薬師寺・東塔竣工式 解体修理は110年ぶり 心柱・基壇を補強

2009年に始まった奈良・薬師寺の国宝・東塔(高さ約34m)の解体修理が完了し2月15日、竣工式が営まれた。東塔は約1300年前の創建当初から残る唯一の建物で、解体修理は約110年ぶり。式には僧侶や土木工事関係者ら約60人が出席し、花びらを模した紙片「散華」を撒いて完成を祝った。
今回の修理では、南海トラフ巨大地震などに備え、塔を貫く心柱(しんばしら)や塔の土台・基壇を補強した。2020年4月に落慶法要の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。

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