京都府京丹波町の工務店で5月24日、京都・祇園祭の山鉾の一つ、「鷹山(たかやま)」のご神体人形を載せ、新調した懸装品(けそうひん)を付けた姿が報道陣に公開された。2022年に約200年ぶりの山鉾巡行への復帰を目指しており、21年9月には試し曳きが予定されている。再建された鷹山は、屋根の最上部までの高さが約7.6m、全長約6.4m、幅約4.3mで総重量は10トンを超える。
鷹山は江戸時代、1826年に災害で被災、27年から巡行できなくなった。さらに幕末、1864年の「禁門の変」の大火で大半の部材を焼失した。このため、これまで焼失を免れたご神体人形を、祭の期間中は会所に祀ってきていた。