三菱電機は10月1日、鉄道車両用機器などの検査不正を受けて、柵山正樹会長が同日付で辞任したと発表した。不正を防げなかった責任を取る。経団連を副会長も退任した。7月に杉山武史前社長が引責辞任しており、これにより両トップの辞任に発展した。
パナソニック 8部門新設し組織再編 22年4月の持株制移行で
パナソニック(本社:大阪府門真市)は10月1日、2022年4月から移行する持株会社制を見据え、8つの事業部門などを新設し、大規模な組織再編を発表した。権限を委譲、事業ごとの意思決定を迅速化し、競争力を高めるのが狙い。
相鉄ホテル開発 台湾・台北に直営ホテル 海外6店舗目
相鉄グループの相鉄ホテル開発(本社:横浜市西区)は10月1日、台湾・台北市に直営ホテル「相鉄グランドフレッサ台北西門(タイペイシーメン)」を2023年春に出店すると発表した。同グループの海外における直営ホテルは韓国、ベトナム、タイなど6店舗目。
同ホテルは、地下鉄(板南線・松山新店線)の西門駅の出入口前にある大型LEDビジョンを備えた建物を賃借し、直営ホテルとして運営する。同エリア・周辺は多くの歴史的建造物、行政機関や司法機関も集中する、観光・ショッピング、ビジネスにも最適な立地。
関西全産業の景況5期連続改善 製造業けん引 日銀短観
日銀大阪支店が10月1日公表した「短観」によると、関西の全産業の景気判断は製造業がけん引する形で、5期連続で改善した。日銀の短観は、国内の企業に3カ月ごとに景気の現状を聞く調査で、景気が「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を差し引いた指数で景気を判断する。今回の調査は、日銀大阪支店が関西のおよそ1,400社を対象に8月下旬から9月末にかけて行った。
景気判断を示す指数は「全産業」でマイナス1となり、6月の前回調査を4ポイント上回った。これで5期連続の改善となる。このうち製造業はプラス3で、2019年6月以来、9期ぶりにプラスの水準まで回復した。電気自動車や半導体関連を中心に景況感が改善したため。また、非製造業はマイナス6と、3ポイント改善している。ただ、新型コロナウイルス禍でとくに大きな打撃を受けている「宿泊・飲食サービス」はマイナス66と、前回からさらに2ポイント悪化している。
AI活用の陸上養殖プラント用自動給餌システムを共同開発
NECネッツエスアイ、ウミトロン、林養魚場の3社は10月1日、陸上養殖プラントでの餌やりを自動化・効率化するAIシステムの開発をスタートしたと発表した。
陸上養殖事業のプラント運営において、餌やりはコストや作業時間の約5割を占める重要な作業。同システムはAIにより餌やりを自動化・効率化することで陸上養殖事業に携わる作業者の負荷軽減と事業運営の合理化を実現するもの。
林養魚場が長年培った養殖ノウハウおよび最新の陸上養殖技術を基に、事業化済みの養殖プラントと、ウミトロンが海上養殖で培った摂餌解析技術、そしてNECグループの魚体側システムとデータ統合技術を組み合わせて開発を進めている。
パナソニック 高純度水素と空気中の酸素の化学反応で発電
パナソニックは10月1日、業務用途をターゲットに同日より純水素型燃料電池5KWタイプを発売すると発表した。同電池は高純度の水素と空気中の酸素との化学反応で発電する電池で、発電効率は業界最高の56%を実現した。複数台を連結制御することで、需要に応じて発電出力をスケールアウト可能にするほか、軽量・コンパクトなサイズを生かして、建物の屋上や狭小地など様々な設置条件ににも柔軟に対応する。
春秋航空日本 社名を「スプリング・ジャパン」に
格安航空会社(LCC)の春秋航空日本(所在地:千葉県成田市)は10月1日、11月1日付で社名を「スプリング・ジャパン」に変更すると発表した。就航以来のブランドの愛称に社名を合わせることで、利用者などに浸透しやすくするのが狙い。これまで「SPRING」のみの表記としていたが、新たに「JAPAN」を加え、ブランドロゴも変更する。
春秋航空日本は、中国LCCの大手、春秋航空(スプリングエアライン)の日本法人として2014年に就航。2021年6月に日本航空(JAL)の子会社になっている。
