京都・北野天満宮で豊臣秀頼奉納の青銅製の鏡見つかる

京都の北野天満宮は10月23日、9月に境内の倉を整理したところ、本殿を造営した豊臣秀頼が奉納した青銅製の鏡が新たに見つかったと発表した。鏡が直径およそ24cmの円形で、背面には「秀頼公御再興」などと記されている。天井に吊して装飾する「吊り鏡」とみられるという。同天満宮では、本殿の装飾の歴史を知る貴重な発見だとしている。
吊り鏡は仏教的要素が影響した装飾品で、当時は神仏習合でご神体が安置されている本殿の内陣に仏像群が納められていて、その装飾のために使われていた可能性があるという。

前に戻る