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京都・祇園祭196年ぶり復帰の「鷹山」お囃子奉納

7月に行われる京都・祇園祭の山鉾巡行(前祭:7月17日、後祭:24日)に、196年ぶりに復帰する「鷹山」のお囃子が6月19日、八坂神社(所在地:京都市東山区)に奉納された。
祇園祭のお囃子は「祇園囃子」とも呼ばれ、鷹山は合わせて40人の囃子方で構成され、笛や太鼓、それに鉦(かね)を合わせ演奏する。19日はおよそ10曲が披露された。鷹山は後祭の7月24日の山鉾巡行に参加する予定。

滋賀・甲賀市で忍術書の原典「間林清陽」の写本発見

滋賀県甲賀市などは6月19日、江戸時代の1748年に書き写されたとみられる忍術書「間林清陽(かんりんせいよう)」の写本が見つかったと発表した。これは忍術書の基になるものとされ、その存在や内容が確認されたのは初めてという。
国際日本文化研究センターの磯田道史教授は「これまで名前だけは知られていた忍術書の存在を初めて確認できた。今後の研究で、当時の忍者のリアルな姿を知るうえで大変意義のある発見だ」としている。

福井・一乗谷に朝倉氏遺跡博物館 10月に開館

福井県は10月に、戦国時代に越前国を治めた大名、朝倉氏が本拠とした一乗谷(福井市)で、遺跡の出土品などを展示する「県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」を開館する。
5代当主・義景の居館「朝倉館」の一部を原寸大で再現。栄枯盛衰を物語る展示物を揃える予定。
一乗谷は福井市街地から東南約10kmの山あいに位置する。朝倉氏が1573年に織田信長に敗れ、滅びるまでの約100年間、本拠地として城下町が形成され、繁栄した。

与謝蕪村「奥の細道図巻」重文級最古の作品を発見

京都国立博物館(所在地:京都市東山区)は6月13日、江戸時代の俳人・与謝蕪村(1716〜1783年)が、松尾芭蕉(1644〜1694年)の著名な俳諧紀行「おくのほそ道」を書き写して挿し絵を添えた「奥の細道図巻」が見つかったと発表した。
すでに発見されている、おくのほそ道を題材にした蕪村の作品4店のうち3点が重要文化財に指定されている。今回見つかった図巻は最も早い時期に制作されており、専門家は一連の傑作につながる作品で、重要文化財級の発見としている。
図巻は長さ約18m、幅約30cmで、制作時期は1777年。おくのほそ道の全文を書写し「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」の冒頭や、「五月雨をあつめて早し最上川」などの有名な句も書かれている。9点の挿し絵が添えられ、芭蕉と弟子の曽良が見送られる旅立ちの様子のほか、旅先で出会った人々が描かれている。
2月に個人の所有者から情報提供があり、同博物館が筆跡や落款などから真筆と確認した。

英女王 在位史上2番目に 70年126日 ルイ14世に次ぐ

英国メディアによると、英国エリザベス女王(96)は6月12日、2016年に死去したタイのプミポン前国王と並び、世界史上2番目に在位期間が長い君主となった。同女王とプミポン前国王の在位期間は70年と126日。これは17〜18世紀、約72年にわたって君臨したフランスのルイ14世に次ぐ長さという。ルイ14世の在位期間は72年と110日。

高野山で3年ぶり「青葉まつり」空海の誕生祝う

弘法大師・空海の生誕を祝う高野山真言宗最大のイベント「青葉まつり」が6月12日、和歌山県高野町で開かれた。新型コロナウイルス禍で2020、2021年と2年連続で中止され、今年は3年ぶりに規模を縮小して開催され、総本山・金剛峯寺の周辺は大勢の参詣客で賑わった。
ハイライトのパレード「花御堂渡御」は正午に奥の院前を出発。「高野ねぶた」を先頭に、山車「花御堂」、「青葉娘」らが乗る山車など総勢約500人が金剛峯寺前までの大通り約1kmを練り歩いた。