飛鳥宮跡で塀の跡見つかる 最初の宮殿「飛鳥岡本宮」の遺構か

奈良県立橿原考古学研究所の調査によると、奈良県明日香村で7世紀後半につくられた天武天皇や持統天皇の宮殿跡より、さらに古い時期、7世紀前半の舒明天皇の時期の塀の跡が見つかった。天武・持統天皇のころのものと異なる方位に向いて建てられているという。見つかったのは天皇の住まいがあった「内郭」と呼ばれる区域で、長さおよそ35mの塀の跡。研究者はこの場所につくられた「飛鳥岡本宮」の塀の可能性が高いと注目している。

前に戻る