西友(本社:東京都北区)と、植物工場の運営・野菜の卸売販売を手掛けるLEAFRU(本社:東京都中央区)は2月26日、西友大森店(所在地:東京都品川区)に西友では都内初となる「店内植物工場」を開設、3月5日より水耕栽培レタス販売を開始すると発表した。
西友は2020年2月に、この取り組みの1号店として西友上福岡店(所在地:埼玉県ふじみ野市)にレタスを栽培する店内植物工場を導入。コロナ禍でも「安全・安心な衛生管理と無農薬栽培」で人気を得ている。この運用ノウハウを踏まえて、今回2店舗目を開設することになったもの。大森店で収穫されたレタスは近隣の西友26店舗でも販売される。
スシローグローバルHDが「京樽」買収発表 持ち帰り強化
回転ずし大手のスシローグローバルホールディングス(HD)は2月26日、吉野家ホールディングスの子会社、京樽を買収すると発表した。4月に全株式を取得する予定。買収額は非公表。京樽は持ち帰りすしで高い知名度があり、買収によりスシローは新型コロナウイルス禍で需要が高まる持ち帰り事業を強化する。
新会社名は「マツキヨココカラ&カンパニー」10月発足
ドラッグストアのマツモトキヨシホールディングス(HD)とココカラファインは2月26日、今年10月の経営統合に伴い発足する持ち株会社を「マツキヨココカラ&カンパニー」にすると発表した。社長にマツキヨHDの松本清雄社長、代表権のある副社長にココカラの塚本厚志社長がそれぞれ就任する。子会社となるココカラは9月29日に上場廃止となる予定。
両社の経営統合により、売上高は単純計算で1兆円規模と国内最大手となる。
トヨタ 水素活用促進めざし今春から燃料電池モジュール外販
トヨタ自動車は2月26日、燃料電池(FC)システムをパッケージ化したFCモジュールを開発し、2021年春以降、外販を開始すると発表した。このモジュール化により、トラック・バス・鉄道・船舶などのモビリティや定置式発動機など様々な用途のFC製品の開発・製造事業者に活用してもらことが可能となる。
トヨタはカーボンニュートラルの実現に貢献するために、CO2排出量の削減を目指し、燃料電池車(FCV)の普及のみならず、多くのFC製品事業者とともにFC製品の普及による水素活用の促進を目指し、FCのシステムサプライヤーとしての取り組みを強化していく。
ホンダジェット 小型カテゴリーで4年連続で世界1位達成
ホンダは2月25日、航空機事業子会社、米ホンダエアクラフトカンパニーがビジネスジェット機「ホンダジェット」の2020年暦年(1~12月)の世界へのデリバリー数が31機となり、小型ジェットカテゴリーで4年連続世界1位になったと発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大で2019年実績は下回ったが、足元では回復傾向にあるとしている。
日立 CO2削減へ2030年度までに840億円投資 省エネ,再生エネで
日立製作所は2月25日、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向け、2030年度までに840億円を投資すると発表した。内訳は省エネ設備の導入に600億円、再生可能エネルギー由来の電力購入に240億円。
CO2削減など環境対策の成果を役員報酬に反映する仕組みも4月に導入し、長期の経営課題と位置付ける。30年度までにCO2排出量を24%以上、電力消費量を22%以上それぞれ削減する計画。