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京都「時代祭」行列 3年ぶりに開催へ 通常規模で

京都三大祭りの一つ、「時代祭」の行列が10月22日に3年ぶりに開催されることになった。主催する平安講社が7月5日、平安神宮(所在地:京都市左京区)で、例年に近い規模で実施すると明らかにした。新型コロナウイルス禍で1昨年、昨年と2年連続で中止となっていた。
時代祭は、平安遷都1100年を記念して明治28年に開始。呼び物の行列は、平安時代から明治時代までのそれぞれの時代を象徴する、様々な衣裳を身にまとったおよそ2,000人が都大路を練り歩く。

草食恐竜イグアノドン 白亜紀の地層から国内最古の化石発見

徳島県立博物館は7月2日、徳島県勝浦町にある白亜紀前期(約1億3,000万年前)の地層からイグアノドン類の尾椎の化石が見つかったと発表した。イグアノドン類の歯以外の化石としては国内最古という。見つかった化石は長さ83mm、高さ78mm、幅55mm。尻尾の中央から先の骨とみられる。骨の大きさから、個体の全長は6〜7mと推定される。

福井・白亜紀の地層で歯が付いたワニの上顎化石

福井県立恐竜博物館(所在地:福井県勝山市)などは7月2日、オンライン開催の日本古生物学会で、勝山市北谷町の約1億2,000万年前(白亜紀前期)の「手取層群北谷層」から、歯が付いたワニ形類の上顎化石が見つかったと発表した。
化石は、7本の歯が付いた上顎の一部で、長さ約7cm、幅約3cm、高さ約4cm。上顎のくぼみなどの特徴から「ゴニオフォリス科」のものとみられるとしている。ワニ形類は、現在のワニと、より原始的な種を含むグループ。

エジソンと滋賀の発明家との交流示す手紙見つかる

滋賀県の近江商人博物館によると、米国の発明家エジソンが「ガリ版印刷」を開発した滋賀県出身の発明家、堀井新治郎に宛てた手紙が、東近江市の旧家の蔵から見つかった。
手紙は1通だけでなく、エジソンの75歳の誕生日の祝辞やその返礼、病気見舞いとその返礼など合わせて7点の資料が見つかっている。同博物館では、エジソンとの交流を示す貴重な資料だとしている。これらエジソンの手紙や資料は7月に地元で公開される予定。

京都「五山送り火」3年ぶり 今夏は通常通り実施

京都五山送り火連合会は6月28日、今夏の送り火は3年ぶりに通常通り行うと発表した。2020年、2021年は新型コロナウイルス対策で見物客の”密”を避けるため、点火箇所や時間を削減・縮小して実施していた。
五山送り火は京都で毎年8月16日夜に行われる伝統行事で、お盆に現世に帰ってきた先祖の霊を送り出す、日々の暮らしと密接に繋がっている、京都人には欠かせない生活の一部でもある。送り火が「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の文字や形を夜空に浮かび上がらせる情趣に満ちた行事。

秀吉直筆の北政所宛て書状を確認「明を年内征服」

鹿児島県歴史・美術センター黎明館(所在地:鹿児島市)によると、豊臣秀吉が朝鮮出兵(文禄の役)中の1592年に記した、正室の北政所(ねね)宛ての直筆の書状が鹿児島県内で確認された。中国の明を「年内に征服する」との内容の書状だ。
当時の秀吉は、9月までに明の征服を終えるとの構想を持っていたが、戦局の悪化から時期をずらし、その時期を「年内」に修正しているもの。
この書状は、薩摩藩主・島津家の分家にあたる加治木島津家に長年保管されていたものという。秀吉直筆の書状は100点余しか発見されておらず、専門家は「貴重な史料」としている。