プレステージ ベトナム駐在員事務所を現地法人化 業容拡大へ

BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業、インシュアランスBPO事業などを手掛けるプレステージ・インターナショナル(本社:東京都千代田区、以下、PI)は12月10日、事業規模の拡大やサービス向上を目的とし、ベトナムの駐在員事務所に代わる新法人を11月に設立し、2021年2月から運用を開始すると発表した。
ベトナム現地法人「PRESTIGE INTERNATIONAL VIETNAM Co.,Ltd.」(所在地:ハノイ)の資本金は43億4,746万ベトナムドン(約2,000万円)。ジャパニーズ・ヘルプデスク事業や、医療機関で日本人向けヘルスケアプログラムサービスのアシストなどを主業務とする。

シャープ ベトナム・ビンディン省で太陽光発電所建設7カ所目

シャープエネルギーソリューション(SESJ)は12月14日、ベトナムの発電事業者Viet Nam Renewable Energy Joint Stock Companyや、現地工事会社NSN Construction and Engineering Joint Stock Companyほかと共同で、ベトナム・ビンディン省に太陽光発電所(メガソーラー)を建設したと発表した。
同発電所の出力規模は約50MW-dc。年間予測発電量は約8万2,506MWh/年を見込み、これはベトナムの標準的な家庭の約4万3,700世帯分の年間消費電力量に相当する。
SESJはこれまで、ベトナム国内に6カ所(出力合計約290MW-dc)の太陽光発電所を建設。今回の発電所の建設により、出力規模は合計約340MW-dcとなった。

豊田合成 FCV向け高圧水素タンク生産のいなべ工場の稼働開始

豊田合成(本社:愛知県清須市)は12月10日、燃料電池車(FCV)の主要部品の高圧タンクを生産する、いなべ工場(所在地:三重県いなべ市)でラインオフ式を執り行ったと発表した。式典には三重県の鈴木知事、いなべ市の日沖市長、トヨタ自動車の工場幹部らを招き行われた。
同工場の敷地面積は約13万㎡、建屋は約2万1,000㎡。トヨタ自動車がこのほど発表したFCV「MIRAI」の新モデルの高圧水素タンクを11月から生産しており、FCVの普及拡大に対応して生産能力を順次強化していく予定。

エーザイと米バイオジェン 日本で初の認知症薬治療薬候補を承認申請

エーザイと米国バイオジェンは12月10日、アルツハイマー病(AD)治療薬候補「アデュカヌマブ」を日本で厚生労働省に薬事承認を申請した。承認されればADの臨床症状の悪化を抑制し、脳内アミロイドβ(ベータ)の除去が臨床効果の改善をもたらすことを実証した初めての治療薬となる。

太平洋セメント インドネシアSIグループとの業務提携 正式に締結

太平洋セメント(本社:東京都文京区)は12月8日、インドネシアのPT Semen Indonesia(Persero)Tbk(所在地:ジャカルタ特別州、以下、SI社)並びにSI社の子会社PT Solusi Bangun Indonesia Tbk(所在地:ジャカルタ特別州、以下、SBI社)との基本合意書に則り、7月に予定していた3社間での業務提携を締結したと発表した。
業務提携の分野はエネルギー―効率推進、温室効果ガス排出対策、工場副原料等の調達と活用、廃棄物処理事業、石灰・石灰石事業、建材事業、生コン・骨材事業、セメント・クリンカのトレーディング事業。
3社は、SBI社の株式取得と取締役、監査役派遣に関する資本提携に向けて協議を継続していく。

東横イン プノンペンのホテル運営権をOCICに譲渡 カンボジアから撤退

東横イン(本社:東京都大田区)は、12月10日でカンボジアの首都プノンペンのホテル「東横INNプノンペン」としての営業を終了、12日付で同ホテルの運営権をオーナーのOverseas Cambodian Investment Corporation(OCIC)に譲渡した。コロナ禍で宿泊客が減少、業績が低迷していた。
同ホテルは今後、「Toyoko Inn with Dara」として運営される。