前例のない盾形の銅鏡と蛇行剣が出土した、日本最大の円墳・富雄丸山古墳(所在地:奈良市、4世紀後半、直径109m)で1月28、29日、発掘現場が一般公開された。
蛇行剣と銅鏡は公開されなかったが、出土した場所に剣の模造品が置かれており、詰めかけた約1,400人の考古学ファンがじっくり見入っていた。ファンらは「古墳は想像以上の大きさ」とか「誰の墓だったのか気になる」などと被葬者に想いを馳せていた。
出土した剣と鏡は奈良県立橿原考古学研究所(所在地:奈良県橿原市)で保存処理中で、将来的には一般公開を検討している。