三菱ケミカル シンガポール子会社の社名変更

三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)は7月7日、完全子会社のMitsubishi Chemical Asia Pacific Pte.Ltd(本社:シンガポール、以下、MCAP)の社名を、10月1日付けでMitsubishi Chemical Singapore Pte.Ltd(以下、MCS)に変更すると発表した。より一層地域や顧客に寄り添った活動を行うことを明確にし、最適なソリューションの提供を通じて三菱ケミカルの成長を目指す。

人権問題懸念でミャンマー携帯事業売却 テレノール

ノルウェーの通信大手テレノールは7月8日、ミャンマーの携帯電話事業をレバノンの投資会社に売却すると発表した。売却額は約1億500万ドル(約115億円)。携帯各社は国軍から市民の通信監視などの協力を求められており、人権重視の観点から撤退を決めたとみられる。
住友商事やKDDIも最大手の政府系MPTを共同運営しており、今後の対応が注目される。テレノールは2014年にミャンマーに参入。携帯大手4社ではMPTに次ぐ業界2位だった。

「京都五山送り火」今年も大幅縮小,文字や形描かず

京都五山送り火連合会は7月9日、毎年8月16日に行われる京都のお盆の伝統行事「京都五山送り火」について、新型コロナウイルスの感染防止対策として、昨年に続き規模を大幅に縮小して実施することを決めた。
火を焚く火床(ひどこ)の数を大幅に減らし、文字や形を描かずに実施する。送り火の点火は8月16日午後8時に左京区の「大文字」から始まり、「妙・法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順に、それぞれ5分おきに点火していく。

JDI 台湾子会社を現地企業に80億円で売却

ジャパンディスプレイ(JDI)は7月8日、液晶製品の設計や製造販売を手掛ける台湾の子会社、カオシュン・オプトエレクトロニクスの全株式を現地の電子機器受託製造大手ウィストロングループに売却すると発表した。売却額は80億円。JDIは売却後、子会社だった企業に製造を委託する。

JESCO ベトナム・オーシャンバレーインフラ工事受注

JESCOホールディングス(本社:東京都中野区)は7月7日、ベトナムの連結子会社JESCO HOA BINH ENGINEERING JOINT STOCK COMPANY(所在地:ホーチミン市タンビン区、以下、JHE社)が、DELTA-VALLEY BINH THUAN(ノバランド子会社)より、オーシャンバレーインフラ3期工事を受注したと発表した。
受注金額は839億ベトナムドン(4億円)。工事場所はNOVA WORLD PHAN THIET。工事内容は高圧受変電工事、道路街灯電気設備工事、給水設備工事。工期は2021年7月~11月(4カ月間)。

ダイキン 省エネ型EV用エアコン冷媒を開発

ダイキン(本社:大阪市北区)は7月8日、省エネ性能に優れた電気自動車(EV)向けのエアコン用冷媒を開発したと明らかにした。エアコンの消費電力を減らすことで航続距離への影響を少なくする。厳冬期を想定した試算でEVの航続距離を最大で5割伸ばせるとしている。2025年までの実用化を目指す。

ワタミ 中国・上海に「から揚げの天才」海外1号店

ワタミ(本社:東京都大田区)は7月8日、グループ企業で海外外食事業を展開しているWATAMI INTERNATIONAL CO.,LTD(所在地:中国・香港)が、上海小南国を運営する中国の大手外食企業、国際天食集団有限公司(所在地:中国・上海市)とマスターフランチャイズ契約を締結して、揚げたてから揚げと、テリー伊藤こだわりの玉子焼き「から揚げの天才」海外1号店を7月、中国・上海市にオープンすると発表した。
ワタミはコロナ禍で中国本土から主幹事業の居酒屋業態を全面撤退したが、今回のから揚げの天才出店を機に、中国本土での店舗展開を推進していく。

