東大 白亜紀の草食恐竜の食性の時代変化を解明 歯の傷の分析で

白亜紀(約1億5,000万年前から6,600万年前)の草食恐竜はどんな植物を食べていたのか?東大と、沖縄科学技術大学院大学、英国リンカーン大学のメンバーを含めた国際共同研究グループは世界で初めて、白亜紀の生態系で重要なメンバーであった鳥脚類恐竜の食性変化を明らかにした。これは歯の微細な傷(マイクロウェア)を分析し、歯の摩耗を促進させる植物を食べるような変化があったことを調べ上げたもの。この成果は、12月1日に古生物学の学術誌『Palaeontology』に掲載された。
今後、同様の手法を鳥脚類以外の草食恐竜にも適用することで、恐竜と被子植物がどのように関係しながらも、進化してきたのかを、明らかにできると期待される。

前に戻る