参天製薬 SNECと質の高い眼科医療の技術者育成で提携
参天製薬(本社:大阪市北区)は9月30日、Singapore National Eye Centre(以下、SNEC)と、アジア地域における眼科医療エコシステム発展に必要な質の高い眼科医療従事者の育成などで戦略的パートナーシップを締結したと発表した。まず眼科検査を担う眼科テクニシャン(OT)を対象とした教育プログラムをシンガポールで開始する。
川崎汽船 東京海洋大と海洋プラスチックごみの共同研究
川崎汽船(本社:東京都千代田区)と国立大学法人 東京海洋大学(本部:東京都港区)は10月1日、海洋プラスチックの共同研究を開始することに合意し、共同研究契約を締結したと発表した。
東京海洋大学は、マイクロプラスチック(5mm以下のプラスチック片)を含む海洋プラスチックごみの浮遊量を世界中の海で調査するなど、この分野で研究をリードしてきた。この共同研究を通じて、世界中の多くの海域を航行する川崎汽船の運航船をプラスチック片のサンプル採取にに活用することで、海洋プラスチックごみ研究が一層活発化することが期待される。
プラスチックごみは、世界各地で毎年約800万トンが陸上から海洋中に流出しているといわれており、生態系を含めた海洋環境の悪化や海岸機能の低下、船舶航行の障害、漁業や観光への影響など、様々な問題を引き起こすとともに、魚介類を通しての人体への影響も懸念され、世界的な環境問題となっている。また、海洋プラスチックごみは95%以上が陸上由来のごみといわれており、陸上側ではプラスチックごみを出さない努力や、法制化といった社会的な取り組みが進められている。しかし、大洋中を漂うこうした海洋プラスチックごみを、大きなエネルギーを費やすことなく回収する方法として確立されたものはまだない。
クボタ 定年年齢を65歳に引き上げ シニアの意欲向上図る
クボタ(本社:大阪市浪速区)は9月30日、2022年4月1日からスタッフ職(総合職相当)とテクニカル職(技能職相当)の定年年齢を現行の60歳から65歳に引き上げると発表した。対象者は1962年4月2日以降に生まれた従業員。
定年延長により、シニア社員のモチベーションの維持・工場をさらに図ることで、全従業員がより一層活躍できる環境を整える。また、シニア社員がこれまで培ってきた高い技能・技術や幅広い経験を活かし、グローバルに拡大する事業に関わることを期待する。エキスパート職(管理職相当)の定年延長は別途検討する。
カネカ 4種類の変異株を同時に検出可能なPCR検査キット
カネカ(本社:東京都港区)は9月30日、新型コロナウイルスの4種類の変異株を同時に検出可能なリアルタイムPCR検査キットを、同日より販売開始すると発表した。同製品の希望小売価格は税込み21万7,800円(検査100回分)。
同キットは1回のPCR検査で、N501Y変異、E484K変異、E484Q変異、L452R変異の4つの変異株を同時に検出できるという。変異株の早期発見や感染拡大防止に貢献していく。
富士フィルム 豪の再生医療CynataとiPS細胞製品の製造受託
富士フィルム(本社:東京都港区)は9月30日、オーストラリアの再生医療ベンチャー、Cynata Therapeutics Limited(以下、Cynata社)と、iPS細胞を用いた再生医療製品の製造受託で基本合意したと発表した。これに基づき、富士フィルムはCynata社が保有する、iPS細胞由来の再生医療製品のパイプラインを対象に、治験薬製造および商業生産を受託する予定。
Cynata社は、iPS細胞由来の間葉系幹細胞を用いた再生医療製品の実用化を目指すベンチャー企業。
三陽商会 PETボトル回収から再生,ECOALF Tシャツ10/8発売
三陽商会(本社:東京都新宿区)は9月29日、国内リサイクルの仕組みを2年かけて実証、国内で一貫生産した初のECOALF「UTO(ユーティーオー)JAPAN(ジャパン)Tシャツ」を、10月8日より「ECOALF二子玉川」「ECOALF阪神梅田」およびECで一斉発売すると発表した。回収した海洋ゴミなどからペットボトルを分別・再生し、日本の「ECOALF」(欧州初のサステナブルファッションブランド)独自のルートにより、国内で一貫生産した。
