京都で幕末に活躍した歌川国芳と弟子たちの作品展

幕末に活躍した浮世絵師、歌川国芳やその弟子たちの作品展が2月26日から京都文化博物館(所在地:京都市中京区)で開かれている。4月10日まで。
国芳や弟子たちの作品には、人を驚かせたり、考えさせたりしたいという狙いがあり、なぞ解きをするように、作品に込められて意味を想像しながら見る楽しみがある。「相馬の古内裏」は、妖怪退治に訪れた武士に大きな骸骨が襲い掛かる様子が描かれている。「朝比奈三郎鰐退治」は、鎌倉時代にワニを生け捕りにしたという武士を表現している。国芳はみたことのないワニを描くために、書物の挿絵を参考に魚と組み合わせて、どう猛そうなワニを想像で描いたという。

前に戻る