平城宮跡を東西に貫く近鉄奈良線を宮跡外に移設で3者が合意 2021年3月29日歴史くらぶrekishi-club 奈良県、奈良市と近鉄は3月25日、奈良市の世界遺産・平城宮跡を東西に貫く近鉄奈良線について、宮跡の外に移設することで合意し、国に計画書を提出した。大和西大寺-近鉄奈良間の線路の一部を宮跡南側の国道369号線などに沿うように移設する。周辺踏切による渋滞解消が目的で、総事業費は2,000億円前後になる見通し。費用額負担などは3者で協議する。
米NASA 火星で4/8ごろヘリコプター飛行実験 空中でホバリング 2021年3月29日歴史くらぶrekishi-club 米航空宇宙局(NASA)は3月27日、火星で探査車に搭載していた小型ヘリコプターの飛行実験を4月8日ごろ実施すると発表した。火星は重力が地球の4割程度しかないものの、大気も1%ほどの薄さで、ヘリが本当に浮力を得られれるかが注目される。成功すれば探査車ではたどり着けない地形や広範囲の偵察にも道が開けそうだ。地球以外で初の動力付き飛行となる実験で、地表から3mほど浮き上がり、空中でしばらく静止(ホバリング)して着陸する。
奈良・明日香村で「万葉集」に登場する草花描いた日本画展 2021年3月23日歴史くらぶrekishi-club 奈良県・明日香村の県立万葉文化館で「万葉集」で詠まれている和歌に登場する草花が描かれた日本画展が開かれている。同展は4月18日まで。 多くの植物が芽吹くこれからの季節に合わせて企画されたもので、坪内滄明さんの「奈良春霞」、加山又造さんの「月と秋草」など、日本最古の歌集、万葉集に登場する草花を描いた56点が展示されている。
造幣局の通り抜け 今年は事前申し込み制で4/8~14日実施 2021年3月17日アジア, 歴史くらぶrekishi-club 造幣局(所在地:大阪市北区)は3月15日、春の風物詩「桜の通り抜け」を4月8~14日に実施すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で2020年は中止したが。2021年は入場を事前申し込み制にして再開する。2020年12月から約1カ月間希望者を募集した。6万1,200人の定員に対し、約4万人の申し込みがあった。
「葵祭」平安の雅の王朝絵巻「路頭の儀」コロナで今年も中止に 2021年3月16日歴史くらぶrekishi-club 京都三大祭の一つ、5月15日に行われる予定の「葵祭」の呼び物の、”雅”な王朝貴族の平安装束をまとった関係者ら約1,500人がが都大路を練り歩く行列「路頭の儀」が、今年も中止されることになった。葵祭の中止は2年連続。新型コロナウイルス感染症がいぜんとして収束していないため。 行列に先だって5月4日に上賀茂神社(所在地:京都市北区)で行われる予定だった、葵祭の主役「斎王代」による”みそぎ”も、斎王代が2年連続で選ばれない事態となって中止となった。この結果、葵祭は上賀茂神社と下鴨神社で神社関係者による神事だけが執り行われるという。
高エネルギー反ニュートリノ 南極施設で世界初観測 千葉大など 2021年3月14日アジア-社会, 歴史くらぶrekishi-club 千葉大などの国際研究チームは、銀河系の外から届いた素粒子の一種「高エネルギー反ニュートリノ」を初めて観測したと、3月10日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。南極の氷床を活用した素粒子観測施設「ICE CUBE(アイスキューブ)」の装置で捉えた。宇宙物理学の謎の一つ「高エネルギーニュートリノの発生の仕組み解明」につながる成果という。 アイスキューブは12カ国の国際研究チームが運営し、2011年に本格稼働を始めた。日本からは千葉大ハドロン宇宙国際研究センターの研究者らが参加している。