京都・嵐山で2月27日、奈良・吉野山から運ばれたヤマザクラの苗木4本が、関係者が見守る中、渡月橋近くにある山の中腹に植樹された。これはおよそ750年前の鎌倉時代に後嵯峨上皇が嵐山に離宮を造営した際、奈良・吉野山のヤマザクラを植えさせたとされることにちなんだもの。
これは嵐山保勝会などが企画したもので、同日は吉野山の保勝会関係者を含めておよそ50人が集まった。ヤマザクラの苗を提供した吉野山保勝会は「芳野と嵐山の交流につながれば嬉しい」とし、嵐山保勝会ではシカやイノシシによる影響で桜が年々減っている嵐山で「吉野山の桜を次世代に受け継いでもらいたい」と話していた。