東京タワー来場者 開業66年で累計1億9,000万人に到達

東京タワー(所在地:東京都港区)の来場者が9月4日午前、累計1億9,000万人に達し、記念式典が行われた。節目の来場者となったのは米国・シアトルから日本を訪れたトビー・トングさん(34)とラウレル・トングさん(33)の夫婦で、記念品や花束を受け取った。
東京タワーは1958年、高さ333mの電波塔として開業、今年で66年を迎え、国内外から多くの観光客が訪れている。

12企業・団体の「未来の都市」パビリオンの展示内容発表

2025年大阪・関西万博で国内12の企業と団体が取り組む「未来の都市」をテーマにしたパビリオンの展示内容が発表された。このパビリオンは気候変動など地球規模の課題を解決しながら、誰もが幸せな暮らしを実現できる未来の都市がテーマ。会場でも最大規模の4,800㎡の延床面積に、実施主体の博覧会協会と12の協賛企業などがプレゼンテーション展示を行う。
日立製作所とKDDIは、持続可能な社会に向けた取り組みを行わなかった場合の2035年に生きる10歳の少年から”SOS”を受け取ったという設定の映像を上映するシアターを設ける。そこで来場者がスマートフォンなどを使って、今できる取り組みを選択していくことで、未来がより良い方向に変わることを体験してもらうコンテンツを展示するという。商船三井は船の帆で受けた風で船底のタービンを回し、そのエネルギーで水を分解して水素を生産し、運搬もする未来型の船の模型を展示する。

絶滅危惧種マルミミゾウが国内初の妊娠 25年夏に出産 広島

広島市安佐動物公園は8月21日、絶滅の恐れがあるゾウ「マルミミゾウ」について、国内初の妊娠を確認したと発表した。妊娠したのはマルミミゾウの「メイ」。推定25歳で、西アフリカのブルキナファソから2001年に来園した。14日のエコー検査で妊娠を確認した。出産は2025年8〜10月のみ込み。
同園によると、マルミミゾウの野生個体は極めて少なく、飼育も世界で3頭のみという。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでリスクの高い「深刻な危機」に分類されている。同園ではメイと、秋吉台自然動物公園サファリランド(所在地:山口美祢市)から受け入れた雄の「ダイ」の計2頭を飼育している。

古都の夜空照らす「京都 五山送り火」4.7万人が見守る

お盆に迎えた先祖の霊を送り出す「京都 五山送り火」が8月16日夜、京都市街を囲む、東山区、左京区、北区、右京区の山々で、地元住民らでつくる各地区の保存会の手で行われた。
東山の如意ヶ嶽で午後8時に大文字の「大」の字に火が灯り、以下、5分間隔で「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順で文字や形に点火され、盆の京都の夜空を赤々と照らした。市街地の中層ビルの屋上や鴨川沿いはじめ眺望の利く場所で市民や観光客らは年に1度の宗教的な伝統行事、”火のショー”を見守った。警察によると、今年は昨年より2万人以上多い、およそ4万7,000人が訪れた。

様々なスポーツの歴史刻む 甲子園球場100周年で記念式典

春夏の高校野球やプロ野球・阪神の本拠地として、様々なアスリートの感動的なスポーツシーンの舞台として歴史を刻んできた甲子園球場が8月1日、開場から100周年を迎え、記念式典が開かれた。兵庫県西宮市の甲子園球場は、大正時代「の1924年8月1日に「甲子園大運動場」として誕生。
式典は、伝統の阪神ー巨人戦に先立ち、試合開始前の午後5時半ごろから開始。阪神史上最高の助っ人といわれ、2年連続の三冠王に輝いたランディ・バースさんや、早稲田実業で春夏合わせ5季連続で甲子園出場した荒木大輔さんなどが出席。大の阪神ファン、俳優の渡辺謙さんの掛け声が会場の雰囲気を盛り上げた。
試合開始に先立ち、阪神を球団史上初の日本一に導いた吉田義男さんと、巨人V9時代のエースとして活躍した堀内恒夫さんが始球式を務めた。こうして甲子園球場は新たな100年に向けスタートを切った。