徳川三代宿泊 滋賀・永原御殿跡から基礎の石列発見

滋賀県野洲市教育委員会は3月16日、徳川家康・秀忠・家光の3将軍が上洛時に宿泊した城郭「永原御殿跡」から、隅やぐらの基礎の石列が見つかったと発表した。
同市教委によると、石列はやぐらの東壁と南壁の基礎で、一辺30〜60cmの石が東西約4.6m、南北約5.1mにわたって並んでいた。この石列の上に土台となる木材を置き、その上にやぐらの柱を立てたとみられる。出入り口のあった東側では、根石も確認された。
これらは当時の建築図面に記されている「乾角御矢倉(いぬいすみのおんやぐら)」という平屋建てのやぐらが、図面通りの位置にあったことを裏付けるという。

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