古代の小刀など大山古墳の新たな副葬品 国学院大学博物館

国學院大學博物館は6月19日、同館が2024年6月古美術商から入手した古代の刀子(とうす)と呼ばれる小刀と甲冑(かっちゅう)の破片が、仁徳天皇陵として管理されている大阪府堺市の大山古墳の副葬品であることが分かったとする調査結果を発表した。
刀子は長さ10.6cmのさやのついた小刀で、さやの中に鉄製とみられる刀身が残っており、さやはヒノキ材を銅板で覆ったうえで、金のメッキが施されていた。
入手した際、その包み紙に「明治5年9月に仁徳帝の古墳の石室から得られた」とする記述があったほか、当時現場で調査を行い、図面を作成した人物の押印があることなどから、同館は大山古墳の副葬品と判断したとしている。

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