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京都 二条城の二の丸御殿「牡丹の間」障壁画 原画を公開

京都の世界遺産、二条城(所在地:京都市中京区)で、ふだんは見ることができない二の丸御殿「牡丹の間」の障壁画の原画が展示収蔵間で公開されている。原画公開は6月18日まで。
今回公開されているのは牡丹の間を飾る「牡丹図」と「梅図」の原画。いずれも江戸時代前期、1600年代に狩野派の絵師たちによって描かれたとされ、ふだんは城内で保管されているもの。牡丹図は、前後に雲や岩などが描かれ、奥行きを感じさせる。梅図は、寒風の中で花をつける梅の力強さやたくましさを感じさせる作品。
金箔の下には下書きの「鷹(たか)」の姿が確認でき、当時の障壁画の制作過程を垣間見ることができる貴重な歴史資料という。

松本潤さん「家康」騎馬武者行列で「浜松まつり」に68万人

静岡県浜松市で5月3日から開催された「浜松まつり」は最終日の5日、NHK大河ドラマ「どうする家康」主演の松本潤さんらによる「家康公騎馬武者行列」が行われた。同行列を一目見ようと、市によると来場者は同県内外からも数多く集まり、68万人に上った。混雑による事故防止のため、大規模な交通規制や誘導員を配置するなど、浜松市職員や静岡県警から約1,000人が対応にあたった。

博多どんたく港まつり4年ぶりの通常開催で来場者210万人

福岡に初夏の訪れを告げる「博多どんたく港まつり」が5月3、4の両日、福岡市で開催され、4日フィナーレの「総おどり」で閉幕した。昨年は新型コロナウイルス対策で規模を縮小したが、今年は4年ぶりに通常開催となり、好天にも恵まれて沿道は多くの人で賑わった。見せ場のパレードには2日間で延べ183団体約1万6,000人が参加。最後は伝統の「博多祝い唄(祝いめでた)」の歌と「博多手1本」で締めくくった。
主催者発表によると、2日間の人出は延べ約210万人に達し、新型コロナ感染拡大前の水準に戻った。

京都・神護寺で国宝曼荼羅の江戸中期の模写 初の一般公開

平安時代に創建された真言宗の寺院、京都市の神護寺(所在地:京都市右京区)で4月29日から、空海・弘法大師ゆかりの国宝曼荼羅(まんだら)の江戸時代中期につくられた模写が初めて一般公開されている。
これは「高雄曼荼羅」の名前で知られる国宝の「紫綾 金銀泥絵 両界曼荼羅図(むらさきあや きんぎんでいえ りょうかいまんだらず)」で、6年かけて進められていた大規模な修復が終わった。同寺は多くの人に”曼荼羅(まんだら)”を知ってもらおうと、この原寸大の模写を今回初めて一般公開することになった。公開は5月9日まで。
この両界曼荼羅図は「金剛界(こんごうかい)曼荼羅」と「胎蔵界(たいぞうかい)曼荼羅」の2幅で、それぞれ縦と横が4mほどもあり、悟りと慈悲の世界が表現されている。神護寺では「模写といっても江戸時代に当時の天皇の勅願でつくられた貴重なもの。金と銀の線で、非常にシンプルに表現された仏教の世界観を感じていただきたい」と話している。

京都・城南宮で4年ぶり「曲水の宴」平安貴族の遊び再現

京都市伏見区の城南宮で4月29日、平安貴族の高尚な遊びを再現する「曲水の宴」が4年ぶりで行われ、訪れた人たちは優雅なひとときを楽しんだ。曲水の宴は、色とりどりの平安貴族の装束を身に着けた7人の歌人が庭園の小川に浮かべられた”盃”が自分のところに流れ着くまでに、決められた”お題”に合わせ、即興で和歌を詠み、盃の酒を飲む、優雅な遊び。詠まれた和歌は、神職たちが独特の節をつけて披露する。
新型コロナの影響で昨年まで中止されていたが、今年は参観人数を制限して行われ、およそ150人が訪れた。

日本の人口 2070年に約8,700万人に, 高齢化率38.7歳, 少子化加速

国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、日本の人口は2070年には現在のおよそ7割にあたる約8,700万人まで減少し、高齢者の割合は39%近くになる見通しだ。これは2020年の国勢調査をもとに外国人を含め推計したもの。少子化のスピードは一段と早まり、1年間に生まれる子どもの数は、前回の推計よりも3年早い2043年に70万人を下回るとしている。
推計によると、2020年の1億2,615万人から2056年に1億人を割り込み、2070年には8,699万6,000人に減少する。平均寿命は、2020年の男性81.58歳、女性87.72歳から、2070年には男性が85.89歳、女性が91.94歳へそれぞれ延びる。65歳以上の人口の割合=高齢化率は、2020年の28.6%から2070年には38.7%まで上昇するとしている。