958年設立で、国内7工場ののうち最も古く老朽化が進んでいた。約270人の従業員の雇用はグループ内の異動などで維持する。
関西の上半期輸出額は過去最高 対米建設機械など
大阪税関によると、2021年1~6月の上半期の関西2府4県からの輸出額は8兆8,198億円となり、前年同期比19.7%増となった。上半期の輸出額が前年同期比でプラスとなるのは2018年以来で、金額は1979年以降で最高となった。
新型コロナウイルスの影響により在宅勤務が普及し、郊外に住宅を建てる需要が拡大していることで、米国向けの建設用機械などの輸出が伸びているという。また、アジア向けは半導体製造装置やタブレット端末のディスプレーの材料などに使われるプラスチックの輸出も好調だった。
三菱造船 下関でフィリピン運輸省向け多目的船進水式
三菱重工グループの三菱造船(本社:横浜市西区)は7月26日、フィリピン運輸省より受注して建造中の大型の多目的対応船2隻のうち、1番船の進水式を三菱重工業下関造船所江浦工場(所在地:山口県下関市)で執り行ったと発表した。
同船は今後艤装工事、試運転などを経て、2022年3月初旬にフィリピン・マニラへ回航し、5月に命名、引渡しする。2番船は2022年5月にマニラへ回航、9月に命名、引渡しの予定。
多目的対応船は、荒天時の救難活動や沖合、湾岸域での巡回業務で重要な役割を担う。長さ96.6m、最大速力24ノット、4,000海里以上の航続距を有するほか、海洋状況の把握と海事法執行に必要な装置や機器を装備している。
コマツ 東南ア都市土木作業向け20㌧油圧ショベル
コマツ(本社:東京都港区)は7月26日、東南アジア地域で宅地開発や道路工事などの都市土木作業向けCEシリーズとして20㌧油圧ショベル「PC200-⒑MO」を7月より発売すると発表した。インドネシアおよびタイを皮切りに導入を進め、標準シリーズ「PC210-⒑MO」と合わせ、2機種を東南アジアにおける2モデルライン戦略と位置付け商品展開する。
PC200-⒑MOは、従来品の品質と耐久性を継承しつつ、エンジンを4気筒にするなど都市土木等の作業に特化して仕様を最適化することにより、低燃費化および本体価格を低く抑えることを実現した。
ヤマトHD シンガポールEC物流企業に出資
ヤマトホールディングス(HD、本社:東京都中央区)は7月26日、グループの投資ファンド、クロネコ・イノベーション・ファンドを通じて、電子商取引(EC)向け物流サービスを展開するシンガポールのアイストア・アイセンドに出資したと発表した。出資額・出資比率は非公表。拡大するアジアEC市場で新たなサービスの提供を目指す。
アイストア・アイセンドは、シンガポールを本拠にマレーシアやインドネシアなどでサイトの構築・運営ほか、受注管理、倉庫、配送などを一括で提供するサービスを手掛けている。
塩野義 飲み薬タイプのコロナ治療薬の治験開始
塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は7月26日、新型コロナウイルス治療薬の臨床試験(治験)を開始したと発表した。この薬剤は飲み薬タイプで、既存薬からの転用ではなく、コロナ治療用の薬として開発。感染初期段階で使用し、重症化を防ぐことが期待されるという。同社はワクチン開発とともに、この治療薬の実用化を急ぐ。ただ、承認時期は未定としている。
「奄美,徳之島,沖縄,西表島」世界自然遺産に登録決定
富士フィルム和光純薬 コロナ抗体専用試薬を発売
富士フィルム和光純薬(本社:大阪市中央区)は7月26日、迅速測定が可能な自動化学発光酵素免疫分析装置専用試薬として、新型コロナウイルス抗体を測定対象とした研究用試薬を同日販売すると発表した。
同社は富士フィルム、藤田医科大学、国立感染症研究所との共同研究により明らかにした、スパイクたんぱく質のRBDに結合するlgG抗体が中和活性と相関性が高いとの研究成果をもとに、今回lgG抗体の抗体価を全自動で迅速に測定可能な専用試薬を開発した。
OKI EV用パワー半導体向け性能モニタリング開始
沖電気工業(本社:東京都港区、以下、OKI)は7月26日、グループで信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(本社:東京都練馬区、以下、OEG)が、電気自動車(EV)用の電源装置などに搭載され、安全性・信頼性確保のために高い精度での寿命予測が求められるパワー半導体を対象にした「劣化・寿命連続モニタリング試験サービス」を開始したと発表した。
独自で構築した全自動ログシステムにより「高温逆バイアス試験」時の劣化・故障を常時モニタリングすることで、寿命予測精度を大きく向上させるとともに、ワイドギャップパワー半導体への対応も可能とした。7月27日からサービスを開始し、年間5,000万円の売り上げを目指す。
アンジェス コロナワクチンの治験400人規模で追加実施
遺伝子医薬品の研究開発を手掛けるバイオ製薬企業、アンジェス(本社:大阪府茨木市)は7月26日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、400人規模の臨床試験(治験)を追加で行うと発表した。これまで実施してきた治験と比べ、接種量を増やすほか、新たな接種方法を追加することで、より高い有効性が得られる投与方法を検討する。厚生労働省と協議の結果、有効性を高めるための投与方法を検討する治験を追加することになったもの。