ファストリ 「Microfibre 2030 Commitment」に署名
ファーストリテイリングは9月28日、マイクロファイバーによる自然環境への影響を最小化する国際的取り組み「Microfibre 2030
Commitment」に署名したと発表した。同取り組みは、衣料用繊維に起因するマイクロファイバーの問題に取り組む国際NPOのマイクロファイバーコンソーシアムが新たに設立したコミットメント。マイクロファイバーによる環境への影響ゼロを目指し、2030年までにグローバルで250社の企業が加盟して、研究・試験結果のデータベースと評価システムが業界全体で採用されていること、またマイクロファイバー放出量の基準値を策定し、それを加盟企業の80%が採用し、環境への放出を管理できている状態を目指す。ファーストリテイリングは、2019年9月からアソシエイトメンバーとして、マイクロファイバーコンソーシアムに参画している。
三井化学 韓国SKCとのポリウレタン原料事業の合弁解消
三井化学(本社:東京都港区)は9月30日、SKC Co.,Ltd.(本社:韓国・ソウル、以下、SKC)とのポリウレタン原料事業を統合した子会社、Mitsui Chemicals&SKC Polyurethanes Inc.(本社:韓国・ソウル、以下、MCNS)の合弁契約を解消すると発表した。
三井化学の高機能品・バイオ製品等により着実に収益を向上させていく方針と、SKCのグローバル進出などの成長を重視する方針との間で徐々に齟齬(そご)をきたす状態になっていた。
日立 EVのタイヤホイールに直接モーター,航続距離2割増
日立製作所は9月30日、モーターをタイヤホイールに直結させた電気自動車(EV)システムを開発したと発表した。力を伝える駆動機構をシンプルにできるため、一般的なEVに比べてエネルギーのロスが小さく、航続距離が最大で2割ほど伸びる。ホンダと共同出資する子会社、日立アステモと共同で取り組み、開発した。
トヨタ 34万円の立ち乗りEV発売 フル充電で14km走行
トヨタ自動車は10月1日、立ち乗りタイプの三輪電動モビリティ「C+walkT(シーウォークティー)」を発売したと発表した。小型の電気自動車(EV)と位置付け、空港やショッピングモールのほか、公園や私道での利用を想定する。今後は座り乗りタイプの販売も予定する。シーウォークティーは立ち乗りタイプで、高さは121cm、全長を70cmと歩幅程度の長さにすることで、周囲への圧迫感を抑えた。走行時に足を載せるステップの高さ15cmで乗り降りしやすくしている。
ハンドル左右のアクセルレバーを操作するだけで発進、加速、減速、停止ができるようにした。速度は時速2~10kmの6段階に設定できる。フル充電に2時間30分を要し、約14km走行することができる。公道(車道と歩道双方)での走行は規制されている。価格は約34万円から。
イセ・フーズ 82億円投じAI導入の鶏卵場はシンガポール最大
鶏卵生産大手、イセ食品(東京本社:東京都千代田区)のオーナー、伊勢彦信氏が出資するイセ・フーズ・ホールディングス(本社:シンガポール、以下、IFH)が1億シンガポールドル(約82億円、1シンガポールドル=約82円)を投じ、シンガポールで設置した鶏卵農場の生産能力は、完全稼働時に年間3億6,000万個と同国内最大の養鶏場となる見通し。また、初生びな(ふ化したばかりのひな)が500万羽となる見込み。
同施設は、イセ食品が持つ種鶏の育成から採卵までの一貫生産システムを導入。鶏の育成から卵生産までを一貫生産する最新鋭施設となる。鳥インフルエンザなどの防疫体制のノウハウも取り入れる。また、シンガポール国立大学と協力して、鶏の健康状態を確認するのに人工知能(AI)を導入するなど、日本とシンガポールの共同開発による最新技術を導入する方針。2022年から2024年まで順次、稼働していく予定。
IFHはシンガポール食品庁と9月10日、同国で養鶏場を開発する覚書を締結。IFHはこれに基づき、養鶏場を設置する約13haの農地をリースを受ける。
イオン インドネシア保健省に酸素発生機5台を寄贈
