大津・近江神宮で「饗宴祭」1350年余前の宮廷料理を再現

滋賀県大津市の近江神宮で6月30日、1,350年余り前の飛鳥時代、天智天皇の「近江京」の御代の宮廷料理を再現し、奉納する毎年恒例の「饗宴祭(みあえまつり)」が行われた。同日は当時の都で食べられていたとされる「ふなずし」や「セタシジミ」、「ちまき餅」など、10品余りの料理や食材が用意され、地元の保育園の園児たちが神前に奉納した。
また、当時の料理人の技を披露する「庖丁式」が行われ、伝統的な宮中作法を受け継ぐ「清和四條流」の料理人がビワマスび手を触れず、包丁とさいばしを使って切り分け、訪れた人たちは厳かな儀式に見入っていた。

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