H2Aロケット打ち上げ成功 月面探査機, 衛星を各々の軌道に投入

大型ロケット「H2A」47号機は9月7日8時42分、種子島宇宙センター(所在地:鹿児島県南種子町)から打ち上げられた。47号機はJAXAやNASAが共同開発した天文衛星「XRISM(ㇰリズム)」と、月面着陸を目指す小型探査機「SLIM」を搭載。ロケットは所定の軌道まで上昇し、14分後にXRISM、48分後にSLIMをそれぞれの軌道に投入し、打ち上げは成功した。この結果、H2Aは47機中46機で打ち上げに成功し、成功率は97.9%となった

平等院鳳凰堂 創建時 中堂, 裳階の屋根は「瓦と板」 新説で復元図

京都府宇治市の平等院は8月3日、創建当時の鳳凰堂をイメージした復元図を発表した。新復元図の最大の特徴は、中堂の大屋根を「瓦ぶき」としたこと、裳階(もこし)と呼ばれる大屋根の下にある装飾屋根や、左右に延びる翼廊の屋根をそれぞれ「板ぶき」としたことだ。これまで進められてきた調査結果を踏まえ、従来の「木瓦ぶき」を改めた。

正岡子規の新たな句見つかる 亡くなる5年前の正月即興で詠む

明治時代を代表する俳人、正岡子規が亡くなる5年前の正月に詠んだ句が新たに見つかった。今回見つかったのは「吾健にして 十のみかんをくひつくす」。専門家は、果物好きで知られた子規が、結核で療養しながらも10個のみかんを食べたとして、自身の食欲旺盛な様子を即興で詠んだのではないかーとしている。
子規が終生を過ごした家にあった「歳旦帳」と呼ばれる、正月の来客向けの芳名録のようなものに記されていた。句とともに、病床に伏せる自身を表す氷のうやみかんの絵も描かれており、筆跡などからいずれも子規の直筆とみられるという。

英国で半世紀ぶり「ネッシー」大捜索 最新技術駆使も発見できず

英北部スコットランドのネス湖で8月26、27の両日、古くから目撃情報が絶えない未確認生物「ネッシー」の大規模捜索が行われた。BBC放送などによると、200人のボランティア、オンラインで約300人が観察、監視を担う半世紀ぶりの”大捕物”で、赤外線カメラ搭載ドローンや、水中の未確認生物が発する物音を拾う水中マイクなど最新技術も活用して実施された。
2日間にわたる大捜索だったが、ネッシーは発見されず、長年の謎の解明には至らず、持ち越しとなった。捜索はネス湖の観光拠点「ネス湖センター」と、独立のボランティア調査チームが企画。1972年に別の調査チームが実施して以来の捜索だった。

東北夏祭り 来場客は6県で661.5万人 コロナ禍前の7割水準

ねぶた(青森)、竿灯(秋田)、七夕(宮城)など東北6県の主要な夏祭りの主催団体のまとめによると、来場客数は計661万5,000人と、コロナ禍前の2019年実績に届かず7割水準にとどまった。ただ、個人消費の盛り上がりや、インバウンド(訪日外国人)の復調を追い風に、経済波及効果はほぼ同水準まで回復した。
今夏は新型コロナウイルス禍の人数制限が撤廃され、東北でも各地で主要な夏祭りが4年ぶりに通常開催され、いずれも活況を呈した。

古川 聡さん搭乗「クルードラゴン」打ち上げ成功 2度目のISSへ

米スペースXは8月26日、米フロリダ州ケネディ宇宙センターから、日本の古川聡さん(59)や米欧ロの計4人の宇宙飛行士が搭乗する宇宙船「クルードラゴン」を打ち上げた。宇宙船は予定の軌道に入り打ち上げは成功したと発表した。4人の宇宙飛行士は約1日後に国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。古川さんの宇宙飛行は2011年以来2度目で、今回は半年間、ISSに滞在する予定。