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高知「よさこい祭り」3年ぶり期間・会場縮小し開催

高知の夏を彩るよさこい祭りが8月10〜11日、「よさこい鳴子踊り特別演舞」として開催された。新型コロナウイルス禍で開催は3年ぶり。コロナの記録的な感染再拡大中だけに、今回は期間を通常の4日間を半分にし、会場を高知市内16カ所のうち12カ所に縮小した。
コロナ禍前の高知よさこい祭りでは、県内外から200チーム、1万8,000人が踊りを披露していたが、今回は半分以下にし、感染対策を講じながら実施された。

すっきり大仏 奈良・東大寺で3年ぶりお身拭い

奈良市の東大寺で8月7日朝、本尊の国宝・盧舎那仏(るしゃなぶつ=大仏)のほこりを払う夏の恒例行事「お身拭い」が行われた。新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりで、大仏は久しぶりにすっきりした姿を取り戻した。
大仏の魂を抜く法要の後、身を清めて白装束に着替えた僧侶や関係者ら約140人が大仏殿に集結。巨大な手のひらや高さ約15mの頭頂部によじ登って、はたきではたくと、3年分のほこりが大仏殿に舞っていた。

藤原宮に大極殿後殿 橿原市で基壇跡見つかる

奈良文化財研究所は8月4日、奈良県橿原市藤原宮(694〜710年)跡の中枢部にあたる大極殿北側で大極殿後殿とみられる基壇(建物の土台)跡が見つかったと発表した。大極殿院の北西に約565㎡の調査区を設けて発掘。基壇は大極殿北端の土台から約11m北側で一部見つかり、全体の規模は推定で東西約50m、南北約16mになるという。
周囲には造営時の排水用とみられる溝が巡らされていて、基壇から西側に伸びる回廊跡も見つかった。柱や礎石などは発見されなかったが、基壇の規模や大極殿との位置関係から後殿の基壇と判断した。
初期の平城宮(奈良市)にも同様の後殿があり、同研究所は古代日本の宮都構造の変遷を考えるうえで重要な成果としている。

奈良時代の女官の勤務評価記した「木簡」見つかる

奈良文化財研究所によると、奈良市の平城宮跡から奈良時代の女性の役人、女官の勤務評価を記した木の札「木簡」が初めて見つかった。この女性は上司の信頼が篤かったか、年間329日も出勤していたことが記されていた。
この木簡は、およそ1,300年前の奈良時代前半のもので、長さおよそ17cm、幅およそ3cmで女性を意味する「牟須売」や、年齢を示す「年五十九」、年間の出勤日数とみられる「日参佰弐拾玖」という文字などが墨で書かれていた。女官の勤務評価を記した木簡が見つかったのは初めてという。
都で働く役人は、原則ひと月に5日の休日を取ることが定められ、男性の役人は年間300日未満の勤務が大半だった。
今回の木簡は平城宮跡の内裏の区画に近い水路の跡で2021年見つかった。

徳島 阿波踊り 最大規模で8/11〜15日開催決定

徳島市の「阿波おどり 未来へつなぐ実行委員会」は7月30日、新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、今夏の祭りを屋内外の最大規模で開催すると発表した。前夜祭を含め8月11〜15日に開催する。
屋外に有料・無料の演舞場を2カ所ずつ設け、舞台上で踊れる広場も用意。屋内の有料海上も運営する。観客らが踊りに加わる”にわか連”も認めるなど、例年に近い規模となる。こうした方針に沿って、徳島市内で8月1日、阿波踊りの有料演舞場の桟敷づくりが始まっている。

深い交友示す芥川の佐藤春夫宛て手紙見つかる

遺族から寄託を受けた実践女子大などによると、作家、芥川龍之介が、友人で作家の佐藤春夫に宛てた手紙やはがきが新たに見つかったことが7月30日、分かった。
手紙は200字詰め原稿用紙2枚にペンで書かれており、芥川が亡くなる前年の1926年に出したものとみられる。文面は、随筆集の表紙を描いてくれた佐藤への感謝を示すほか、小説『妖婆』を失敗作だと断じた佐藤の論評に言及。「(佐藤の論評を)始めて読んだときは不快だったが、今は平気でよめる」などと心境を吐露。佐藤の研究者らは、2人の深い交友関係が分かる貴重な資料としている。