奈良に春告げる東大寺二月堂「お松明」始まる 2023年3月5日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 古都・奈良に春の訪れを告げる東大寺の伝統行事の一環で、大きな松明(たいまつ)を振って、二月堂の欄干から火の粉を散らす「お松明」が3月1日から始まった。 「お水取り」の名で知られる東大寺二月堂の伝統行事「修二会(しゅにえ)」は、およそ1カ月にわたって僧侶たちが、国の安泰を願って修行する奈良時代から続く行事。 お松明は3月14日までで、このうち11、12日は新型コロナウイルス対策のため非公開とし、それ以外は周辺への立ち入り人数を制限して行われる。
京都・平等院で藤原頼通しのぶ法要「関白忌」 2023年3月5日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 京都府宇治市の世界遺産、平等院で3月2日、平安時代に寺を創建した関白・藤原頼通をしのぶ恒例の法要「関白忌」が営まれた。 緑や紫の袈裟(けさ)をまとった僧侶などおよそ20人が国宝の鳳凰堂で、本尊の阿弥陀如来坐像の前でお経を読み上げ、「散華」と呼ばれる蓮(はす)の花びらをかたどった紙を蒔いた。今年は鳳凰堂が建立されてから970年を迎える節目にあたることから、今年の散華は特別に鳳凰と天人の姿を切り抜く形であしらったという。 鳳凰堂の中では卒塔婆が立てられ、新型コロナウイルスの終息と世界中の紛争が終わり、平和が訪れることを祈った。
クフ王のピラミッド内部に空間確認 構造解明に期待 2023年3月4日つなぐ, 歴史くらぶfujishima エジプト観光・考古省は3月2日、首都カイロ近郊のギザにあるクフ王のピラミッド内部で、186年ぶりに通路のような形の未知の空間が確認されたと発表した。見つかった空間は奥行き約9m、幅約2m。 名古屋大学の研究者やエジプト、フランス、ドイツなどの専門家が参加する国際チームによる成果。多くの謎が残るクフ王のピラミッドの構造解明につながると期待される。
京都・嵐山に奈良・吉野山のヤマザクラを植樹 2023年3月2日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 京都・嵐山で2月27日、奈良・吉野山から運ばれたヤマザクラの苗木4本が、関係者が見守る中、渡月橋近くにある山の中腹に植樹された。これはおよそ750年前の鎌倉時代に後嵯峨上皇が嵐山に離宮を造営した際、奈良・吉野山のヤマザクラを植えさせたとされることにちなんだもの。 これは嵐山保勝会などが企画したもので、同日は吉野山の保勝会関係者を含めておよそ50人が集まった。ヤマザクラの苗を提供した吉野山保勝会は「芳野と嵐山の交流につながれば嬉しい」とし、嵐山保勝会ではシカやイノシシによる影響で桜が年々減っている嵐山で「吉野山の桜を次世代に受け継いでもらいたい」と話していた。
パンサラッサ サウジカップ制覇 賞金13億円超獲得 2023年2月28日つなぐ, アジア-社会, 歴史くらぶfujishima 1着賞金1,000万ドル(約13億6,000万円)と世界最高を誇るサウジカップ(G1、ダート1800m、13頭立て)が2月25日、キングアプドゥルアジーズ競馬場で行われ、日本馬のパンサラッサ(吉田豊騎乗、牡6歳、矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)が好スタートを決め、逃げ切り勝ちを収め、日本勢初の快挙を成し遂げた。勝ち時計は1分50秒8。同馬はダートG1初挑戦だった。この結果、同馬は2022年3月のドバイ・ターフⅡ続きG1・2勝目の大金星を挙げた。今回のサウジカップには日本馬6頭が挑んでいた。
はやぶさ試料分析 小惑星でアミノ酸合成→地球に 2023年2月26日つなぐ, アジア-社会, 歴史くらぶfujishima 九州大学、名古屋大学、京都大学、広島大学、東北大学、北海道大学、東京大学、JAXA(宇宙航空研究開発機構)などの研究チームは、探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」で採取した試料(サンプル)の分析成果を2月24日付の米科学誌「サイエンス」電子版に発表した。 これによると、宇宙に漂う小天体でアミノ酸を含む様々な有機物がつくられている痕跡を見つけた。アラニンやグリシンのアミノ酸ほか、約2万種の分子があった。これらが隕石などを介して初期の地球などに運ばれ、生命の誕生に役立った可能性があるという。