ミタチ産業 マレーシア・スランゴール州に全額出資で子会社設立

電子部品の専門商社ミタチ産業(本社:名古屋市中区)は11月20日、マレーシア・スランゴール州に全額出資で子会社を設立すると発表した。新会社「MITACHI INTERNATINAL(MALAYSIA)SDN.BHD.」の資本金は100万マレーシア・リンギット(2,500万円)。2021年2月設立する予定。半導体、電子部品等の販売、EMSサービスを手掛ける。マレーシアの日系メーカーおよび現地メーカー向けに拡販を図る。

サカタのタネ 中国現地法人が浙江省海寧市に合弁会社を設立

種子大手のサカタのタネ(本社:横浜市都筑区)はこのほど、中国現地法人、坂田種苗(蘇州)有限公司(本社:浙江省太倉市、以下、SCN)が11月、虹越花卉股份有限公司(本社:浙江省海寧市、以下、虹越)とともに、合弁会社「坂田花彩園芸(嘉興)有限公司」を設立したと発表した。新会社の資本金は700万元(約1億900万円、うち出資額はSCN490万元、虹越210万元)。新合弁会社では、サカタの栄養系品種の「サンパチェンス」シリーズの生産および販売を手掛ける。販売エリアは中国本土、香港、マカオ。

東京メトロ ジャカルタMRT南北線の運営管理コンサルに参画

東京地下鉄(本社:東京都台東区、以下、東京メトロ)は11月20日、インドネシア・ジャカルタ地下鉄公社から10月27日、日本コンサルタンツ(本社:東京都千代田区)と、日本工営(本社:東京都千代田区)のJVが受注した「インドネシアジャカルタMRT南北線 運営維持管理コンサルティングサービス2ndステージ」について、協力会社として参画すると発表した。2021年1月以降、事業を開始する予定。
東京メトロは、同路線の開業に向け2016年6月より日本コンサルタンツののJVの協力会社として参画。安全、電力、運転計画などの分野で開業支援業務を担い、2020年3月に業務を終了している。今回はこれに続き電車線およびAFC(自動運賃収受システム)の2分野における運営維持管理に必要な支援を行う。

淡路島・舟木遺跡 国の史跡指定へ 竪穴建物など弥生期の集落跡

鉄製の漁具や青銅製の中国の鏡の一部が発掘された弥生時代の遺跡で、兵庫県淡路島の舟木遺跡が、国の史跡に指定されることになった。同遺跡は1世紀前半から3世紀前半の弥生時代後期から終末期の集落跡で、平成28年度から淡路市教育委員会が発掘調査を行ってきた。その結果、竪穴建物20棟の跡が見つかり、近畿地方では初めて発見された魚を突くための”ヤス”などの鉄製の漁具が確認されている。また、淡路島では3例目となる”絵画土器”の破片なども相次いで見つかっている。
今回の舟木遺跡の指定で、兵庫県内の国指定の史跡は55例目となる。

クボタ 空気清浄機の生産規模10倍の年間1,500台へ コロナで需要増大

クボタ(本社:大阪市浪速区)は、新型コロナウイルスの影響で需要が急速に高まっている業務用の空気清浄機の生産規模を、これまでの10倍の年間1,500台に増やす方針を固めた。
同社は加湿機能の付いた業務用の空気清浄機を兵庫県の協力会社に委託して生産している。今後は生産を国内の自社工場に切り替えるとともに、大量生産によってコストを抑え、現在より大幅に安い価格での販売を目指すとしている。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、換気や加湿への意識が高まり、オフィスや介護施設、飲食店、スポーツジムなどからの空気清浄機の受注が急増しているという。

京都・東寺「弘法市」11/21 コロナ対策のもと7カ月ぶり再開

京都市南区の世界遺産、東寺の「弘法市」が11月21日、コロナの感染防止対策を取ったうえで7カ月ぶりに再開された。それぞれの出店では消毒薬を置いたり、飛沫を防ぐための透明のシートをかけたりしているほか、食品については食べ歩きが禁止され、持ち帰りのみの販売となっている。
弘法市は、毎月21日、出店が集まって開かれ、雑貨や古着などリサイクル品が販売されているが、5月から中止されていた。再開にあたっては、これまで1,200店ほどが出店してきたが、今回は700店ほどにとどめ、その分、店の間隔を広げて開催しているという。