静岡ガス タイ太陽光発電事業に参画,海外初の再エネ

静岡ガス(本社:静岡市)は7月8日、タイでエネルギー事業を展開するVNET Power Co.,Ltd.と、タイで太陽光発電事業に参画すると発表した。これは同社として海外で初めての再生可能エネルギー案件となる。
両社は2020年6月5日、太陽光発電による電力供給事業を目的とした合弁会社VNET SG Power Co.,Ltd.を設立。2021年7月7日、同新会社の第1号案件として、タイ北東部のラーチャパッと・マハサーラカーム大学との間で、20年間にわたり電力を供給する売電契約を締結した。
VNET Power社と静岡ガスの合弁会社の資本金は1,880万タイバーツ(約6,500万円)で、出資比率はVNET Power社51%、静岡ガス49%。

メガネの田中 シンガポールに海外1号店

メガネの田中(広島本社:広島市)グループのシンガポール子会社FLO Optics Pte.Ltd.(以下、FLO)が、2021年7月1日、メガネの田中ブランドで海外初出店となる「メガネの田中ウィーロックプレイス店」をオープンしたと発表した。場所はシンガポール有数の繁華地区、オーチャードロード。店舗の外装・内装は日本国内の”メガネの田中”と同じコンセプトで展開。日本の店舗デザインをそのまま現地へ持ち込み、メガネ選び、買い物が楽しめる空間を演出している。

デンカ シンガポールでDSPLがMS樹脂生産能力倍増

デンカ(本社:東京都中央区)は7月8日、シンガポール子会社Denka Singapore Private Limited(以下、DSPL)が、セラヤ工場で進めていた高機能透明樹脂(MS樹脂)の増産設備を竣工し、7月1日から稼働を開始したと発表した。これにより同社のMS樹脂の生産能力はこれまでの年間約7万トンから約14万トンへ倍増し、拡大する需要に応えていく。
ポリスチレン製造設備の改造によるMS樹脂生産能力増強の投資金額は約27億円。MS樹脂は液晶テレビやPCモニターのバックライト用導光板等の光学用途に加え、中国を中心としたアジアで成長著しい化粧品用容器等で使用されている。

清水寺で綸旨・秀吉の書状など古文書194点確認

京都市東山区の清水寺は7月7日、室町時代から幕末に至る歴代天皇の綸旨(命令書)16点を含む古文書194点が見つかったと発表した。
最も古い綸旨は応仁の乱(1467~1477年)で焼失した清水寺の復興に尽くした中興の祖、願阿(がんあ)上人に対し、後土御門天皇が再建を了承する内容。室町幕府の初代将軍・足利尊氏や豊臣秀吉の書状などもあった。
これらは願阿上人が開いた清水寺の子院、成就院に残されていた文書。願阿は清水寺再建のため招かれ、寄付金集めの「勧進」を展開した。応仁の乱以前から鴨川に橋を架け、飢餓に苦しむ人々を救済するなど庶民から厚い支持を受けた社会事業家で、1484年の本堂の再建を見届け、1486年に亡くなった。成就院は、幕末には尊皇攘夷の舞台ともなり、西郷隆盛と行動をともにした月照(げっしょう)も住職を務めている。

住友商事と東京ガス 水素実証実験実施で合意

住友商事(本社:東京都千代田区)と東京ガス(本社:東京都港区)は7月7日、ITM Power Plc(本社:英国シェフィールド)が開発したメガワット(MW)級固体高分子型水電解装置を使用し、水素利活用に向けた共同実証実験を東京ガスの横浜テクノステーション内で実施することで合意したと発表した。海外製の大型水電解装置による日本で初めての運転検証となる。
住友商事は水素吐出圧力を調整し、2.0MW級の水電解装置を2022年6月に東京ガス・横浜テクノステーションに納品し、共同実証を開始する。
日本政府は2050年までのカーボンニュートラル化を目標に掲げ、年間42万トンのを超えるクリーン水素の供給を目指している。最エネ由来の電力を用いた水電解装置により製造される水素は、製造過程でCO2を排出しないクリーン水素として、脱炭素社会の切り札とされている。

