50年に一度公開の秘仏, 元三大師坐像 奈良国立博物館で公開

東京・調布市の深大寺が所蔵し、50年に一度、一般公開される秘仏、元三大師坐像(がんざんだいしざぞう)が奈良国立博物館・なら仏像館で特別公開されている。同秘仏の特別公開は3月16日まで。
同坐像は平安時代中期に天台宗のトップ、天台座主を務めた高僧、良源(りょうげん)の姿を彫った高さ2mの木像。像は木材の接合部分が劣化したり、表面の漆が剥がれたりしていたことから、3年前から奈良国立博物館で修復が進められていた。修復は2024年12月に終わったが、所蔵する同寺ではこの機会に関西の人にも像を見てもらおうと、特別公開されることになった。東京以外で公開されるのは今回が初めて。

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