イオンは9月29日、インドネシア保健省に新型コロナウイルス感染症対策の一環として、酸素発生機5台(5,000万円相当)を寄贈したと発表した。イオングループが進出している東南アジア5カ国を対象に、総額3億5,000万円相当を寄付した一環。この結果、5カ国すべてへの贈呈が完了した。
ルネサス 自動車向け半導体23年に生産能力5割増を計画
半導体大手のルネサスエレクトロニクスは9月29日、設備投資を含めた中期経営計画を明らかにした。2023年までに自動車向けなどの半導体「マイコン」の生産能力を2021年と比べて5割増やす。これに伴い、2021年の全体の設備投資額は800億円超、2022年も600億円程度とする。直近の年間200億円程度から大幅に引き上げる。
田辺三菱製薬 10月から植物由来のコロナワクチンの治験へ
田辺三菱製薬(本社:大阪市中央区)は、カナダの子会社メディカゴが開発を進めている、植物由来の新型コロナウイルスワクチンについて、10月から国内で治験を始める方針。2022年3月までに、厚生労働省に製造販売の承認を申請することを目指している。このワクチンは植物の中で免疫を誘導する成分をつくる仕組み。カナダや米国で実施している治験は最終段階に入っているという。同社は、国内でも治験を開始し、日本人も含めて安全性や有効性を確認したい考え。
赤ちゃん本舗 初の台北・明曜百貨に10/8台湾2号店
ベビー用品大手の赤ちゃん本舗(本社:大阪市中央区)は9月28日、台北市大安区の百貨店、明曜百貨に10月8日、台湾2号店を出店すると発表した。台北市への出店は初めて。
店舗面積は203坪で、既存の1号店、新北店(ショッピングセンター「秀泰生活広場」内)の約1.2倍。在庫管理のSKUで5,500の妊婦・乳幼児用品をそろえる。台北市にも0~4歳の乳幼児が多いことと、顧客に利便性に配慮し、アクセスの良さから同地での出店を決めた。
アイリス 中国10拠点目「天津工場」10月より本格稼働
アイリスオーヤマ(本社・宮城県仙台市)は9月30日、グループの愛麗思生活用品天津有限公司(本社:中国・天津市)が、中国⒑拠点目となる「天津工場」を竣工し、10月より本格稼働すると発表した。
グループ会社および天津工場の所在地は天津経済技術開発区(TEDA)で、土地面積6万7,312㎡、建物総面積4万6,552㎡。総投資額は約50億円。家電製品、プラスチック製生活用品、スチールラック・什器などを手掛け、初年度販売額3億元(約50億円)を見込む。
今回の天津工場の新設により、北京・天津など華北地区経済圏に迅速に商品を出荷でき、中国国内における物流の一層の効率化を実現できるとしている。
HIS 外国人材派遣事業に参入 特定技能で農業,宿泊業支援
旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は特定技能の在留資格を持つ派遣事業に参入する。農業と宿泊業に照準を置き、当面は国内に在住する他の在留資格を保有する外国人の資格を切り替えて派遣するとしている。コロナウイルス感染症の収束状況を見据え、2022年以降は海外からの人材を受け入れる。コロナ禍で本業の旅行需要が低迷する中、収益源の多様化に注力する。
ホンダ 宇宙ロケット開発に参入 30年までに試験機打ち上げ
ホンダ(本社:東京都港区)は9月30日、小型宇宙ロケットを開発し、人工衛星を宇宙に運ぶ小型ロケット事業に参入すると発表した。2030年までに試験機を打ち上げる。ロケット打ち上げを手掛けるのは国内自動車メーカーで初めて。2020年代に打ち上げの実証実験を行う。
自動車8社の8月世界生産17%減,2カ月連続減 部品調達停滞
国内自動車8社の8月の世界生産台数は前年同月比17.4%減の計154万3,413台となった。これで新型コロナウイルス感染拡大で低調だった前年同月を2カ月連続で下回った。これまで各社が工場の稼働停止を明らかにしていたように、東南アジアでのコロナ流行、再拡大で部品調達が停滞したほか、引き続き半導体の供給不足が響いている。
トヨタ 8月の世界生産16.2%減 1年ぶり前年実績下回る
トヨタ自動車が9月29日発表した8月の世界生産は、前年同月比16.2%減の53万1,448台だった。同社の世界生産が前年実績を下回るのは1年ぶり。東南アジアの新型コロナウイルスの感染拡大による部品調達難や半導体不足による生産調整が響いた。9月以降は事態がさらに悪化。部品供給網の不安定化で減産がさらに拡大する見通し。
