聖徳太子が6世紀に創建したとされる大阪市天王寺区の四天王寺で10月18日、聖徳太子の千四百回忌の「御聖忌慶讃大法会」が始まった。大法会は2022年4月22日まで。期間中、西本願寺(京都市)や東大寺(奈良市)、浅草寺(東京都台東区)などから僧を招き、法要を営む。
四天王寺の境内には五色の「結縁綱」が張り巡らされている。結縁綱は「聖徳太子四十九歳摂政像」と「聖徳太子十六歳孝養像」の手に結び付けた五色の綱を、境内3カ所に立てられた柱を介し、五重塔や金堂の救世観世音菩薩像などとつなぐ。柱に触れることで、綱を通じて聖徳太子と縁を結ぶことになる。