栃木県日光市の日光東照宮で5月18日、鎧兜(よろいかぶと)を身にまとった市民らが参道を練り歩く伝統行事「百物揃千人武者行列」が4年ぶりに、参加人数を半分ほどに減らしたうえで行われた。
今年の行列には、鎧兜姿の武士や槍持ちに扮した500人余りの市民が参加。午前中、ニ荒山神社から「御旅所」と呼ばれる建物までのおよそ1kmを練り歩いた。
この武者行列は、江戸時代に徳川家康の遺骨を静岡県の久能山東照宮から日光東照宮に移した際の、大規模な武者行列を再現したものとされ、毎年春と秋に行われている。新型コロナウイルス禍で近年は中止されていた。