JSR シンガポールに半導体材料事業の現地法人設立
JSR(本社:東京都港区)はこのほど、シンガポールを中心とした東南アジアにおける半導体材料事業の営業・マーケティング強化のため、シンガポールに現地法人「JSR Electronic Materials Singapore Pte.Ltd.」を設立すると発表した。10月1日設立し、稼働開始は2021年12月ごろを予定。グローバルでの半導体材料事業の連携を強化し、東南アジア地域における一層のマーケティングと顧客対応力の強化を図り、顧客と製品のポートフォリオ拡大につなげていく。
北越コーポレーション タイのRO膜工場建設計画を中止
製紙大手の北越コーポレーション(本社:東京都中央区)は9月28日、タイで計画していた逆浸透膜(RO膜)支持体の工場建設計画を中止すると発表した。新型コロナウイルスの世界的な流行に伴い、事業環境が変化したため。同社は2021年5月、総額60億円を投じて、拡大する世界需要の応えるため、タイにRO膜支持体の工場を建設する計画を明らかにしていた。
阪急阪神エクスプレス インド・グルガオンに調査拠点
阪急阪神エクスプレス(本社:大阪市北区)は9月27日、シンガポール法人の阪急阪神エクスプレス・サウスイーストアジアが、インド・ハリヤナ州グルガオンに「南アジア開発室(インド支店)」を開設すると発表した。インドと周辺国の市場調査を担う拠点を新設し、南アジア地域での物流事業の拡大を目指す。
開業は10月1日を予定。駐在員事務所として、日本人を含む3人が市場調査や情報収集にあたる。阪急阪神エクスプレス・サウスイーストアジアにとって、シンガポール外で初の拠点。
三菱マテリアル 無酸素銅「MOFC-HR」開発 世界最高水準
三菱マテリアル(本社:東京都千代田区)は9月27日、強度と耐熱性を世界最高水準に高めた無酸素銅「MOMC-HR」(Mitsubishi Oxygen Free Copper-Heat Resistance)を開発したと発表した。
自動車のEV化や次世代エネルギーの普及に伴い、電気機器部材には大電流と高い放熱性が求められつつあり、銅材料の中で最も高い導電率と熱伝導率を持つ無酸素銅は、急速にその用途が広がっている。しかし、小型化により強度が必要な場合、大電流通電により材料温度の上昇を伴う場合、製造時に熱処理を必要とする場合には、これまでの無酸素銅では強度や耐熱性が不足するという課題が指摘されていた。
今回同社が開発したMOFC-HRは、こうした課題を克服したもの。コア技術である高品質な無酸素銅製造技術と材料設計技術により、高い導電率と熱伝導率を維持しつつ、強度と耐熱性を飛躍的に高めた。
レンゴー べトナムで370億円投じ段ボール新工場建設
レンゴー(本社:大阪市北区)は9月28日、ベトナムの合弁会社、ビナクラフトペーパー社(所在地:ホーチミン市郊外)が、8兆1,330億ベトナムドン(約370億円)を投じ、新たに段ボール原紙の新工場(所在地:ハノイ市郊外)を建設すると発表した。
新工場の建設により、ビナクラフトペーパー社のベトナム段ボール原紙市場における、マーケットリーダーとしての地位を確固たるものとし、同国の製紙・段ボール一貫生産体制をさらに強化していく。新工場の生産能力は年間37万トンで、稼働時期は2024年1~3月。完成後のビナクラフトペーパー社の総生産能力は年間87万トン。
塩野義 新型コロナワクチン臨床試験 年内にも最終段階へ
塩野義製薬(本社:大阪市中央区)の手代木功社長は9月29日、開発中の新型コロナウイルスの国産ワクチンについて、年内にも最終段階の臨床試験を始める方針を明らかにした。
初期段階の臨床試験では安全性に大きな問題は確認されなかったとして、10月下旬から次の段階の試験を行ったうえで、年内にも最終段階の大規模な臨床試験を開始する考えを示した。今後の試験で、すでに感染したことのある人なども含めて、安全性や有効性が確認できれば、国に承認の申請を行うとしている。
さらに、いわゆる「ブースター接種」として、別のワクチンで2回の接種を終えた人を対象に、3回目に開発中のワクチンを使うための臨床試験も検討している。