日立造船 東京ガスよりメタネーション装置受注

日立造船(本社:大阪市住之江区)は7月7日、東京ガス(本社:東京都港区)よりメタネーション装置を受注したと発表した。メタネーション装置の民間企業からの受注は今回が初めて。東京ガスは横浜テクノステーション(所在地:横浜市)内にメタネーション装置を設置し、2021年度内に実証実験を開始する予定。
水素と二酸化炭素からメタンを合成するメタネーション装置は、メタンが天然ガスの主成分であるため、既存のインフラ設備を活用でき、大規模な投資が不要なカーボンニュートラルのソリューションとして注目されている。
メタンの製造能力は高位発熱量換算12.5N㎥/h、納入時期は2022年2月の予定
東京ガスは実証実験によりメタン製造の安定性評価、ならびに装置ガスをガス消費機器に供給する検証を行う。

三菱電機 検査不正?空調15カ国に約1万5,800台納入

三菱電機が検査で不正をしていた可能性のある鉄道車両向け空調機器が米国、英国、ドイツなど約15カ国に計1万5,800台納入されていたことが7月7日分かった。同社は「安全性や性能に問題はない」と説明しているが、国際的にも企業イメージが低下することは避けられない。
対象の空調機器はニューヨークやロンドンの地下鉄のほか、ドイツの鉄道などが採用。同社は顧客との取り決めを考慮し、納入先すべての国名は明らかにできないとしている。

鉄道機構とユーグレナ バイオ燃料で包括連携

国土交通省所管の鉄道建設・運輸施設整備支援機構と、ミドリムシを使った事業を展開するユーグレナ(本社:東京都港区)は7月7日、包括連携を発表した。機構の内航船舶や鉄道建設現場で、ミドリムシから抽出した油脂や使用済み食用油などでつくるバイオディーゼル燃料を使えるかを検討する。
新幹線など鉄道建設で使う重機での利用を考えるほか、旅客船での導入試験を進める。A重油とバイオ燃料の混合油としての利用も検討する。

京都「時代祭」コロナで見どころの動く歴史絵巻中止

平安神宮と地元の市民でつくる平安講社は7月6日、毎年10月22日に行われる、京都三大祭りの一つ、時代祭が昨年に続きコロナ禍で中止すると発表した。10月22日とその前後に平安神宮の本殿で行われる神事については関係者だけで執り行うという。
時代祭は、平安時代から鎌倉、室町、安土桃山、江戸、明治時代までの衣装をまとったおよそ2,000人が都大路を練り歩く祭りで、いわば動く歴史絵巻。
祭りの10月のコロナの収束が見通せず、役員やサポートする人を含めて行列に関わるおよそ5,000人の、参道に集まる人たちの安全・安心を考えると中止せざるを得ないとしている。
この結果、京都三大祭が、5月の「葵祭」の行列中止、7月の「山鉾巡行」中止と合わせいずれも最大の”見どころ”が中止されることになった。

中国に「尖閣は日本領」認識の地図集 71年以前

日本政府の「領土・主権展示館」(所在地:東京・霞が関、以下、領土館)や、中国の政府機関が1971年以前に発行した公式地図や機関紙などによると、中国は尖閣諸島(所在地:沖縄県石垣市)は1971年以前は、日本領だと認識していたことが分かった。
なぜ、中国がその後、突然尖閣は中国の領土だと主張し出したのかといえば、1960年代後半に東シナ海に石油資源が大量に埋蔵されている可能性が指摘されたためだ。これを機に中国の認識が一変。石油資源の確保を巡り、尖閣に対し領有権を初めて公式に主張し出した。1971年12月のことだ。
中国の、日本でいう国土地理院にあたる中国の「国家測絵総局」(当時)直属の地図出版社が発刊した「世界地図集」をみると、明確になる。地図集の1960年版では、尖閣は日本の地図を示すページに記載されていた。ところが、1972年版になると日本のページから削除され、中国のページに追加されている。また、1960年版は尖閣の「魚釣島」をその名称のまま表しているが、手のひらを返したように1972年版になると中国政府が現在使っている「釣魚島」に変更しているのだ。
領土館はいま既述した、中国側の資料を含めた、こうした実態を詳細に理解できる資料の展示を行っている。

