奈良・興福寺の五重塔 120年ぶり大規模修理を前に一般公開

奈良・興福寺の国宝、五重塔の一般公開が、2022年以降、120年ぶりの大規模修理を前に10月9日から始まった。今回の修理には10年ほどかかる見通しで、修理前の姿を見てもらおうと塔の内部、四方に安置されている仏像や心柱(しんばしら)を一般公開することになったもの。一般公開は11月23日までと、2022年3月1日から31日までの2回に分けて行われる。
興福寺の五重塔は、奈良時代に建立された後、焼失と再建を繰り返し、現在の塔は室町時代に建てられたものだが、傷みが激しくなっているため、来年以降、明治34年以来の大規模な修理が行われる。

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