パナソニック ベトナムで天井扇,換気扇の新工場稼働
パナソニックエコシステムズは9月27日、4,500万米ドル(約50億円)を投じ、パナソニックライフソリューションズベトナム有限会社が、ベトナムのビンズオン省に新工場を建設し、10月13日から天井扇、換気扇の生産および出荷を開始すると発表した。ベトナムにおけるこの商品分野の工場は、パナソニックグループとして初めて。
新工場はホーチミン市中心部より北方に位置し、敷地面積4万9,995㎡で、延床面積2万4,066㎡の2階建て。生産は、ベトナム市場向けの天井扇から開始し、来年度にはベトナムおよびアジア、中東等へも輸出する換気扇へと拡大。東南アジアにおける室内空気質関連機器の主力生産拠点として展開する。これにより、同地域における2025年度の生産台数は約300万台と、2020年度の約1.5倍へ拡大する。また、2023年度には各国の生活様式とニーズに合った商品開発を行う室内空気質ソリューションの研究開発部門(R&D)を設置し、開発・製販一体型の向上を目指す。
JR西日本とソフトバンク BRT自動運転の隊列走行を実証
JR西日本(本社:大阪市北区)とソフトバンク(本社:東京都港区)は9月27日、自動運転で隊列走行するBRT(バス高速輸送システム)の実証実験を10月から始めると発表した。
JR西日本が滋賀県野洲市で保有する土地に、全長1.1kmのテストコースを建設。走行時速は60km程度で、大きさの異なる車両3台を通信でつなげ、後続車は10~20m後ろを走行する。総事業費は約20億円を見込む。
位置情報を読み取る衛星測位システムや道路上の磁気マーカーを読み取る方法などを試す。走行時に障害物を検知できるかなども確認する。ソフトバンクは車間の通信などで協力する。先頭車両は緊急時のみドライバーが運転し、後続車は完全無人とする形を想定。2020年代半ばの実用化を目指す。
日本ルツボ 中国江蘇省南通市に持分法適用会社設立へ
特殊耐火物メーカーの日本ルツボ(本社:東京都渋谷区)は9月28日、中国江蘇省南通市に地場企業2社と持分法適用会社「久精日坩(江蘇)新材料科技有限公司」を設立すると発表した。新会社の登録資本金は3,130万人民元(5億3,900万円)で、出資比率は日本坩堝33.5%、地場の啓東久精耐火材料有限公司61.7%、正英日坩燃焼設備有限公司4.8%。耐火物の生産・販売を手掛け、中国の耐火物市場に参入する。2021年12月設立、操業開始の予定。
JERA フィリピン電力大手に1,750億円出資 脱炭素で協業
東京電力ホールディングスと中部電力が合弁で事業展開する火力発電会社、JERA(本社:東京都中央区)は9月27日、フィリピンの財閥アボイティス・グループの電力大手アボイティス・パワー(以下、APC)の発行済み株式の約27%を約15億8,000万米ドル(約1,750億円)で取得すると発表した。投資額はJERAにとって最大規模。
具体的には足下のCO2排出量削減と、変動する再生可能エネルギーを支え、その導入量拡大に貢献していくため、LNGの活用等に取り組む。アボイティス・パワーとの間ではLNG to Powerプロジェクトの共同開発や、火力発電所における技術協力を進めていくことに合意。さらに同日、LNG調達の協業に関する基本合意書を締結した。
住友商事と西鉄 低炭素社会へ電気バスの導入拡大へ実証
住友商事(本社:東京都千代田区)、住友商事九州(本社:福岡市博多区)、西日本鉄道(本社:福岡市博多区、以下、西鉄)、西鉄バス北九州(本社:北九州市小倉北区)の4社は9月27日、西鉄バス北九州小倉自動車営業所および西鉄アイランドシティ自動車営業所で、電気バスを導入した実証実験を行うと発表した。
今回導入するのは中古の国産ディーゼルバスを電気バスに改造したレトロフィット電気バス」。この電気バスは、住友商事が2019年に出資参画した、台湾最大手の電気バスメーカー、RAC Electric Vehicles(以下、RAC)と共同開発し、従来のレトロフィット電気バスよりも航続距離が長いことから、二酸化炭素の排出削減に寄与する。