インドMH州 25年度末までの新EV政策 EV化推進
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、インドマハラシュトラ(MH)州政府はこのほど、電気自動車(EV)など電動車両の普及・促進に向け、新たなEV政策を発表した。2018年に発表した既存のEV政策を更新し、新政策では達成期限を2025年度末までとして、需要と供給双方を刺激する具体策を盛り込んだ。
主なポイントは①2025年度末までに新規車両登録数のうち10%をEVとする②2025年度末までに州内の主要都市5カ所で公共交通機関とラストマイル配送車のうち25%をEVとする③既存の州営バスのうち15%をEVとする④EVの州別年間生産能力でインド国内トップを目指す⑤州内の主要都市7カ所と国道4号線沿いに計2,500カ所の充電ステーションを設置する-など。
ベトナム1~6月貿易収支赤字 米国向けの黒字拡大
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ベトナム税関総局が公表した貿易概況では、2021年上半期(!~6月)の輸出は1,583億3,524万ドル(前年同期比29.0%増)、輸入は1,593億2,794万ドル(同36.3%増)で、貿易収支は9億9,270万ドルの赤字となった。輸出入とも大幅な伸びを記録したが、2020年上半期が前年比前年同期比ほぼ横ばいだったことで急増した。新型コロナ流行前の2019年上半期比では輸出が29.2%増、輸入が31.8%増だった。
主要国・地域別にみると、対米国では輸出が455億7,689万ドル(同44.7%増)で1位、輸入は76億2,777万ドル(同9.0%増)で5位。この結果、対米の貿易収支は397億4,912万ドルの黒字(同54.9%増)となった。
対中国では輸出が245億3,121万ドル(同24.8%増)で2位、輸入が529億2,143万ドル(同52.2%増)で1位。この結果、対中の貿易収支は283億9,022万ドルの赤字となった。対日本は輸出が100億6,359万ドル(同8.2%増)で4位、輸入が106億8,123万ドル(同13.2%増)で3位。この結果、対日の貿易収支は6億1,764万ドルの赤字だった。
「無印良品」30年に国内で3倍の1,500店規模へ
生活雑貨ブランド「無印良品」を展開する良品計画(本社:東京都豊島区)はこのほど、中長期経営計画を発表した。この骨子は国内で年間平均約100店舗増やし、2030年に現在の約3倍の1,500店舗規模へ拡大する。また、海外事業も拡大と点検・見直しを図る。市場拡大が見込まれる中国は年間50店のペースで拡大する。一方、インドや欧州、北米では不採算店舗を閉鎖して、事業の立て直しを図る。
半導体不足はあと2年続く可能性 米インテルCEO
米インテルのゲルシンガー最高経営責任者(CEO)はこのほど、世界的な半導体の供給不足が、あと2年程度続く可能性があるとの見方を示した。デジタル化による需要増に供給が追い付かないためで、自動車をはじめ様々な産業への悪影響が長期化する恐れがある。NNAが報じた。
関西空港国際線「22年夏には半分回復」を期待
関西国際空港を運営する関西エアポート(本社:大阪府泉佐野市)はこのほど国際線について、「2022年夏までには半分程度まで戻ると期待する」(山谷佳之社長)との見込みを示した。当面は人件費などのコスト削減を続け、10月には空港の利用状況をリアルタイムで確認するシステムを導入して運営効率を高める。
関西、大阪(伊丹市)、神戸の3空港を運営する関西エアポートは2021年3月期連結決算で、最終損益が345億円の赤字となり、2016年に関西空港の運営を受託して初の赤字に転落している。
イオン カンボジア1号店を増床,3号店22年度開業へ
イオンモールはこのほど、カンボジアの首都プノンペンで展開する同国1号店「イオンモールプノンペン」を増床すると発表した。また、3号店「イオンモールミエンチェイ」を2022年度に開業することを明らかにした。
1号店は8月上旬に増床工事を開始し、2023年度に増床部分の営業開始を見込む。3号店はRC造3層(一部4層)で、敷地面積は17万4,000㎡、延床面積約18万㎡。約250の専門店が入る予定。
同社は現在、2014年6月オープンの1号店、2018年オープンの2号店「イオンモールセンソックシティ」を運営。新型コロナウイルス収束後に拡大が見込まれる消費需要を取り込む。
20年の機械輸出額で中国がドイツ抜き初の世界最大に
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ドイツ機械工業連盟(VDMA)はこのほど、機械・機械設備の輸出で2020年に中国が初めてドイツを抜き、世界最大になったと発表した。
2020年の世界の機械・機械設備の輸出総額1兆480億ユーロ(速報値)のうち、中国は1,650億ユーロで15.8%を占め最大となった。ドイツは1,620億ユーロで15.5%だった。2019年はドイツが15.7%を占め、中国は14.3%だった。
スズキ インドで25年までに100万円台のEV投入へ
