奈良・若草山の山焼き 古都の夜空照らす 観覧9,000人に限定

奈良の冬の伝統行事、若草山の山焼きが1月22日夜、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、公園周辺で観覧できる人を事前の登録を済ませた9,000人に限定して行われた。
午後5時半ごろ、春日大社から「御神火」と呼ばれる火が届けられると、神職が祝詞をあげ、山焼きの成功を祈った。そしておよそ300発の花火が次々と打ち上げられた後、地元の消防団員らが山の斜面の枯れ草に一斉に火を放っていった。炎は古都・奈良の夜空を赤々と照らして幻想的な光景をつくり出した。観客らは夜空を焦がす炎の祭典に見入っていた。

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