この実証実験では低炭素社会の実現に向けて、走行性能、環境負荷および運用面における諸課題を検証するとともに、将来的には国内でレトロフィットすることで改造費用を抑制し、高性能・低価格の電気バス普及・促進を目指す。
中部電力 ベトナム発電会社ビテクスコパワーに20%出資
中部電力(本社:名古屋市東区)は9月28日、ベトナムで水力発電や太陽光発電を手掛ける民間電力会社「ビテクスコパワー」(所在地:ハノイ市)に出資すると発表した。今秋中にも株式の20%を取得する。投資額は数百億円規模。中部電力は新たな収益源として海外投資を拡大しており、東南アジアなどでの事業展開に向け足掛かりとしたい考え。
ビテクスコパワーは、ベトナム国内で水力発電所21カ所、太陽光発電所1カ所を運営・管理する再生可能エネルギー発電会社。
塩野義 コロナ治療の飲み薬 第2段階の治験へ ニーズ大
塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は9月28日、開発中の新型コロナウイルスの飲み薬について国内で第2段階の治験に入ったと発表した。対象は軽症や無症状の感染者で、ホテルなどの宿泊療養者も含む。投与しやすい飲み薬のニーズは大きい。今回の治験で有効性と安全性を確かめ、早期の承認申請を目指す。
同社の飲み薬はウイルスの増殖に必要な酵素の働きを妨げる。感染初期に服用し、重症化の防止と発熱やせきなどの症状改善を狙う。1日1回の服用を5日間続ける。7月に始めた第1段階の治験では、国内の20歳以上55歳以下の健康な成人75人を対象に投与。安全性に大きな問題は認められなかったという。
第2段階の治験では、軽症者の症状回復までの時間や無症状者の発症割合などをみて有効性を評価する。医師や看護師を派遣して、宿泊療養者も対象とする。年内に国内で100万人分の生産体制を確保するとしている。
エーザイとバイオジェン 米で認知症薬候補の承認手続き開始
エーザイと米バイオジェンは9月28日、アルツハイマー型認知症新薬候補「レカネマブ」について、米FDA(食品医薬品局)へ製造販売の承認申請を開始したと発表した。6月下旬に審査を優先する「画期的医薬品」に指定されており、従来計画から前倒しで申請手続きを始めた。
レカネマブは軽度のアルツハイマー病や軽度認知障害(MCI)を対象とする新薬候補。病気の原因物質とされ脳内に蓄積されるたんぱく質「アミロイドベータ」を減少させる効果を狙う。6月にFDAが条件付きで承認したアルツハイマー病新薬「アデュヘルム」に次いで2つ目の候補物質となる。
8月の外食売上高9%減 酒類制限響き5カ月ぶり前年下回る
日本フードサービス協会(本部所在地:東京都港区)のまとめによると、8月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比9%減だった。前年実績を下回るのは5カ月ぶりで、新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年8月比では24%減となった。変異ウイルス「デルタ株」のまん延による営業時間の短縮要請や酒類の提供中止が大きく響いた。8月の客数は前年同月比8%減、客単価は1%減だった。
業態別では夜の酒類提供を営業主体とする「パブ・居酒屋」は前年同月比69%減と3カ月連続で前年実績を下回った。2019年8月比で89%減と厳しい状況が続いている。ファミリーレストランも外食自粛の動きにより、前年同月比で21%減と7月(同7%減)からさらに減少幅が拡大した。これに対し、ファストフードは持ち帰りや宅配需要が堅調で、前年同月比1%増と6カ月連続でプラスで推移している。
丸紅 英eVTOL「空飛ぶクルマ」200機予約 VA社と業務提携
丸紅と子会社の丸紅エアロスペースは9月24日、「空飛ぶクルマ」と呼ばれるeVTOL(電動垂直離着陸)機の開発を進める英バーティカルエアロスペース(Vertical Aerospace、以下、VA社)とエアモビリティ分野の新規事業創出を目的とした業務提携契約を締結したと発表した。
これに基づき、日本での市場調査や事業参画検討を共同で進める。VA社によると、丸紅から最大200機の予約を条件付きで獲得したという。VA社は英国政府から支援を受け、EASA(欧州航空安全庁)などとの連携や他国企業との提携により、eVTOLの開発を進めている。
