エーザイ(本社:東京都文京区)は10月27日、子会社の衛材(中国)薬業有限公司(所在地:中国江蘇省蘇州市、以下、エーザイ中国)と中国の京東健康(本社:中国・北京市、以下、JD Health)が、中国国内における高齢者向けの健康サービスプラットフォーム構築を目指す合弁会社「京●衛享(上海)健康産業有限公司」を設立したと発表した。合弁会社への出資比率はJD Healthが51%、エーザイ中国が49%。高齢者向けのワンストップ健康サービスプラットフォーム構築を目指す。
JD Healthは強固なeコマースビジネス基盤、インターネット医療サービスのノウハウおよび広大な中国の99%をカバーする物流インフラを持つ。中国では高齢化が進行、2019年末時点での60歳以上の高齢者人口は総人口の18.1%にあたる2億5,388万人に上る。これに伴い、高齢者向けの高質な医療・介護に対するニーズが高まっており、その提供が課題となっている。
三菱自 マレーシアで「エクスパンダー」の現地生産開始
三菱自動車工業(本社:東京都港区)は10月28日、クロスオーバーMPV「エクスパンダー」の現地生産をマレーシアで開始したと発表した。同車の海外生産はインドネシア、ベトナムに次いで3カ国目。
マレーシアにおける車両組み立て委託先のHicom Automotive Manufacturers Malaysia Sdn.Bhd.で生産され、同国の総販売代理店Mitsubishi Motors Malaysia Sdn.Bhd.の販売網を通じて11月から販売する予定。
東洋紡 新型コロナPCR検査試薬を発売 厚労省の認可取得
東洋紡は10月26日、唾液などを使って新型コロナウイルス感染の有無を判定できるPCR検査試薬を、11月中旬に発売すると発表した。10月23日、厚生労働省の製造販売認可を取得した。同社のPCR自動検査装置「ジーンキューブ」専用の試薬で、最短35分で検査ができるという。医療機関や検査施設に販売する。
西武HD 伊豆箱根、近江両鉄道が台湾鉄路と姉妹駅協定
西武ホールディングスは10月26日、連結子会社の伊豆箱根鉄道(本社:静岡県三島市)近江鉄道(本社:滋賀県彦根市)が、台湾鉄路管理局(本社:台湾・台北市、以下、台湾鉄路)との間で「姉妹駅協定」を締結すると発表した。西武グループと台湾鉄路は2015年3月、相互友好関係強化のため協定を締結し交流してきたが、これをさらに深める。
BYD日本法人 EVフォークリフト直営店11/6群馬・館林市で始動
中国の比亜迪(BYD)の日本法人、ビーワイディージャパンはグループ会社、「TATEBAYASHI MOULDING(タテバヤシモールディング)」(所在地:群馬県館林市)が、2020年7月に設立した「BYD FORKLIFT JAPAN」を日本初の直営店として11月6日に始動すると発表した。
BYDは、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載のフォークリフトの量産化を世界で初めて実現し、日本市場で販売する。
国宝の絵図「六道絵」36年ぶりに15枚すべて公開 大津市
滋賀県大津市歴史博物館で、大津市の聖衆来迎寺と盛安寺が所蔵する絵図など、およそ100点を集めた企画展が開かれている。この中には国宝の絵図「六道絵(ろくどうえ)」が含まれ、36年ぶりに15枚すべてが公開されている。企画展は11月23日までだが、六道絵すべてが展示されているのは11月1日まで。
六道絵は、仏教で説かれる死後の世界を鎌倉時代に15枚にわたって描かれたもの。①閻魔大王から生前の行いの裁きを受ける場面が描かれている「閻魔庁図(えんまちょうず)」、②最も苦しい地獄での残酷な拷問を受け苦しむ人々の姿が生々しく描かれている「阿鼻地獄図(あびじごくず)」、③地獄で釜茹でにされる際、念仏を唱えると釜が割れ、救われる様子が描かれ、念仏の力が強調されている「優婆塞戒経説話図(うばそくかいきょうせつわず)」などがそれ。