奈良・興福寺で「涅槃会」4年ぶり参拝者が参加

奈良市の興福寺で釈迦の命日とされる2月15日、釈迦の遺徳を偲ぶ「涅槃会(ねはんえ)」と呼ばれる法要が行われた。同寺の本坊では臨終を迎えて横たわる釈迦の周りで弟子や動物が嘆き悲しむ様子が描かれた2メートル四方ほどの大きな「涅槃図」が掲げられている。雅楽の笛や太鼓の演奏が流れる中、10人の僧侶がお経を唱える。新型コロナウイルス禍で参拝者の参加が見合わせられてきただけに、4年ぶりに厳かな雰囲気の中、目にする法要だった。

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