森永乳業 使用済みプラスチックの再資源化に取組開始

森永乳業(本社:東京都港区)は7月6日、12社の共同出資会社「アールプラスジャパン」へ資本参加し、使用済みプラスチックの再資源化事業に取り組むと発表した。持続可能な社会の実現に向けて、使い捨てプラスチックの課題解決に貢献する。
同社グループは2019年度より開始した中期経営計画でESGを重視した経営を掲げている。その重要取り組み課題の一つ、環境への取り組みとして容器包装リサイクル法対策プラスチック容器包装の重量をグループ全体で2021年までに2013年度比10%削減することを目標に定め、2019年度にはすでに2013年度比15.9%の削減を達成している

災害警戒で太陽光新設を規制 山梨県で条例

山梨県議会で7月6日、太陽光発電施設の新設を規制する条例が全会一致により可決、成立した。県内の土地の8割に相当する「設置規制区域」で、出力10KW以上の施設の新設を原則禁止する。10月から段階的に施行される。
太陽光発電施設を規制する都道府県条例は兵庫、岡山、和歌山の3県が導入している岡山は土砂災害特別区域などでの新設を原則禁止。和歌山と兵庫は一定規模以上の施設について、知事の認定や届け出を必要と規定している。

JR西日本 福山通運と新幹線活用し貨物輸送

JR西日本(本社:大阪市北区)は7月6日、福山通運(本社:広島県福山市)と連携し、新大阪-博多間で山陽新幹線を活用し、荷物を運ぶ”貨客混載”の事業化の検討を始めたと発表した。7月1日から実証実験はスタートしている。
JR西日本は新たな収益源に育てたい考え。福山通運は輸送効率の向上につなげる。九州から中部・北陸への輸送時間はトラックで通常13~15時間かかっているが、新幹線を組み合わせることで6~8時間程度短縮できるという。

住友金属鉱山470億円投じ車載用電池材料増産へ

住友金属鉱山(本社:東京都港区)は7月6日、総額470億円を投じ車載用電池材料の増産体制を整備すると発表した。自動車の電動化進展に伴う車載用二次電池の需要拡大に応える。
別子地区(所在地:愛媛県新居浜市)に新工場(愛媛工場)を建設するほか、播磨事業所(所在地:兵庫県加古郡播磨町)では設備を増強する。設備投資総額は両拠点で470億円(内訳は愛媛工場400億円、播磨事業所70億円)を予定。生産能力は車載電池向け正極材を最終的に2拠点合わせ月間2,000トンを想定。同社は2027年を最終年度とする中期経営計画では月間1万トンまで引き上げることを目指している。

三井住友FG インド大手ノンバンクを2,200億円で買収

三井住友フィナンシャルグループ(FG)は7月6日、インド大手ノンバンク、フラトン・インディア・クレジット・カンパニーの株式74.9%を20億米ドル(約2,213億円)で取得し、子会社化すると発表した。
アジアの新興国で事業を拡大する戦略の一環。買収を通じて個人や中小企業融資に力を入れる。
シンガポールの政府系投資会社テマセクの子会社から、インド・ムンバイに拠点を置くフラトン・インディア・クレジット・カンパニーの株式を取得する。インド政府の許認可を得るため年内の取引完了を目指す。一定期間を置いて残りの25.1%の株式も譲り受け、最終的に100%子会社化する。
三井住友FGがインドで金融機関の過半数株式を取得する大型買収を実施するのは初めて。

