鉄製の漁具や青銅製の中国の鏡の一部が発掘された弥生時代の遺跡で、兵庫県淡路島の舟木遺跡が、国の史跡に指定されることになった。同遺跡は1世紀前半から3世紀前半の弥生時代後期から終末期の集落跡で、平成28年度から淡路市教育委員会が発掘調査を行ってきた。その結果、竪穴建物20棟の跡が見つかり、近畿地方では初めて発見された魚を突くための”ヤス”などの鉄製の漁具が確認されている。また、淡路島では3例目となる”絵画土器”の破片なども相次いで見つかっている。
今回の舟木遺跡の指定で、兵庫県内の国指定の史跡は55例目となる。