平安時代の歌人,在原業平ゆかりの奈良・不退寺で3年ぶり命日法要

奈良市の不退寺で5月28日、平安時代を代表する歌人、在原業平の命日の法要が営まれた。僧侶がお経を唱える中、業平がつくったとされる本尊の「聖観音菩薩立像」を前に、参列した人たちが手を合わせて焼香し、静かに業平をしのんでいた。新型コロナウイルス禍で、一般参列者をお堂に入れて営む「業平忌」は3年ぶり。
同寺は、古今和歌集で知られる平安時代の歌人、在原業平が建立したと伝えられ、毎年命日に業平をしのぶ法要、業平忌が行われている。

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