個人PCR検査の受け付け,検査キットの発送開始 ソフトバンクと楽天 

ソフトバンクと楽天は、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを唾液で調べるPCR検査を個人で受けられるように、2月3日から申し込みの受け付けや検査キットの発送を開始した。スマートフォンのアプリで申し込むと、自宅などに検査キットが届き、唾液を採取して検査やセンターに送ると早ければその日のうちに結果が届く。
料金は、ソフトバンクは1人当たり最大5,500円で、別途検査センターに送る際の送料がかかる。楽天は1人当たり送料込みで7,980円。

東洋紡 北里研究所,椿本チエインと次世代コロナ多検体検査法開発へ

東洋紡は2月2日、学校法人北里研究所、椿本チエインと「多検体検査を可能にする次世代型オートメーション技術を利用した画期的な新型コロナウイルス検査法の確立」に関する共同研究契約を2021年1月29日に締結したと発表した。
鼻咽頭ぬぐい液・唾液など、複数人分の検体をまとめて検査するプール法を採用した、次世代型の全自動多検体検査法の早期確立を目指す。この研究は2021年3月末までの実証実験完了、6月の実用化を目指す。

奈良・春日大社で非公開で「節分万灯籠」灯籠1/3に減らし

奈良市の春日大社で2月2日夕、家内安全などを祈願して境内の灯籠(とうろう)の明かりを灯す恒例の「節分万灯籠」があった。今年は節分が例年より1日早く、2日に実施されるのは124年ぶりとなった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため点灯する灯籠を例年の約3分の1の1,000基に減らし、非公開で実施された。節分万灯籠は、1888(明治21)年に再興された行事。

京都・醍醐寺が宇宙に寺院開設へ 2/8に初の平和祈る「宇宙法要」

真言宗の醍醐寺(所在地:京都市伏見区)は2月1日、京都市内の人工衛星開発企業と協力して宇宙に寺院を開くため実行委員会を発足したと発表した。2年後の2023年に打ち上げ予定の衛星に本尊や曼荼羅(まんだら)など仏教の心の拠りどころとする。2月8日に宇宙の平和と安全を祈る「宇宙法要」を初めて行い、今後も定期的に実施する予定。

エーザイ 国内でアルツハイマー発症予防薬の治験近く開始

エーザイ(本社:東京都文京区)は近く日本国内で、アルツハイマー病の発症予防薬の治験を開始する。認知症で最も多いアルツハイマー病の発症予防薬の実用化を目指し、開発中の薬剤「BAN2401」を認知機能が正常な人に投与する。
治験は世界で1,400人の参加を目指し、米国で先行、薬剤を4年余り投与して効果を検証する。日本では数十人の参加を見込む。
アルツハイマー病は、「アミロイドベータ」というタンパク質が脳内に蓄積し、神経細胞を壊していくことで発症するとされている。BAN2401は、脳内のアミロイドベータにくっついて除去することが動物実験などで確かめられている。

バンコク東急百貨店1/31営業終了 35年の歴史に幕 日系は高島屋だけに

タイ・バンコクの中心部にある東急百貨店の店舗が1月31日、営業を終了した。週末と重なった30~31日は、撤退を惜しむ多くの地元客が押し寄せ、入店制限がかかるほどのにぎわいをみせた。
この東急百貨店のMBKセンター店は1985年に開業。在留邦人や外国人旅行者の人気を集めたが、その後商業施設の増加で競合が激化していた。さらに今回の新型コロナウイルスによる観光客の激減が追い打ちをかけ、35年の歴史に幕を閉じた。
バンコクでは1992年開業の伊勢丹が2020年8月に閉店しており、残る大手の日系百貨店は2018年開業の高島屋だけとなった。