fujishima のすべての投稿

米NASA 新型ロケット打ち上げ延期 有人月探査計画

米航空宇宙局(NASA)は8月29日、日本初の月面着陸に挑む宇宙航空研究開発機構(JAXA)の超小型探査機「OMOTENASHI(おもてなし)」が搭載された新型ロケットSLSの同日打ち上げを延期すると発表した。エンジンに不具合が見つかったため。早ければ9月2日(現地時間)にも打ち上げられるが、機体を点検して日程を調整する。
今回の打ち上げは欧州、カナダ、日本などが参加する国際月探査アルテミス計画の一環で、SLSには有人月探査のための新型宇宙船も搭載されている。

3年ぶり”Re:start” 「なにわ淀川花火大会」開催

大阪・なにわの夏の風物詩「なにわの淀川花火大会」が8月27日夜、3年ぶりに淀川河川敷で開催された。新型コロナウイルスの影響でこの2年間、開催が見送られていた。今回は、コロナからの再出発の願いを込めて「Re:start(リスタート)」をテーマに、午後7時半からおよそ1時間にわたって、次々と花火が打ち上げられた。
会場には浴衣姿の若者や家族連れなど大勢の人たちが訪れ、3年ぶりに夏の夜空を彩る花火を楽しんだ。

東北6県夏祭り 3年ぶり再開で経済効果370億円

東北6県の各地で夏祭りが開催された。新型コロナウイルス禍でこの間、開催が見合わされていたが、今年は3年ぶりに感染対策を講じながらだったが、様々な工夫の末、開催にこぎつけた。そしてその成果はあった。東北6県の主要な祭りの主催団体などが推計した来場者数は合計で約545万人、経済効果は合計で約370億円に上った。
”ウィズコロナ”の、観光資源でもある地域の祭りのあり方を考える格好の機会となった。

ソ連軍 北海道全体の占領を検討していた公文書

ロシア連邦外交政策文書館がオンラインで公開している公文書にソ連軍が北海道全島の占領を検討していた記録が明らかになった。岩手大の麻田雅文准教授が確認した。
今回確認されたのは、第2次世界対戦の日本の敗戦を機に、1945年8月16日にソ連首相のスターリンが米国側に、北海道北半分をソ連軍の占領地域とするよう要求した内容の基になった草案。
この中でソ連は、日本の主要な島々を連合国のための占領地域に分割し、とくにソ連には北海道を割り当てる」と、北海道全島占領を求める内容が記されていた。

古墳時代初頭に中型犬 大陸から渡来か 纒向遺跡

奈良県桜井市纒向(まきむく)学研究センターの研究紀要によると、邪馬台国の有力候補地とされる纒向遺跡(所在地:奈良県桜井市)で出土していた古墳時代初頭の犬の骨を分析したところ、背中までの体高は約48cmで、中型犬の大きさと推定されることが分かった。
骨は桜井市教育委員会が2014年度に実施した調査で、遺跡中枢の大型建物群跡東側に位置する深さ約1mの溝底から出土した。ほぼ1体分の全身骨格とみられ、古墳時代初頭の3世紀前半のものと考えられるという。
弥生時代までは小型犬が主流で、古墳時代になって大陸からもたらされた可能性を示すという。古代の犬は小、中小、中、中大、大級に分類され、今回は中大級に該当するとしている。
纒向遺跡は3世紀初めごろ出現した巨大集落跡。

京都「五山送り火」3年ぶり夜空に形くっきり

お盆に迎えた先祖の霊を送り出す京都の伝統行事「五山送り火」が8月16日、東山の如意ヶ嶽など京都市街を囲む山々で行われた。2020年と2021年は見物客の密集を避けるため、点火場所を削減して行われたが、今年は3年ぶり通常通り実施された。
直前まで激しい雨に見舞われ、当初の予定から10分ほど遅れた午後8時10分ごろ、東山・如意ヶ嶽で一画が「大」の字に点火。これに続き、ほかの文字や形も相次いで点火され、徐々に文字や形が夜空に浮かび上がっていく。
過去2年は点火場所が絞り込まれたため、形がはっきり分からなかったが、今年は本来の文字や形がくっきり。
送り火は、願い事を書いた護摩木や松を燃やし、「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の文字や形を浮かび上がらせ、厳かな雰囲気に包まれる。