奈良県立橿原考古学研究所が行った、奈良県明日香村の国内最古とされる本格的な庭園遺跡「飛鳥京跡苑池」の発掘調査で池と近くの水路をつなぐ溝が新たに見つかり、12月4、5日の2日間、一般公開された。
今年度の発掘調査で、庭園の池からあふれた水を近くの水路に流すために設けられたとみられる溝が新たに見つかった。1,300年余り前の飛鳥時代の建築技術や文化の一端がうかがわれる。2日間に多くの考古学ファンや地元の人たちが見学に訪れ、石を積み上げて溝が造られている様子をじっくりと眺めて写真に収めて、古代の風景に思いを馳せていた。