岩手県久慈市の、およそ9,000万年前の地層から、小学生が新種のカメの化石を発見した。化石が見つかったのは「玉川層」と呼ばれる、およそ9,000万年前の白亜紀後期の地層。見つけたのはカメの下顎(あご)の化石で、周辺で見つかった甲羅などの化石とともに、早稲田大学国際学院の平山廉教授が詳しく調べた結果、このカメは「リンドホルメス科」という、現在では絶滅した小型のカメの仲間であることが分かった。この仲間はモンゴルや中国などで確認されているが、今回見つかったものは甲羅のうろこのカタチが異なり、新種と判断した。