ソディック 中国・厦門市に子会社が14億円投じ新工場

工作機械メーカー、ソディック(本社:横浜市都筑区)は6月30日、中国の連結子会社、沙迪克(厦門)有限公司(以下、厦門工場、所在地:福建省厦門市)が、産業機械事業および食品機械事業のグローバル市場におけるさらなる競争力強化のため、新工場の建設を開始すると発表した。
新工場の敷地面積は1万3,753㎡、建物面積1万2,149㎡、建設費約14億円。2021年6月着工、2022年6月竣工。産業機械事業の電動射出成形機のエントリーモデルを月産100台以上生産するほか、食品機械事業の製麺機・米飯製造装置用茹で窯や反転窯など大型製罐製品を生産する計画で、以後順次、生産品目・数量を拡大していく。

トランスコスモス ジャカルタに倉庫新設,EC事業強化

トランスコスモス(本社:東京都渋谷区)は7月5日、子会社で、インドネシアでEC事業を展開するPT.transcosmos Commerce(本社:インドネシア・ジャカルタ、以下、トランスコスモスコマース)が、ジャカルタ中心部に倉庫を新設し、アナリティクスの専門組織を立ち上げたと発表した。今後さらなる成長が見込まれるインドネシア市場でEC事業を強化する。

セブン‐イレブンJ 外国人材の長期育成環境整備

セブン‐イレブン・ジャパンは7月5日、留学生を中心とした外国籍のコンビニ従業員の長期的な人材育成策を発表した。生活支援と研修によるスキル向上の両面から、外国人人材が人生設計をしやすい環境の整備に努め、地域社会への定着を促す。
セブン‐イレブンには現在およそ3万7,000人の留学生が働いており、店舗運営に欠かせない存在となっている。

近鉄 特急活用”貨客混載”で新たな収入源確保へ

近畿日本鉄道(以下、近鉄)は7月から、大阪と名古屋を結ぶ特急「アーバンライナー」に、工業製品などの荷物を載せる”貨客混載”を始めた。長引く鉄道利用者の減少から低迷する業績建て直しに向け、新たな収入源の確保につなげていく。
新型コロナの影響で近鉄の鉄道収入は、昨年度は前年度比65%にまで落ち込み、今年度もコロナ感染拡大前の75%までしか回復が見込めないと予測している。貨客混載は、JR西日本も実用化を目指して新幹線や在来線で実証実験を始めている。

あいおいニッセイ 大阪の空飛ぶ車の社会実装に参画

MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険(本社:東京都渋谷区)は7月5日、大阪における空飛ぶクルマの社会実装を目指す「空の移動革命社会実装ラウンドテーブル」に同日参画したと発表した。
同ラウンドテーブルは、2025年に開催が予定されている「大阪・関西万博」を空飛ぶクルマの社会実装のマイルストーンの一つに据え、具体的かつ実践的な協議活動の場として、2020年11月に大阪府が設立した。様々なステークホルダーと連携して、社会受容性の向上を図るなど、空飛ぶクルマの実現に向けた取り組みを加速していくことを目指している。

滋賀・長浜市で和楽器の弦用絹糸「繭の糸取り」最盛期

滋賀県長浜市木之本町・大音地区で三味線や琴など和楽器の弦に使われる絹糸を繭から紡ぎ出す伝統的な”糸取り”作業が最盛期を迎えている。
糸取りは毎年、蚕が繭をつくる6月下旬から7月上旬までの3週間ほどの作業。工房では、まず90℃ほどの熱湯に繭を浮かべ、ホウキのような道具で繭球をほぐした後、湯気が上がる中、細い糸を絡め取り、35本程度を束にして拠り合せる。そして、これを電動式の糸繰り機で巻き取ると絹糸ができ上がる。
戦前70軒前後を数えたこうした工房は、化合繊系の弦の大量流通により、現在では1軒しか残っていない。
作業は7月10日ごろまで行われ、地元の和楽器に使う弦の製造会社に出荷される。

