約2600万年前のエジプト古代遺跡でライオンのミイラ初発見

エジプトのアナニ考古相はこのほど、首都カイロの南にある、猫の神を祀(まつ)っていたおよそ2600万年前の神殿から多数の動物のミイラや像を発見したと発表した。見つかったミイラのうち2体はエックス線などによる分析の結果、生後6カ月から8カ月のメスのライオンのミイラの可能性が高いという。エジプトでライオンのミイラが見つかったのは初めて。この神殿が造られた時代は、ライオンの神が強い力の象徴として広く信仰されたということで、当時の宗教的な慣習などが明らかになると期待されている。

前に戻る