大阪・豊中市で古墳時代の集落跡 竪穴式住居を確認 2023年2月10日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 大阪府豊中市教育委員会は2月7日、実施中の本町遺跡第45次調査で古墳時代後期(6世紀ごろ)の竪穴式住居と造り付けカマド、飛鳥時代から奈良時代に欠けての溝など、各時代の集落の遺構を発見したと発表した。12日に調査担当者による、一般向け現地説明会が行われる予定。 豊中市・本町遺跡は、古墳時代後期に豊中市北部で本格化した須恵器生産(桜井谷窯跡群)と緊密な関わりのある集落と考えられている。
「さっぽろ雪まつり」2/4開幕3年ぶり会場開催 2023年2月6日つなぐ, アジア-社会, 歴史くらぶfujishima 北海道・札幌の冬の風物詩「第73回さっぽろ雪まつり」が2月4日、開幕した。新型コロナウイルス禍で、2021、2022年は映像配信などオンラインのみで実施で、会場開催は3年ぶり。メインは市中心部の大通公園とすすきのの2会場で、11日まで8日間にわたり開催される。会場には日本ハムの新庄剛志監督をモチーフにした雪像や、恐竜、ムカワリュウとティラノサウルスが向かい合った巨大な雪像など、およそ160基の氷雪像を展示。期間中に200万人前後の観客の来場が見込まれている。
頼朝・信長・家康らの書状をデジタル公開 東大 2023年2月5日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 東京大学史料編纂所は、京都・松尾大社(所在地:京都市西京区)に残る源頼朝ら歴史上の人物の書状・朱印状などを、松尾大社の協力を得てデジタルデータ化し、1月26日からホームページで公開を始めた。 今回公開されているのは、源頼朝、織田信長、徳川家康らの書状などおよそ500点の資料をデジタル撮影した4,600件余りの画像。頼朝の花押が記された書状、家康の朱印状、そして信長の朱印状には「天下布武」の文字を確認できる。 奈良時代の創建と伝わる松尾大社は、朝廷や幕府との関わりが深く、古代から近代まで様々な歴史的な資料がおよそ2,500点残されている。
「水戸の梅まつり」2/11~3/19 4年ぶり通常開催 2023年2月4日つなぐ, アジア-社会, 歴史くらぶfujishima 「第127回水戸の梅まつり」が2月11日〜3月19日に開催される。主催は水戸の梅まつり実行委員会(事務局、水戸観光コンベンション協会)。主要会場は水戸市の日本三代名園の一つ、偕楽園および江戸時代、水戸藩の藩校だった弘道館。今年は4年ぶりに通常の形で開催できる見込み。
奈良のシカは独自の遺伝子型 米国学会誌に発表 2023年2月2日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 福島大学や奈良教育大学などの研究チームは1月31日、奈良公園(所在地:奈良市)のシンボルで、神の使いとして古くから保護されてきた「奈良のシカ」が、独自の遺伝子型を保っているとの研究結果を、米国哺乳類学会の学会誌に発表した。2000年から紀伊半島(奈良、和歌山、三重、京都南部)に生息するニホンジカを対象に調査・分析した。計294頭から筋肉や血液のサンプルを採取し、母から子に遺伝するミトコンドリアDNAを解析。その結果、18種の遺伝子型を確認。このうち奈良のシカは、他地域のシカと近縁だったものの、独自の遺伝子を持つ1種だけであることが分かったという。
熊本城跡・敷地で「甲子年」銘文入り鉄刀出土 2023年2月1日つなぐ, 歴史くらぶfujishima 熊本市と熊本大学は、熊本城跡(所在地:熊本市中央区)の敷地から2022年4月出土した鉄刀を分析した結果、「甲子年」を含む6文字の象眼の銘文が見つかったと発表した。鉄刀は全長約55cm。6文字は「甲子年五□□」で、最後の2文字は「月中」とみられる。 古墳時代の横穴群付近で発見されたことや、鉄刀の装飾などの特徴から甲子年は西暦604年に製作したことを示す可能性が高いと判断されるとしている。銘文が入った古墳時代の刀剣は、これまでに埼玉、千葉、島根など7県7例が確認されている。