米航空宇宙局(NASA)は8月29日、日本初の月面着陸に挑む宇宙航空研究開発機構(JAXA)の超小型探査機「OMOTENASHI(おもてなし)」が搭載された新型ロケットSLSの同日打ち上げを延期すると発表した。エンジンに不具合が見つかったため。早ければ9月2日(現地時間)にも打ち上げられるが、機体を点検して日程を調整する。
今回の打ち上げは欧州、カナダ、日本などが参加する国際月探査アルテミス計画の一環で、SLSには有人月探査のための新型宇宙船も搭載されている。
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古墳時代初頭に中型犬 大陸から渡来か 纒向遺跡
奈良県桜井市纒向(まきむく)学研究センターの研究紀要によると、邪馬台国の有力候補地とされる纒向遺跡(所在地:奈良県桜井市)で出土していた古墳時代初頭の犬の骨を分析したところ、背中までの体高は約48cmで、中型犬の大きさと推定されることが分かった。
骨は桜井市教育委員会が2014年度に実施した調査で、遺跡中枢の大型建物群跡東側に位置する深さ約1mの溝底から出土した。ほぼ1体分の全身骨格とみられ、古墳時代初頭の3世紀前半のものと考えられるという。
弥生時代までは小型犬が主流で、古墳時代になって大陸からもたらされた可能性を示すという。古代の犬は小、中小、中、中大、大級に分類され、今回は中大級に該当するとしている。
纒向遺跡は3世紀初めごろ出現した巨大集落跡。
京都「五山送り火」3年ぶり夜空に形くっきり
お盆に迎えた先祖の霊を送り出す京都の伝統行事「五山送り火」が8月16日、東山の如意ヶ嶽など京都市街を囲む山々で行われた。2020年と2021年は見物客の密集を避けるため、点火場所を削減して行われたが、今年は3年ぶり通常通り実施された。
直前まで激しい雨に見舞われ、当初の予定から10分ほど遅れた午後8時10分ごろ、東山・如意ヶ嶽で一画が「大」の字に点火。これに続き、ほかの文字や形も相次いで点火され、徐々に文字や形が夜空に浮かび上がっていく。
過去2年は点火場所が絞り込まれたため、形がはっきり分からなかったが、今年は本来の文字や形がくっきり。
送り火は、願い事を書いた護摩木や松を燃やし、「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の文字や形を浮かび上がらせ、厳かな雰囲気に包まれる。