正岡子規の未発表句 今治市で見つかる

正岡子規の未発表句  今治市で見つかる

俳人、正岡子規(1867~1902年)の未発表とみられる俳句が書かれた短冊が、愛媛県今治市で見つかったことが分かった。同市の俳人、阿部里雪(1893~1973年)宅に調査に訪れた地元の研究団体、松山子規会の関係者らが発見した。
未発表作とみられるのは「湯の町の門を閉たる餘寒(よかん)哉」で、署名は子規の幼名「升(のぼる)」。改装前の道後温泉本館が寂しげな雰囲気だったのを、立春後の寒い春の気配を表す季語「餘寒」を使って詠んだ句という。

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