丸紅 フィリピン・マニラLRT2号線東延伸7/5より運行

丸紅(本社:東京都千代田区)は7月5日、フィリピン運輸省より同国の大手建設会社D.M.Consunji Inc.とともに受注した、マニラLRT2号線の東伸工事(東へ4km、2駅)を完了、同日から運行を開始したと発表した。
7月1日に終点のアンティポロ駅でドゥテルテ大統領、ツガデ運輸相臨席の下、開業式典が執り行われた。今回の東延伸により、マニラ首都圏の交通渋滞緩和や大気汚染低減に寄与する。
この案件は、日本政府が432億円の円借款が供与されている「首都圏大量旅客輸送システム拡張事業」の一環。

良品計画「無印良品」ベトナム・ハノイ1号店7/3開業

「無印良品」を展開する良品計画(本社:東京都豊島区)は7月3日、ベトナムの首都ハノイに1号店「ムジ・ビンコムセンター・メトロポリス」をオープンした。同店は商業施設、ビンコムセンター・メトロポリスの地下1階と地上1階に入居する。店舗では衣料品、家庭用品、家具、化粧品、食料品など5,000点余の商品を取り扱う。同国では2020年11月に開業したホーチミン市に次ぐ2店目。

国内設置のEV充電器初の減少 採算難で撤去

地図大手ゼンリン(本社:北九州市)の調査によると、宿泊施設や商業施設など誰でも利用できる場所にある電気自動車(EV)の充電器が、2020年度末時点で前年度比3.6%減の2万9,233基と、記録のある平成24年度以降で初めて減少したことが分かった。
採算が合わず設置契約の満期に伴い撤去するケースが多かった。2万9,233基のうち、普通充電器は5.0%減の2万1,340基、急速充電器は0.3%減の7,893基だった。EV充電器の設置費は1基当たり約930万円で、うち補助金で約850万円を賄い、業者は点検費用や電気代を負担していた。

京都・高台寺で七夕飾りのライトアップ始まる

七夕を前に7月3日夜、京都・東山区の高台寺で七夕飾りのライトアップが始まった。豊臣秀吉の糟糠の妻ねねゆかりの高台寺では毎年この時期、七夕飾りを参道に設置し、地元の子どもたちが願い事を書きとめた短冊の飾り付けを行っている。今年もライトアップされ、親子連れなどが見守る中、色とりどりの短冊や笹の葉を幻想的に映し出していた。

ファーウェイ 武漢にICV研究センター設立

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国の武漢市政府はこのほど自動車産業の一大集積地の武漢経済技術開発区にファーウェイ(武漢)インテリジェント・コネクティッド・ビークル(以下、ICV)産業イノベーションセンターが開業したと発表した。
ファーウェイは今後、武漢経済技術開発区と共同でICVや自動運転技術の研究開発を行い、武漢市における国家ICV産業モデル区の建設や、1兆元(約17兆円、1元=約17円)規模の自動車産業クラスター形成につなげていくとしている。

丸紅,日立など福島県浪江町の水素利活用で連携協力

福島県浪江町と丸紅、日立製作所、パナソニック、みやぎ生協・コープふくしまは7月2日、水素を含めた復興まちづくり構想およびRE100等に向けた取り組みに関して、連携協力に関する協定書を締結したと発表した。
この協定は、令和2年度に丸紅とみやぎ生協が浪江町で行った「水素サプライチェーンの構築に係るFS調査」(環境省委託)を契機として、復興まちづくり構想およびRE100産業団地建設への貢献や地域産業活性化、デジタルトランスフォーメーション(DX)化など、浪江町の総合的な復旧・復興を推進することを目指すもの。
RE100:Renewable Energy100%。事業活動で消費する電力を再生可能エネルギーを用いて発電した電力で賄うことを目標とするイニシアチブ。

旭化成 CO2主原料のEC・DMC技術の第1号ライセンス

旭化成(本社:東京都千代田区)は7月1日、スマートフォンや電気自動車で使用されるリチウムイオン電池(LIB)の電解液の主要原料であり、世界中で需要が高まっている高純度エチレンカーボネート(EC)および高純度ジメチルカーボネート(DMC)の製造技術のパッケージが完成し、第1号のライセンス契約を締結したと発表した。
同技術パッケージの最大の特徴は、二酸化炭素(CO2)を原料としたポリカーボネート(PC)樹脂製造技術と同様、CO2を原料とすること。原料の約半分がCO2であり、今回のライセンスで年間約5万トンのCO2を消費するすることになる。同技術により、環境にやさしいLIB用電解液の供給が可能になり、持続可能な社会の実現に貢献する。

