薬師寺東塔で落慶法要 新型コロナ禍で3年延期 110年ぶり修理

奈良市の薬師寺で4月21日、約110年ぶりの解体修理工事を終えた国宝・東塔の完成を祝う落慶法要が営まれた。修理はすでに完了し、本来なら法要は2020年4月に行う予定だったが、新型コロナウイルス禍で延期していた。法要は25日まで行われ、28日から東西両塔の1階部分にあたる初層内陣を一般公開する。僧侶らが東塔の扉を厳かに開くと招待客や参拝客約2,000人大きく拍手、完成を祝った。

インドの人口 世界最多に 年央に中国抜く 国連が推計

国連人口基金(UNFPA)が4月19日公表した世界人口白書によると、7月1日時点の推計でインドが14億2,863万人、中国が14億2,567万人になる。その結果、インドの人口が約290万人上回る。”メーク・インディア”の政策のもと、製造業およびその人材育成へ向け、世界からの活発な企業誘致で高い経済成長を続けるインドと、少子高齢化で人口減、とりわけ生産年齢人口の減少に転じた中国との差が鮮明になっている。

滋賀・長浜曳山祭「子ども歌舞伎」に熱い声援 神社に奉納

ユネスコの無形文化遺産に登録されている滋賀県長浜市の「長浜曳山祭」は4月13〜16日まで行われた。このうち祭のメインの最大の呼び物「子ども歌舞伎」が15日、地元の長濱八幡宮に奉納された。
あいにくの雨にもかかわらず、県内外から集まった多くの見物客が、この1カ月あまりの間、熱心にけいこに取り組んできた、4つの曳山の子どもたちの熱演に大きな拍手を送っていた。
長浜曳山祭は、豊臣秀吉が長浜城主だったころに始まったとされ、豪華な装飾が施された舞台が付いた曳山で披露される子ども歌舞伎が呼び物となっている。

神奈川「鎌倉まつり」鶴岡八幡宮で4年ぶり”流鏑馬”のみ実施

神奈川県鎌倉市で春の観光イベント「鎌倉まつり」が開かれ4月16日、4年ぶりに鶴岡八幡宮の流鏑馬(やぶさめ)だけが行われた。
境内で武士の装束に身を包んだ「射手」と呼ばれる人たちがおよそ250mの道を馬で駆けながら、道中に設けられた3枚の的を狙い、次々と矢を放ち射抜いていった。的は紙や木の板、土器でできており、射抜かれるごとに観客は歓声をあげ拍手を送っていた。
鶴岡八幡宮の流鏑馬は、鎌倉幕府を開いた源頼朝が天下泰平や五穀豊穣を願って奉納したのが始まりとされている。近年実施が見送られていたが、今年は規模を縮小したが4年ぶりに行われた。

28年までに絶滅マンモスを復活 米バイオ企業が挑戦

絶滅した動物の復活に取り組み、欧米の投資家や科学者らから注目を集める企業がある。米バイオのスタートアップ企業、コロッサル・バイオサイエンスだ。同社は今、絶滅マンモスを復活させると宣言し、2028年までにマンモスの子どもを蘇らせるプロジェクトに取り組んでいる。

春の高山祭「屋台曳き揃え」4年ぶりに実施 外国人観光客戻る

岐阜・飛騨路に春の訪れを告げる「春の高山祭(山王祭)」が4月14、15日、岐阜県高山市で開催された。2020〜2022年は中止された「屋台曳き揃え(ひきそろえ)」が4年ぶりに実施された。豪華絢爛(けんらん)な11台の屋台が桜(ソメイヨシノ)の花が残る街並みを彩り、コロナ前の華やかさを想わせた。
地元観光協会によると、外国人観光客の人出はコロナ前を上回る勢いで、観光需要の本格回復を印象付けた。