スズキは、2025年までに電気自動車(EV)に参入する。まずは主力市場のインド向けに消費者負担で実質100万円を視野に開発する。次いで日本および欧州市場にも順次投入する。
同社がマルチ・スズキを通じて同社が50%以上のシェアを持つインド市場は、2019年の新車販売で約380万台と世界第5位。ただ、電動化は遅れており、インド政府は脱炭素に向け2030年にEV3割を目標に掲げている。
LCCジップエア 9月に成田-シンガポール線就航
日本航空(JAL)傘下の格安航空会社(LCC)ジップエア・トーキョー(所在地:千葉県成田市)は7月21日、東京・成田とシンガポールを結ぶ路線を就航すると発表した。
9月7日~10月26日まで週1回、火曜日に運航する。新型コロナウイルスワクチン接種で、今後コロナ流行が落ち着き、渡航需要の回復が見込まれると判断している。
オリンパス タイで内視鏡診断普及へ医師育成を支援
オリンパス(本社:東京都新宿区)は7月21日、内視鏡医が不足しているタイで内視鏡診断を普及させるため、日本の総務省が進める支援プロジェクトに参画すると発表した。内視鏡AI診断システムのタイおよび周辺国への導入・普及を目的としたプロジェクトに事業推進者として参画する。タイ消化器内視鏡学会と連携し、サイバネットシステムの協力のもと、タイで内視鏡AI診断システムの有用性や普及可能性に関する実証調査を実施する。
富士レビオ アルツハイマー病測定試薬の製販承認取得
H.U.グループホールディングス(本社:東京都新宿区)は7月21日、連結子会社の富士レビオ(本社:東京都新宿区)がアルツハイマー病を対象疾患として「β‐アミロイド1-42」「β‐アミロイド1-40」の測定試薬を体外診断用医薬品として、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に製造販売承認の申請を行っていたが、7月19日に製造販売承認を取得したと発表した。今後、同試薬が保険適用され次第、速やかに販売を開始する。
日本電産 台湾の鴻海とEVモーター製造で合弁検討
日本電産(本社:京都市南区)は7月21日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と傘下の電気自動車(EV)製造子会社の3社で、EV用モーター製造販売の合弁会社設立を検討すると発表した。日本電産は鴻海が量産を目指すEV向けに駆動用モーターシステムを供給する考え。交渉がまとまれば12月末までに合弁会社設立の契約を締結する見通し。
合弁会社は台湾に本社を置き、日本電産が開発する駆動用モーターやインバーター(電力変換器)、ギアなどが一体となった「トラクションモーターシステム」を開発、生産する。
スズキとダイハツ トヨタ商用車連合に参画 開発協力
スズキとダイハツ工業は7月21日、商用車の技術開発に向けて、4月にトヨタ自動車、日野自動車、いすゞ自動車の3社が設立した共同出資会社に出資すると発表した。電動化や自動運転などの先端技術の開発で協力するのが狙い。
デンカ 抗原迅速診断キットを販売開始 10分で判定
デンカ(本社:東京都中央区)は7月20日、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスを一つのデバイスを同時に診断可能な抗原迅速診断キットを8月18日から販売すると発表した。このキットは新型コロナ変異株、アルファ株、ベータ株、ガンマー株、デルタ株、カッパ株に対応している。また、同キットはイムノクロマト法で特別な検査機器を必要とせず、一般の医療機関でも迅速かつ簡便に検査を行うことができる。
1つのキットで新型コロナウイルス抗原とインフルエンザウイルス抗原(A型・B型)を同時に10分で判定する。また、RSウイルス抗原迅速診断キットと、鼻咽頭ぬぐい液の検体共用が可能という。
クレハ 中国・常熟市でPVDFの設備増強 LiB需要増で
クレハ(本社:東京都中央区)は7月20日、中国法人で完全子会社の呉羽(常熟)フッ素材料有限公司(所在地:中国江蘇省常熟市)が、常熟市内の新材料産業園区にフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)の製造設備を新設すると発表した。急速に拡大する車載用リチウムイオン電池(LiB)の需要に応える。第1期の年産規模は約1万トン。2024年春に完工、夏に稼働する予定。
クレハグループのPVDF生産は、いわき事業所で年産約6,000トン、中国の当該子会社で年産約5,000トンの製造設備を保有している。
ホンダ 半導体不足で8月に鈴鹿工場を5日間停止
ホンダは7月21日、半導体不足の影響で部品調達が滞り、8月2~6日の5日間、鈴鹿製作所(所在地:三重県鈴鹿市)の稼働を停止すると発表した。8月に減産した分は、9月以降に休日に稼働させて補う。鈴鹿製作所では軽自動車「N-BOX」などを生産している。
トヨタ タイ全3工場で8日間生産停止 部品調達に支障
トヨタ自動車は7月22日、タイの全3工場で7月21日から28日までの予定で生産を停止したことを明らかにした。タイ国内での新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い、部品調達に支障が出たためとしている。