トヨタ 100億円投じたフィリピン車両物流センター稼働
トヨタ自動車は9月24日、フィリピンの現地法人、フィリピントヨタ自動車(TMP)が100億円を投じてマニラ首都圏近郊のバタンガス州で建設を進めていた車両物流センターが完成し、同日から正式に稼働したと発表した。内陸部にある生産工場から、より港に近い場所に施設を設けることで利便性を高め、輸入車の検査などを効率化するのが狙い。NNA ASIAが報じた。
トヨタなど10社 開発・効率化へ「MDB推進センター」
国内の自動車大手5社と部品メーカー5社が9月24日、コンピューター上で部品や車両の開発・検証を行う「MBD(モデルベース開発)推進センター」を設立したと発表した。運営企業はトヨタ自動車、マツダ、日産自動車、ホンダ、スバルほか、部品をつくるパナソニックや三菱電機など、自動車メーカー、部品メーカー各5社の計10社。国際市場では、電動化や自動運転などに必要な次世代技術が高度化しており、コンピュータ上でのシミュレーションを活用して各社が協力して進めることで、時間およびコスト両面で開発を効率化するのが狙い。
パナソニックの早期退職募集に1,000人超の応募
パナソニックが9月末に国内で実施する早期退職募集による退職者が1,000人を上回る規模に上ることが9月24日分かった。対象者は勤続10年以上の社員で、割増退職金を支給する。2022年4月の持ち株会社制移行に伴う組織再編の一環で、人材の新陳代謝を促して組織を活性化させ、収益力を向上させるのが狙い。
パナソニックの早期退職募集に1,000人超の応募
パナソニックが9月末に国内で実施する早期退職募集による退職者が1,000人を上回る規模に上ることが9月24日分かった。対象者は勤続10年以上の社員で、割増退職金を支給する。2022年4月の持ち株会社制移行に伴う組織再編の一環で、人材の新陳代謝を促して組織を活性化させ、収益力を向上させるのが狙い。
「大阪王将」中国・上海市に新スタイルの中国1号店
餃子専門店「大阪王将」など飲食店チェーンを運営するイートアンドホールディングス(本店:大阪市淀川区)の海外事業を担うイートアンドインターナショナル(東京ヘッドオフィス:東京都品川区)は9月25日、中国・上海市黄浦区で新スタイルの大阪王将「OSAKA FUN DINING 大阪王将」の中国1号店をプレオープンした。10月11日にグランドオープンする。座席数は41席、営業時間は10時~22時。
イートアンドインターナショナルは2021年1月、中国における外食事業推進を目的として、ラオックス(本社:東京都港区)との合弁により、中国子会社、伊特安樂餐飲管理(上海)有限公司を設立。今回の出店は同合弁会社を通じた協業による、中国での出店第1号となる。今後も成長市場の中国で出店を進め、事業を拡大していく。
「大阪王将」中国・上海市に新スタイルの中国1号店
餃子専門店「大阪王将」など飲食店チェーンを運営するイートアンドホールディングス(本店:大阪市淀川区)の海外事業を担うイートアンドインターナショナル(東京ヘッドオフィス:東京都品川区)は9月25日、中国・上海市黄浦区で新スタイルの大阪王将「OSAKA FUN DINING 大阪王将」の中国1号店をプレオープンした。10月11日にグランドオープンする。座席数は41席、営業時間は10時~22時。
イートアンドインターナショナルは2021年1月、中国における外食事業推進を目的として、ラオックス(本社:東京都港区)との合弁により、中国子会社、伊特安樂餐飲管理(上海)有限公司を設立。今回の出店は同合弁会社を通じた協業による、中国での出店第1号となる。今後も成長市場の中国で出店を進め、事業を拡大していく。
比セブ・パシフィック航空 10月から中部・関西便を増便
フィリピンの格安航空会社(LCC)セブ・パシフィック航空は、10月から首都マニラと日本の中部および関西を結ぶ路線で増便する。中部は10月2日から、関西は同4日から、それぞれ週2便を運航する。現在はマニラ発着の成田便を週3便、中部、関西にはそれぞれ週1便を運航栖ている。11月2日からは福岡便の運航も再開する予定。

