今年の夏の京都・祇園祭の山鉾巡行で、196年ぶりに復帰する山「鷹山」の関係者が3月13日、祭にまとう衣装を披露した。
京都市中京区で、巡行の際に山の前で掛け声を出す「音頭取り」や、山を進める際に車輪を調整する「車方」が身にまとう衣装が披露された。これらの衣装は京都市立芸術大学の学生がデザインしたもので、鷹や山の車輪などが描かれている。
鷹山は、鷹狩をテーマにした室町時代の応仁の乱(1467~1477年)以前から存在したことが確認されている歴史ある山。江戸時代後期に大雨で被害を受けて以降、山鉾巡行に参加していない。10年前から地元の保存会が山の復元などを進め、今年196年ぶりに復帰する予定。