縄文時代の人骨にサメに咬まれた痕 世界最古

京都大学の研究グループは、岡山県笠岡市の縄文時代の遺跡、津雲貝塚でおよそ100年前に発掘され、京都大学が保管してきた人の骨にサメに咬まれた痕が残されていたことが分かったと発表した。
骨はおよそ3,000年前の縄文時代の中年の男性のものとみられ、右足や左手など以外はほぼ残されていて、全身のおよそ800カ所に傷があることが確認された。傷は引っかいたように平行に残されていたうえ、いずれもV字型の溝のようになるなど、サメが咬んだ痕と特徴が一致したという。
サメに襲われた痕がある人の骨としてはプエルトリコで見つかった、およそ1,000年前の人骨がこれまで最古とされてきたが、今回の発見でこの記録をさらに2,000年ほど遡ることになる。襲ったのは体長4m以上の大型のサメと推定され、当時の日本周辺の海の環境からホオジロザメやイタチザメと考えられるという。

岸和田だんじり祭 今年は無観客で一部地区が実施へ

大阪府岸和田市のだんじり祭が、今年は一部の地区で実施されることになった。昨年は新型コロナの影響で中止された。
だんじり祭は、岸和田市内で毎年8月から9月にかけて8つの地区でそれぞれ行われている。大勢は今年も中止もやむなしだったが、このうちの一つの地区が「2年連続で中止すれば祭りの伝統の継承に支障をきたす」として、今年は実施することを決めた。
ただ、地区外から人を呼ばず、無観客で実施。祭り前後の会食を禁止するなど新型コロナウイルスの感染防止を徹底するとしている。
だんじり祭は、五穀豊穣を願って江戸時代から300年以上にわたり続く伝統の祭りで、力強い掛け声とともに、勇壮にだんじりをひく”やりまわし”で知られる。

H&M 3~5月期売上高62%増も中国は不買で急減

スウェーデン衣料品大手H&Mが7月1日発表した2021年3~5月期決算は、売上高が前年同期比62%増の465億900万クローナ(約6,000億円)だった。新型コロナウイルス禍からの回復ぶりを示した。
ただ地域別では中国が28%減の16億クローナと急減した。新疆ウイグル自治区の人権問題に懸念を示し、不買運動を招いたことが響いた。

興和 イベルメクチンの臨床開始へ コロナで効果は?

興和(本社:名古屋市)は7月1日、新型コロナウイルス感染症の軽症患者を対象に、抗寄生虫薬「イベルメクチン」の効果や安全性を調べる臨床試験(治験)を国内で北里大学と共同で始めると発表した。
イベルメクチンは、2015年にノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智・北里大学特別栄誉教授の研究をもとにした薬で、国内では消化管の寄生虫が引き起こす感染症やダニによる皮膚感染症の治療薬として承認されている。
治験の方法や開始時期は医療品の審査を担う医療品医療機器総合機構(PMDA)と協議して決める。興和では年内の治験終了を目指している。

セブン 日米除き25年度に世界5万店目標に拡大

セブン&アイ・ホールディングスは7月1日、2025年度までの中期経営計画を公表した。この中で地盤のある日本と北米を除く世界で、現在の約3万9,000店から2025年度に5万店にコンビニの店舗数を拡大させるとの目標を掲げている。コロナ禍も加わって国内事業が停滞する中、海外市場開拓に注力する。
セブン-イレブンの日本と北米を含めた世界店舗数は計約7万2,000店。ただ、出店地域はアジアなどに限られ、チェーン展開の余地が大きいとの見方を示した。

