fujishima のすべての投稿

政府「佐渡島の金山」世界文化遺産への推薦 閣議で決定

日本政府は2月1日、世界文化遺産への登録を目指して、新潟県の「佐渡島の金山」をユネスコに推薦することを閣議決定した。佐渡島の金山は17世紀、世界最大の金の生産地で、江戸時代を通じて徳川幕府を支えた最も重要な鉱山とされている。政府は期限となる日本時間の2日未明までに、パリの事務局に推薦書を提出する予定。

伊ルネサンス ボッティチェリ作のキリスト画52億円で落札

AFP=時事によると、イタリア・ルネサンスの巨匠サンドロ・ボッティチェリがイエス・キリストを描いた希少な作品が1月27日、米競売大手サザビーズによるニューヨークでのオークションで約4,500万ドル(約52億円)で落札された。今回出品されたのは、ボッティチェリが晩年、1500年代初頭に描いた「悲しみの人(The Man of Sorrows)」。
ボッティチェリ作品は1年前にも別の作品が過去最高の9,200万ドル(約106億円)で落札されている。

鹿児島・種子島遺跡 巨大噴火前の7400年前の地層から土・石器

種子島開発総合センターなどの発掘調査によると、鹿児島県の種子島の西表島市の下之平遺跡で、7400年以上前の地層から土器や石器が見つかった。およそ7300年前に発生した巨大噴火の直前のものとみられ、壊滅的な被害をもたらした噴火の影響で解明されていないことが多い、この時代を知る手掛かりになると期待されている。
下之平遺跡は7400年前から7800年前の縄文時代早期のものとみられ、2021年10月から始まった発掘調査で地層から土器や石器などおよそ1,000点が出土した。このうち「トロトロ石器」は溶けたような目と、滑らかな手触りが特徴。種子島にはない黒曜石を使った石器もあり当時、島外と交流があったことを裏付けている。種子島西側の海底で、およそ7300年前に鬼界カルデラを形成した巨大噴火が発生し、火砕流などが周辺の島や、九州南部に壊滅的な被害をもたらしたと考えられている。

佐渡金山 世界遺産推薦見送りから一転、推薦へ最終調整

日本政府は1月28日、新潟県の「佐渡島の金山」について、世界文化遺産への登録を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦する最終調整に入った。文部科学省や外務省は、韓国の反発を懸念して見送りを検討していた。しかし、自民党内に推薦を求める意見があり、公式に審査の場で堂々とその根拠を述べるべきとの見解を踏まえ、方針転換することになった。2023年の登録に向けた審査を受けるには、2月1日までにユネスコに関連書類を提出する必要がある。

高松塚古墳の柩をCGで復元 科学分析踏まえ サイズは2m×58cm

奈良県明日香村の高松塚古墳で見つかった柩の破片や金具などを、橿原考古学研究所と奈良文化財研究所が共同で科学的に分析し、その結果をもとに石室に収められていたおよそ1300年前の柩をCGで復元した。
調査では柩と金具に組み合わさるものがないか調べたところ、釘穴が一致するものが見つかったほか、七角形や八角形をした5つの金具の表面に付着した化学物質の成分を調べたところ、水銀を含む朱色の顔料などが検出された。これらのことから、このタイプの金具は顔料が塗られていた柩の内側に取り付けられていたことが分かったという。柩の長さはおよそ2m、幅はおよそ58cmほどあり、表面には黒い漆が施され、内側にも釘隠しのような金具が使われるなど、丁寧なつくりだったとみられる。

東大寺二月堂「お水取り」今年も一部非公開 感染急拡大で

東大寺二月堂の「お水取り」の名で知られる伝統行事「修二会」について、同寺は新型コロナの感染急拡大に伴い、今年も「お松明」の一部を非公開にすることを決めた。
感染症の専門医などと対応を検討した結果、感染拡大防止のため、燃え盛る松明(たいまつ)を二月堂の欄干から突き出して振る「お松明」、3月1日から14日までの日程のうち、12日は非公開、それ以外の日は二月堂周辺への立ち入り人数を制限する方針。
修二会は、「練行衆」と呼ばれる僧侶たちがおよそ1カ月間にわたって国の安泰を願い、法要などを行う行事で、奈良時代から一度も途絶えることなく行われ、今年で1,271回目を数える。