日本政府は1月28日、新潟県の「佐渡島の金山」について、世界文化遺産への登録を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦する最終調整に入った。文部科学省や外務省は、韓国の反発を懸念して見送りを検討していた。しかし、自民党内に推薦を求める意見があり、公式に審査の場で堂々とその根拠を述べるべきとの見解を踏まえ、方針転換することになった。2023年の登録に向けた審査を受けるには、2月1日までにユネスコに関連書類を提出する必要がある。
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高松塚古墳の柩をCGで復元 科学分析踏まえ サイズは2m×58cm
奈良県明日香村の高松塚古墳で見つかった柩の破片や金具などを、橿原考古学研究所と奈良文化財研究所が共同で科学的に分析し、その結果をもとに石室に収められていたおよそ1300年前の柩をCGで復元した。
調査では柩と金具に組み合わさるものがないか調べたところ、釘穴が一致するものが見つかったほか、七角形や八角形をした5つの金具の表面に付着した化学物質の成分を調べたところ、水銀を含む朱色の顔料などが検出された。これらのことから、このタイプの金具は顔料が塗られていた柩の内側に取り付けられていたことが分かったという。柩の長さはおよそ2m、幅はおよそ58cmほどあり、表面には黒い漆が施され、内側にも釘隠しのような金具が使われるなど、丁寧なつくりだったとみられる。
東大寺二月堂「お水取り」今年も一部非公開 感染急拡大で
奈良・若草山の山焼き 古都の夜空照らす 観覧9,000人に限定
日本政府 「佐渡金山」世界文化遺産 21年度推薦見送りへ
京都・三十三間堂で新成人らが2年ぶり「弓の引き初め」
京都の国宝・蓮華王院本堂、通称・三十三間堂(所在地:京都市東山区)で弓道の全国大会が2年ぶりに開かれ、競技に先立って、晴れ着姿の新成人たちが「弓の引き初め」をした。1月15日は昨年の成人を対象に、16日は今年の成人を対象に、2年ぶりに無観客で開催された。
三十三間堂では、鎌倉時代から江戸時代に、弓の名人たちが腕前を競い合った「通し矢」が行われていた。こうした歴史に因み、毎年この時期に弓道の全国大会が開かれてきた。だが昨年は、新型コロナウイルスの影響で中止となっていた。2年ぶりに行われた引き初めで、振り袖にはかま姿の新成人の女性たちが、60メートル先の直径1mの的に狙いを定め、次々に矢を放ち、緊張感の中にも華やかな雰囲気を醸し出していた。