平城宮跡に大型建物遺構 天皇別邸の可能性

奈良文化財研究所は6月30日、奈良市の平城宮跡・東院地区で、8世紀半ば~後半の大型建物跡を確認したと発表した。大きさは同地区で最大級の東西約27m、南北約12m。内裏正殿(東西約27m、南北約15m)に匹敵する規模で、天皇の別邸だった可能性が高いとしている。また、時期的には孝謙天皇の即位後、母の光明皇太后が藤原仲麻呂を長官に据えて設置した政治・軍事組織「紫微中台(しびちゅうだい)」とも考えられる。
約1~1.8m四方の柱穴50基が約3m間隔で格子状に並ぶ遺構を確認。同地区の中軸線上にあり、宮殿の中心的建物と考えられる。出土している土器などから推定年代は749~770年で孝謙、淳仁、称徳(孝謙の再即位)の各天皇の時代にあたる。

三井不動産 アウトレット台湾臨林口 第2期に着手

三井不動産は7月2日、同社の台湾現地法人が設立したプロジェクト会社、三新二奥特菜斯股份有限公司を通じて、「三井アウトレットパーク台湾林口」の第2期計画の開発に着手すると発表した。これにより、約90店舗が加わり、合計約310店舗にスケールアップし、2024年に開業を予定。
また、MOP台湾林口第2期着工を皮切りに、他事業者も含めた台湾北部有数の集客エリア「林口国際メディアパーク」の開発が始動する。

大塚製薬 中国で白血病のmRNA測定キット発売

大塚製薬(本社:東京都千代田区)は7月2日、中国国家薬品監督管理局(NMPA)より、急性骨髄性白血病を対象とする、対外診断用医薬品WT1mRNA測定キットについて、輸入医療機器として承認を得たと発表した。さらにライトオンジー社(本社:中国・上海市)との間で、同社を中国国内における販売代理店とする契約を締結したことを明らかにした。中国国内基幹病院を対象に7月より販売を開始する。

10月「日立エナジー」に変更 日立ABBパワーグリッド

日立ABBパワーグリッドは7月1日、持続可能なエネルギーの未来へのコミットメントを強化することを目的に、社名を2021年10月「日立エナジー」に変更すると発表した。
持続可能なエネルギーの未来のために力を発揮することを事業の中心に据え、Lumadaに代表される日立の先進的なデジタルソリューションと、独自の専門知識と経験に基づいて構築されたエネルギープラットフォームを組み合わせることで、カーボンニュートラルな未来の実現という地球規模の課題を解決することを表している。

プライメタルズ ベトナムSUNSCOでファーストコイルを生産

プライメタルズテクノロジーズは7月1日、丸一鋼管系のMaruichi Sun Steel Joint Stock Company(以下、SUNSCO)ホーチミン鋼材工場に納入した薄物冷間圧延機(Hyper UCミル)が、ファーストコイルを生産したと発表した。
このHyper UCミルはベトナムにおける1号機。この軽量建設材向けHyper UCミルは投資額とメンテナンスを削減し、需要が高まる薄物冷延材の市場でSUNSCOの主導的な地位を確立するとみられる。
SUNSCOは1996年にベトナム初の外国資本100%の鉄鋼会社として設立され、溶融亜鉛、55%アルミ亜鉛、合金めっき鋼帯、カラー鋼帯、鋼管を生産・加工・販売している。丸一鋼管のグループ会社で、丸一鋼管の出資比率は72.53%。

香港最大のドンキ「TMTプラザ」店7/20オープン

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)は6月30日、グループのパン・パシフィック・リテールマネジメント(香港)(本社:香港)が、7月20日に香港8店舗目となる「DON DON DONKI TMT Plaza(TMTプラザ)」店をオープンすると発表した。
同店は売場面積2,618㎡と香港最大店舗となる。
DON DON DONKIは、日本製もしくは日本市場向けの商品や、日本産品を提供するジャパンブランド・スペシャリティストアをコンセプトに、PPIHグループが環太平洋エリアで多店舗展開している業態店舗。