サイボウズ「kintone」の販売強化でタイに駐在員事務所を開設 

IT事業のサイボウズ(本社:東京都中央区)は11月19日、業務用アプリ開発プラットフォーム「kintone」のタイでの販売強化を強化するため、10月27日にタイ駐在員事務所を開設したと発表した。パートナー支援を通じてのマーケティングや現地調査に本格的に注力。タイにおける日系企業のほか、タイ現地企業への販売強化を目指す。2023年までに500社への導入を目標としている。

東芝 マイナス30℃でも運用 水系リチウムイオン二次電池開発 世界初

東芝(本社:東京都港区)は11月19日、再生可能エネルギーの安定供給で必須となる、安全で大容量な定置用蓄電池を実現するため、マイナス30℃でも運用できる水系リチウムイオン二次電池を世界で初めて開発したと発表した。2,000回以上、充放電可能な長寿命の特長を兼ね備え、再生可能エネルギーの普及・拡大に貢献すると見込まれる。
水系電池は電解質に水を用いるため、外部要因で火災が起きた際でも安全な、将来の電池として期待が高まっている。

三井不動産 初進出の中国で「ららぽーと上海金橋」の引渡し式典

三井不動産(本社:東京都中央区)は11月19日、中国初進出となるリージョナル型ショッピングセンター「ららぽーと上海金橋」の本体工事が完了し、11月18日に引渡し式典を開いたと発表した。飲食ゾーンや体験型アミューズメント店舗まで約220店舗で構成される同施設は、中国初の「ららぽーと」として、2021年春から順次開業し、2021年秋にグランドオープンする予定。

サイバーダインのHALシリーズをインド大手病院IBSが6台導入

サイバーダイン(本社:茨城県つくば市)は11月18日、インドの大手病院、Institute of brain&Spine hospital(以下、IBS病院)に向けて、脳・神経・筋系機能を改善・再生する装着型サイボーグHAL(R)6台(下肢タイプ3台、単関節タイプ2台、腰タイプ1台)を同日出荷したと発表した。南アジアで初めてのHALの導入で、アジア太平洋におけるサイバニクス治療の普及が加速している。

三井住友銀行 インドニューデリー支店にチェンナイ出張所開設

三井住友銀行は11月18日、インド・タミルナドゥ州チェンナイ市に、ニューデリー支店チェンナイ出張所を開設し、同日より営業を開始したと発表した。
インドは13億人の世界第2位の人口を擁し、中長期的に成長力が大きい巨大市場。チェンナイ市はインド南部地域で、最大の人口を抱える主要都市。工業団地等の産業集積地や、インド有数の貨物取扱量を誇るチェンナイ港に近接している。

川崎重工 手術支援ロボット公開 国の製造販売承認を初取得  

川崎重工業(本社:神戸市中央区)は11月18日、医療用検査機器メーカーと共同開発した手術支援ロボット「hinotori」を公開した。このロボットは、メスなどの手術用器具や内視鏡カメラが付いた4本のアームを備えていて、人の手先のように滑らかに動くことが特徴。手術台から離れたところにいる医師が操作することができる。厚生労働省によると、日本のメーカーが手術支援のロボットで、国から製造販売の承認を得たのは初めてという。
川崎重工はこのロボット事業の展開を見据え、神戸市内に2~3年後をめどに同ロボットの生産工場を新設する方針。